大門坂～熊野那智大社・那智の滝｜片道30分のお試し熊野古道体験【和歌山観光スポット】

世界遺産・熊野古道とひとえに言ってもかなりの広範囲に渡り、過酷なコースからお手軽コースまで熊野詣は様々です。

観光要素・所要時間・アクセス・難易度など総合的にちょうどイイ「大門坂～那智大社コース」をお試し熊野古道体験として歩いてみませんか？

熊野古道 大門坂～那智山

大門坂駐車場

まずは山の麓にある大門坂駐車場に駐車、もしくはここでバスを下車します。那智の滝に向かう一本道の途中にあって、看板もデカデカとあるので迷子癖のある方でも大丈夫でしょう。駐車料金は無料。

次のトイレまでは約30分、気になる方は出発前に駐車場のトイレで済ませておくよーに！

茶屋の前を通り、鳥居をくぐり、坂を出発して約5分ほどで夫婦杉に到着。ここから石段が267段、約600ｍの杉並木道が始まります。

石畳の道ですが、かなり歩きやすいように整備されているので歩みはスムーズ。

10分ほどの登山で蛇行しながら登る車道と再び合流。ここから坂が少し急になるため貸出用の杖立が設置されています。

次に車道と会うのは山上で！古道は再び山林の中へと入っていきます。

木々が深く、日陰になるので道は少し暗い。人工的な明かりは一切ないので日没時刻には注意してください。

そこに差し込んできた太陽が参道を照らして神々しい雰囲気に。

神へお近づきになるポーズ！

最後に長い坂を登りきって30分弱の古道の旅は終了です。自分が思っていたよりも全然楽なルートでしたし、楽しみながら登れると思いますよ。

登り始めて30分、那智山観光センターに出たら休憩タイムです。

足はプルプルしていませんか？給水は済ませましたか？まだ階段は続くのですよ。

車で登ってきた場合もここから徒歩参拝となりますが、800円を支払えば那智大社横の駐車場まで乗り付けることもできます。しかし那智の滝も見学することを考慮すれば参道入口付近にとめるのがいいでしょう。

熊野那智大社

ここから那智大社までは約10分、それでは再出発といきましょう！

なぜかはわかりませんが、ここの階段は疲れるんですよ。もしや見えない力が働いている！？古道よりも疲れるかも知れません。きっとあなたの呼吸も乱れるはず！

階段が続く～、那智大社入口の鳥居を越えてもまだ階段は続きます。

さらに連続する階段、ハァハァ…。

おや？なにやら平安貴族みたいな衣装の二人組が？あの格好でこの参道を登ってきたのだとすればなかなか大変なわざですよ。

さきほどの平安貴族もお清めの護摩木をくべている！これには僕もニッコリ。衣装体験とかには関心を示さない自分ですが、これはちょっといい体験だなーと思います。

胎内くぐり

空洞になった御神木に上から入って下から出てくるという儀式。護摩木（300円）か絵馬（500円）を持って入るそうです。

ここから展望する那智の滝の落差がすごい！

少し下って三重塔と那智の滝を一緒に眺めーる。那智山の景色としてはここが随一のスポットでしょう。ちょっと日陰なのが残念。

そこから100m少々参道を下っていくと滝が見えてきた！

日本三名瀑の１つ

高さ133m、幅13m、瀧壺の深さは10m以上、流下する水量は毎秒1トンという迫力！さすが日本三名瀑に数えられるだけはあります。

ここまでは無料で見れますが、300円を支払えば「お守り＋もっと近くにある展望台まで行く権利」を獲得できます。自分は無料のこの場所だけ満足しましたが、見学者の評判は結構高いようなので行ってみる価値はあるかもしれません。