小豆島在住の友人に島内観光ガイドをお願いし、全てお任せで連れて行ってもらった観光スポットを紹介しますシリーズ第1弾。どうやってこんなものが?という不思議な岩が山の上にあるのです。
重岩(かさねいわ)
小瀬石鎚神社の御神体としてその山上に鎮座しているのが重岩。まずは小瀬石鎚神社を目指して細い山道を登っていきます。
車1台分の幅しかなく、すれ違える場所もほとんどないので対向車が来ないことを願うばかり…。ヘアピンカーブもあるので7人乗りのワゴン車などは厳しいかも知れません。小豆島ではコンパクトカーがいいって地元の人も言っています。
上まで登るとそこそこ広い駐車場があり一安心。このあたり一帯は大阪城の石垣を作るために採石を行った丁場跡で、採った石は島の北にある港から大阪へと運ばれたそうです。
それではここから神社参拝、まだ歩いて登りますよ~。
左側通行で長い階段を登るはぁはぁ…。
階段を登りきれば神社の社殿に到着です。どうやらここは基本的に無人のようですね。
重岩はさらに上にあり!本番はここからでした。
階段がなくなり岩をよじ登る、はぁはぁ…。階段までは左側通行でしたがここは交互通行。登る人と降りる人で譲り合いとなります。
鎖やロープが張られているので危険と言うほどではありません。濡れていなければ滑る心配もほぼ無いでしょう。けれど、軽い修験です。
駐車場から歩きはじめて10分ほどで頂上の重岩に到達。高齢の方も結構多いので難易度自体は高くありませんが、ここの標高はなかなか高いですよ。
この力強くかつバランスを取って鎮座しているのが重岩。2つの岩が重なっているらしいのですが、もっと重なっているようにも見えなくない。
地元民の友人もどうして重なったのかはわからないそうです。噴火で飛んできたのか、隆起でここまで持ち上がった?はたまた採石の時の切り残しとか?
岩の下には投入堂のように社があります。扉の奥があるということは掘ってつくったのでしょうか?下手なことをしたら下の岩が崩れて上の岩が…なんてことになりそうなのに、挑戦心が出てしまったのですね。
本当に重なっているだけっぽいので地震で崩れることもあるのでは!?もしこの細長い岩が抜けたらジェンガ方式で崩落して下界に…などと考えてしまう絶妙バランス。
重岩も凄いけれど眺めも良い。見えているのは手前が小豊島で奥が豊島、その奥が玉野市ですね。
ここから見下ろすと海の透明度もよくわかります。
注意するのは上りよりも下りの急斜面ですよ。上りでは気づかなかったけれど、下り階段からの景色もいいじゃなーい。
駐車場からの往復と景色を眺める時間を合わせても30分ほどです。軽いアスレチックくらいの感覚で行ってみればいいのです。よく考えると一番注意すべきは駐車場まで登ってくる道路かもしれませんね。
重岩 | |
住所 |
香川県小豆郡土庄町3745 |
参拝時間 |
24時間 |
所要時間 |
20~30分 |
入場料 |
無料 |
駐車場 |
小瀬石鎚神社駐車場を利用 |
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