札幌市の豊平峡ダムでは6月~10月の間は毎日迫力ある観光用の放水を見学することが可能です。さらに紅葉の時期にはダムを囲む山の木々が赤や黄色に変わり、多くの人で賑わう札幌随一の紅葉スポットでもあります。
電気バス
札幌市内を流れる豊平川を上流に辿っていくと、札幌の奥座敷「定山渓温泉」があり、その少し奥に「豊平峡ダム」があります。札幌市中心部からは車で1時間、定山渓温泉からは10分ほど走ると豊平峡駐車場です。そこからは先は車両乗入れ禁止!環境保全のために「電気バスか徒歩」でダムまで行くことになります。
豊平峡ダムまでは片道2km。電気バスだと5分ほどの乗車で大人往復640円、徒歩の場合は約20~30分の道のりです。整備された平坦な道なので徒歩でもいいのですが、ほとんどトンネルの中を歩くことになります。山の中を歩いて行くルートもあるそうですが熊が怖いからそれはやめておこう…。ってことで電気バスに乗り込むぅ!
温かい日はサイドの窓が全面オープンとなり開放感アップ!マイナスイオンが車内に飛び込んできやがるっ!
行きの便ではトンネルの間にある景勝地で停車してガイドのサービスもあります。
豊平峡ダム
豊平峡ダムの型式はアーチ式コンクリートダム。堤長305m・堤高102.5m(ビル34階相当)という巨大さで、貯水量は札幌ドーム31個分!はい、全然ピンときません。
この道路を境に左はダム湖、右はダム汁ぶしゃー!
アーチ式ダムの下にもうひとつアーチがある?これが噂のダブルアーチ工法!?適当に言いました。
上から覗くと怖っ!どこがかは言えませんがヒュンと縮み上がる思いです。でも虹の綺麗さで次第に伸びてきますよ。
虹を見るなら太陽の角度的に午前中が高確率!この時は6月の10時半頃でした。
一番奥からダム覗き。放水の上部にある穴は緊急時に開放するそうです。それにしてもあの壁面にある金網通路は恐ろしすぎる…、体験コーナーがあっても絶対に歩きたくないレベルです。
観光放流を行う時間は季節と曜日によって変化しますので注意!時間は下記の通りです。
豊平峡ダム 観光放流時間 |
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6月 |
土日祝 / 9:00~16:00 平日 / 10:00~15:00 |
7~8月 |
全日 / 9:00~16:00 |
9~10月 |
土日祝 / 9:00~16:00 平日 / 10:00~15:00 |
レストハウスと展望台
山の中腹に見える建物がレストハウスです。こう見るといかにダムが大きいかお分かりになるのでは?
レストハウスに行くには歩いて登る or 無料のリフトカーがあります。
その名も「だむみえ~る」、ジンギスカンやダムカレーはこちらでどうぞ。ただし営業は9月~10月の最盛期のみです。
ジンギスカンは屋外のテーブルで紅葉を見ながら焼ける風流スタイル。
レストハウスの前には豊平峡展望台があり、2021年からデッキが新設されました。
ここからはダムの放水がよくみえ~る。
ダムを囲む紅葉の山肌
見頃の始まり頃で黄色は今が最盛期で紅色はあと1週間後くらいが最盛期かなといった頃合いの様子です。ちなみに北海道の紅葉では本州のような赤はあまり見かけません。黄色が多いのが特徴。
ダムの手前から見ても
ダムの奥から見ても
ダムの上流を見ても
ダムの下流を見ても
黄葉と紅葉に囲まれている!
もみじは赤くなる前のものが9割以上という感じだったので、今後山肌の赤色は増すはずです。しかし落葉も始まっているので赤く染まるのを待ちすぎても山が寂しくなりそう。
その他の施設・設備
バス停の付近にはトイレ、飲料自販機、ベンチなど。
一番奥にあるダム資料館では豊平峡ダムや札幌の治水についてパネル展示しています。1970年代までは豊平川は氾濫を繰り返すかなりの暴れ川だったそうですが、現在はこの豊平峡ダムが守ってくれている!ダムカードも資料館で配布されていますよ。
札幌で紅葉を見るならばここ豊平峡オススメ!そして黄葉ですが北海道大学の銀杏並木も綺麗なので共に一見の価値ありですよ。
豊平峡ダム(電気バス) |
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住所 |
北海道札幌市南区定山渓840 |
運行期間 |
6月1日~11月3日 |
運行時間 |
8:45~16:00 ※下り最終16:30 |
料金 |
入場 / 無料 |
所要時間 |
1時間半~2時間 |
駐車場 |
無料 |
公式URL | http://www.houheikyou.jp |
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