廃棄処理するホタテの貝殻をうまく活用する方法はないだろうか?
道路に敷き詰めて真っ白な道を作ってみたらどうだろうか?
その結果、観光客の呼び込みに大成功を収めたのが北海道の宗谷丘陵にある白い道です。晴れの日には青緑白のコントラストが美しい景色が広がり、めちゃくちゃ映えるスポットなのです。
宗谷丘陵 白い道
宗谷丘陵が広がるのは日本最北端の地「宗谷岬」の目の前。稚内を訪れた大体の旅行者は最北端の碑を目指してここにやってきます。
しかし最北端に満足して宗谷丘陵まで足を伸ばさない人が意外と多いのです。これを読んでいる宗谷岬に行ったことのある方、丘陵まで行かれましたか?そのまま素通りしていませんか?
宗谷岬の目の前にある道を車で1分登ればそこに丘陵が広がっています。行ったことない人ならばすごくもったいないことをしていると断言しましょう!
起伏のある雄大な草原、そこで放牧されている宗谷牛、何体もの風車、絵になること間違いなしの絶景スポットなのです。
宗谷岬から白い道へ
宗谷丘陵の中でも特にSNS映えすると人気なのが白い道。宗谷岬の真後ろにある坂道を登って宗谷岬公園に向かいます。※宗谷公園とは別なので注意
そこから南側に広がるのが宗谷丘陵。そのまま南へ進んでいくと白い道への案内板が出てきます。白い道はフットパスコースの一部なのでその案内通りに進んでもOK。
分岐ごとに案内が出ているのでその通り従って行き、自衛隊分屯基地の横を進んで行くと道が白く変わり始めた!ここから2km少々続く白い道の始まりです。
白い道
見事に白い!これはもう白い道と例える以外ないでしょうっていうくらい白い!
道幅は車1台分
丘陵にそって多少うねりながら続く狭い道ですが一方通行ではありません。待避するスペースはあるのですれ違う車との譲り合いが大切。
右側や後ろを見れば広大な丘陵。風車
これ全部ほたての貝殻?
道路におりて確認してみましょう。小さく砕かれていますがちゃんと識別できる物が一面にびっしり。あぁ…間違いない…ほたて貝だ。
臭いはしない?
ほたての貝殻って臭いんですよ。処理場の横を通過した時とかは結構つらかったり。でもここの貝殻はちゃんと洗浄されているので臭いません。
いつでも白い?
貝殻は年に数回新しい物へと交換されているのでいつでも一定以上の白さは保たれています。ただし冬季間は行われないため、白く見るには5月~10月がオススメ。さらに交換直後なら特に白いのでそのタイミングが合えばラッキー!この時もかなり白さが際立っていたので新しくなって間もない感じでしょう。
天気の良くない日は?
それでもちゃんと白く見えます。ただやはり晴れのほうが断然見栄えが良いのは言うまでもなくです。
稚内市街地から白い道へ
西側(稚内市街地)から白い道へ行く場合は宗谷岬の7kmほど手前にある「宗谷郵便局」の横から丘陵に入るルートもあります。距離的にかなり変わってくるので北海道を時計回りする人にはこちらが効率的でオススメ。
まず国道238号線から1本内側にある宗谷郵便局を目指し、郵便局の角を曲がって、すぐの分岐を左へ。その先が「白い道の西口」となります。ただしこちらは案内板がなく少しわかりにくいので地図での確認をお忘れなく。
コメントをお書きください