江州の湖中に小島がある。その島は弁才天の聖地であるから、寺院を建立せよ。すれば、国家泰平、五穀豊穣、万民豊楽となるであろう。
というお告げを聖武天皇が夢枕で受けたことが琵琶湖北部に浮かぶパワースポット竹生島の始まりらしいのです。さらにのちに豊臣秀吉の寵愛も受けたというほどの小島には一体何があるのか?行ってみますか!
竹生島への航路
穴場は彦根航路です!竹生島へ行くなら長浜港からというのがメジャーですが、知名度は劣るものの彦根港からも船は出ておりオススメしたいのはこちらです。
観光船オーミマリン公式サイト
http://www.ohmitetudo.co.jp/marine
彦根航路の良い点
- 駐車場無料
- 彦根駅から無料シャトルバスあり
- 空いている
- 長浜航路より少しだけ安い
料金と時間
往復で大人3000円、学生2400円、こども1500円と長浜航路よりも100円ほど低い料金設定です。乗船時間は片道40分。
船は2020年7月から運行開始した「赤備え船・直政」
全席自由で余裕のある乗船率は穴場航路であるがゆえです。
それに比べてこちら長浜航路の行列をご覧ください!
実際の行列はこれよりもっと長く伸びており、混雑具合がまるで違う!この差はなに?おそらく知名度でないでしょうか。これなら彦根航路を利用したほうが断然イイ。
竹生島
竹生島は小さな無人島である上に、見学できる場所はその1/8程度しかありません。この写真で見える斜面の建物だけのベリーベリーコンパクトな観光です。
案内図を見てもかなりコンパクトなのがわかります。歩く距離は少ないものの、急な階段道が多いので足腰が悪い方はその点に留意を。
無人島なのでお店などは何もないと思いきや?お土産・食事どんとこい!エビスビールまであります。
宝厳寺
竹生島を観光するには拝観料という名の入島料500円が必須となります。
本堂
本堂で祀っているのは水の神様である弁才天。江ノ島・宮島と並ぶ日本三大弁才天らしいのですが、はっきり言うと見所はここではありません。
唐門(国宝)
ここが見所の豊臣秀吉ゆかりの唐門は桧皮葺、総黒漆塗り、金鍍金の飾金具と豪華絢爛。2020年に修復工事を終えたばかりで現在絶賛キラキラ中!
金と極彩色が眩しいっ!
獅子や鳥の装飾も鮮やか。
唐門の奥にある観音堂も豪華に綺麗に塗り替え完了!
舟廊下
観音堂と都久夫須麻神社結ぶ舟廊下は、朝鮮出兵の際の舟櫓を利用して作られたことからその名がついたのだとか。
舟廊下の本当の面白さは中ではなく外から見るとわかります。狭いスペースの急斜面に足場を組んで建てられている!
都久夫須麻神社
舟廊下とつながっているのが都久夫須麻神社の本殿。明確な区切りはありませんが、ここからは宝厳寺とは別施設となるようです。こうなったのも廃仏毀釈の煽りを受けてなんだとか。
本殿より海側の低い位置のあるのが拝殿。唐門を抜けてくると本殿→拝殿という逆順路で参拝する形になります。これにはちょっと理由がありそう。
ここでは厄除けのかわらけ投げが名物行事らしいですよ。
2枚400円で頂いた厄除けかわらけに名前や願いを記入し、拝殿から鳥居に向かって投げて両脚の間をくぐれば願いが叶う!地面が白いのは願い叶わず散っていったかわらけ達の残骸です。
ここで先程の順路が変という話に戻ります。
もうお気づきでしょう?海から鳥居・拝殿・本殿と並んでいるということは、昔の参拝者は舟で鳥居前に漕ぎ着けて参拝していたという名残だと推測しました!
以上、さらっとできてしまうパワースポット竹生島観光でした。だいたいの人は1時間ほどで見終わると思います。フェリー往復も含めた所要時間はおよそ2時間半を見積もればOKです。フェリー会社もそのように時刻表を組んでいますしね。
竹生島(彦根航路) | |
拝観時間 |
9:30~16:30 |
定休日 |
年中無休 |
料金 |
フェリー往復|大人3000円 拝観料|大人500円 |
所要時間 |
島内1時間 |
駐車場 |
フェリーターミナル無料 |
公式URL | https://www.chikubushima.jp |
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