日本としての歴史が浅い北海道の中で、最初に栄えたのが…松前~江差町のエリア。函館が最初だと思っていた頃が自分にもありました。ところが北前船の関係で江差のほうが深い歴史を持っていると聞けばなるほど納得。
そんな北海道最古の日本文化の地はどんな場所だったのか?歴史を学びながら江差を観光といきましょう!
海の駅 開陽丸
海の駅は観光案内所・お土産・軽食・レンタサイクルなどの機能を兼ね備えた江差の観光拠点。江差観光の際はまずここに来れば情報収集が捗ります。
そして名前のとおり「開陽丸」という観光要素もここにあるのです。
開陽丸は江戸幕末期に幕府海軍に所属していたオランダ製軍艦。詳しい歴史の話は割愛しますが、榎本武揚らが乗船していた船です。開陽丸は江差沖で沈没し、のちに引き揚げられた砲弾などを、復元させた船体の中に展示しているというのがココというわけです。
外観を見るのは無料ですが中に入るのは大人500円。歴史に疎い自分ですが、中に入ってみよう!細かく見ると色々あるのですが、ざっくりと紹介します。
大砲
砲撃準備をする戦士達が結構リアルに作られている!夜に見たら怖いやつです。和風作業着の人もいれば学ランで帯刀している人も。
寝ている人
起こしてはいけません。昔の軍艦内ってこんな寝方だったのですね。二段ベッドはまだ存在していなかったのでしょうか?
体験コーナー
体験コーナーが何か所か用意されているですが、この時は新型コロナの影響で全て利用不可に・・・。大砲体験はやってみたかっただけに残念。そして体験コーナーは全てダメなのに料金は割引なしで通常通りというのも残念。
引き揚げ品展示
実際に開陽丸で使われていた船具や部品の展示です
実際の砲弾も!爆弾ではないので言わばただの金属塊ですね。
開陽丸の歴史
歩んだ歴史がここに・・・
甲板
復元した船ですが結構老朽化は進んでいるようでサビが目立ちます。景色的なものはあまり期待しないほうが・・・。甲板から、もしくは甲板で見れるものをもう少し配置したほうがいいような気も。
開陽丸記念館 | |
住所 |
北海道檜山郡江差町字姥神町1-10 |
営業時間 |
9:00~17:00 |
休館日 |
4月~10月 / 無休 11月~3月末 / 月曜日・祝日の翌日 12月31日~1月5日 |
入館料 |
500円 |
所要時間 |
30分~1時間 |
駐車場 |
無料 |
公式URL | http://www.kaiyou-maru.com |
かもめ島
海の駅開陽丸と隣接した奥にあるのが「かもめ島」、江差で一番の景観スポットと言っていいと思います。
キャンプOK
かもめ島に入ってすぐのビーチにテントを張ってもよし、かもめ島を登ったところに陣取ってもよし、トイレも完備されています。
厳島神社と瓶子岩
江差にも厳島神社があるのです。この鳥居は2015年に創建400年を記念して建立されたもの。鳥居の奥に瓶子岩が見えるというこの配置…フォトジェニックを狙ったと見た!
散策道
かもめ島に沿うように海上散策道から覗いた海はもちろん透明。よく見ると黒いトゲトゲが・・・ウニがあちこちに生息しているのが見えるんです。でも採ったら密漁なのでダメ、絶対!
散策道が終わり岩盤に、そしてさらに導きのままに進むと岩盤地帯に。ここからがかもめ島の本領発揮です。
美しい岩盤地形
断崖あり、波の侵食によってできた平地ありのこの景色はまさに自然が芸術!潮位の変化がかなり少ない江差ならではの地形かも知れません。
この広い平地はすごい。似たような地形はどこか・・・思い出せないっ!
釣り人達も集まる釣りスポット。何が釣れるのか?色々だそうです。お話を伺った方はホッケが1匹釣れていました。
上から周囲を一望してもすごい。ガクンと岩場が削れてそこから左右に広がる平地。
幸せになる鐘と灯台
かもめ島には芝生が生えてるエリアもありまして、ここに鐘があります。神よ、オレを祝福しろっ!!音色はいまいちでした。
灯台は展望台も兼用、ここからの海に沈む夕日が綺麗に見えるんだとか。さらにこの灯台は「恋する灯台プロジェクト」というものに参加しているらしいのです。なにそれ…?
調べてみました!
要するに恋人の聖地の灯台版のようなものらしいです。でもこの灯台には恋人の痕跡らしきものは一切見当たりませんでした。恋人の聖地のように南京錠だらけじゃなくてよかったよかった。かもめ島の景観を損ねてはいけない!
かもめ島 | |
住所 |
北海道檜山郡江差町字鴎島 |
料金 |
無料 |
駐車場 |
無料 |
灯台は別にさほどなんですが、とにかくかもめ島は地形が面白い!そしてキャンプ場は無料です。バーベキューもできます。釣りもできます。
開陽丸に入館しなくても、かもめ島に来てくてください。江差に来たらかもめ島、遊びに来る価値ありありスポットです。
江差観光はまだ続きますが、一気に書くと長くなるのでここまでが前編。次回は江差の街の歴史的な建物などをめぐります。
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