高松市民の方にお願いをしてみました。
来客用か地元民御用達かは問わず、おすすめの美味しいうどん屋に連れてってください!
すると案内頂いたのは…、香川県でセルフ形式ではない讃岐うどん店の探訪と参ります。今うどん県では、安い早いのセルフ式とは異なる「テーブルオーダー式の人気店」が増えているというのです。その中でも特に人気の高い、伝統的な讃岐うどんとは少し異なる麺のお店が今回の舞台です。
瀬戸晴れ
12月上旬の土曜日10時30分、雲ひとつない快晴の高松市牟礼町。混雑をさけるためにあえて朝食とも昼食とも言えない中途半端な時間帯の訪問です。駐車場にはまだ少し余裕がありますが、警備員を配置しているあたりでその人気が伺えます。
おっと店内はすでに満席のよう…でしたがちょうど入れ替わりでほぼ並ぶことなくスムーズに入店というラッキータイミング。お店の名前はこの日の天気と同じく「瀬戸晴れ(せとばれ)」です。
ご主人は香川で昔からの人気店である「本格手打もり家」で修行された方らしく、こちらのうどんも自家製手打ち。打っている様子も見学できるようです。
メニュー
各テーブルに用意されたメニュー表を見ると、讃岐うどんとしては王道的なうどんのラインナップです。案内人に『どれを食べても美味しいですよ』と言われ、悩む…。
『天ぷらもサクサクで美味しいですよ』と言われさらに悩む。天ぷらは丸○製麺とほぼ同価格帯のリーズナブルな設定ですね。
提供されるうどんはもちろん茹でたて。セルフ店ではタイミングが悪いと水で締めて時間が経っているうどんが…なんてこともありますが、ここではその心配は無用。時間は少し要しますが、常にベストな状態のうどんがいただけます。
うどんだけじゃなく調味料もなかなかこだわっているようですよ。
かけうどん&はも天&かき揚げ
注文してから5分~7分くらいだったと思います。満席ながらさほど待つこともなく「かけうどん」がやってきました。
続いて天ぷらが…やってこない?同時でなくてもすぐにやってくるだろうと思いきやなかなかこない。このままではうどんが伸びてしまう冷めてしまう…かも知れないのでお先にいただきまーす!
スープ
イリコの出汁がしっかりと香る、いかにも讃岐うどんらしい風味。塩分は比較的控えめのスッキリした味わいで女性ウケも良さそう。飲みきって丼を空にして帰るお客さんも多数です。
うどん
なるほど…、これは讃岐うどんとしては新しいというか、他店とは一線を画す食感で進化系と言えるのかも。写真からもわかるように角が立っていてコシはあります。けれどいわゆる剛麺ではなく、フワフワモチッと感があるのです。言うなれば讃岐うどんと福岡うどんのハイブリッド食感。この絶妙さがたまらない!
天ぷら
うどんに遅れること約3分…、地ダコ入りかき揚げ&香川県産はも天がやってきました。待ちかねましたよ!もちろんどちらも揚げたてサクサクです。
かき揚げは高さがあってかなりのボリュームで、ひとりで食べるには1個は多いかも?サクッと割っていただきます。あまっ…これは玉ねぎに加えて特にサツマイモの甘さが際立っている。スープに浸してもまた美味しい。タコは多いとは言えないけれどこの価格としては十分な量で、弾力とにじみ出るダシが良い。
はも天は大葉と一緒に揚がったものが2つと梅肉が別皿で。サクッとふわっと食感に全くクセのない上品な味わい。これはうどんに浸さずそのまま、塩や梅肉で食べるのが良い!ただ大葉は一緒に揚げないで梅の横に細切りが添えられていたほうが嬉しかったかも。最後に梅肉をうどんスープに溶いて頂くのも良し!
気になる点は2つ
ひとつめは天ぷら提供のタイムラグ。自分たちだけではなく、隣席のお客さんも同様にうどんよりも天ぷらの提供が遅く、『まだこないのかな?』と困惑していました。うどんも天ぷらも出来立てを「同時に」食べたいのに、なぜ!?
ふたつめは人気がゆえの混雑。退店した11時頃には店の外に長い行列が…。平日だろうが昼時は行列必至とのことですので出来れば早めの時間に、余裕を持って行くのが良いでしょう。ただ回転は早いようなので行列の見た目ほどは待たなくても済むそうです。
とはいえ、さすがうどんを愛する高松市民のオススメ店!瀬戸晴れは美味しさ、価格、満足度など総合的に見てもレベルの高い良店。地元民にも観光客にも人気があるのは頷けます。香川県では特異なうどんであることもその人気に拍車をかける要因でしょうね。
えぇ、リピートはあり寄りのありです!
瀬戸晴れ | |
住所 |
香川県高松市牟礼町牟礼2694-1 |
営業時間 |
9:00~15:00 |
定休日 |
木曜日・不定休あり |
駐車場 |
店前と店裏の2か所 |
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