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湯村温泉はコンパクト観光地!茹で体験と足湯を楽しむ【兵庫観光スポット】

場所は兵庫県の北西部、国道9号線沿いで鳥取県に隣接する新温泉町。ここにある湯村温泉は温泉の名を冠する自治体の温泉街なのだから、何か観光的に魅力的なものあるに違いない!と勝手に期待し、予備知識は全く持たないまま探索開始!

湯村温泉

まずは温泉街の全体像を把握するため車でぐるっと一周。なるほど…温泉街としてはさほど大きくはなく、観光的要素は源泉から半径100mほどにほぼ固まっているようですね。ならばどこかに駐車をして源泉周辺を歩きましょう。

 

駐車場

湯村温泉街の主な駐車場は有料が3か所。

  • 町営駐車場 / 普通車1日250円
    【北】源泉まで徒歩5分
    【東】源泉まで徒歩8分
  • 湯村温泉観光交流センター駐車場
    薬師湯に隣接しており源泉まで150m・徒歩3分で最寄り。1時間以内200円・以後1時間毎100円ですが、薬師湯(大人500円)に入浴すると2時間まで駐車無料になります。

結論から言うと、湯村温泉街を観光するだけなら1時間もあれば十分、長くても2時間は滞在しないでしょう。なので観光交流センター利用がオススメ。自分は観光+温泉(薬師湯)の入浴でも2時間で間に合い、駐車料金も無料に。

 

薬師湯からは春来川に沿って南に向かうだけ。すぐに温泉街中心部ですよ。

温泉街中心部

カフェや土産物店などあるのはほぼこの周辺、と言っても数えるほどしかない寂しい感じなのはここだけの話。

 

あ、これは物議を醸したという温泉むすめ。

 

Yumuraのモニュメントでは記念撮影をしている人が結構いますね。夜は幻想的に光るのかな?と思ったら暗いままだった…。そこはもう少し頑張ろうよ湯村温泉!

 

温泉が段々と落ちていくこのギミックは湯時計らしいのですが、一体何をどうやって見れば時間がわかるのかがわかりません。ならばネットで調べるべし!それによると、一番下に溜まったお湯によって大師像の杖が20分に1回上下するそうです。

荒湯(源泉)

湯村温泉に湧出する49の源泉の1つである荒湯です。ここが1番の観光スポットなのは人の集まり具合から言って間違いない!

 

荒湯の売りは98度もの高温泉!それが毎分470リットルもブクブクと湧いて出てきているのです。地面を触ってみると天然の床暖房になってるじゃないか!

 

そしてこの豊富な高温泉を使った湯村温泉最大のアトラクションがここにあるのです!「かみの湯つぼ」は温泉たまごを作るための専用スペース。

 

温泉たまごはよくありますが、これは珍しい飲み物温め処。缶や瓶ごと入れられるようにカスタマイズされているのです。温め時間の目安も細かく表記されていてバッチリ。

 

さらに「したの湯つぼ」は山菜などを茹でるための専用スペース。荒湯に含まれる重曹の成分によって、山菜などを茹でるとあくが抜けて美味しくなり、温泉を使って作る湯豆腐(木綿豆腐)は絹ごし豆腐のようになめらかになるそうです。

 

これだけ充実しているのならば体験してみねばなるまい!体験しなかったらもう観光することが…。

 

温泉たまごづくり

しかしながら食材は何も持ち合わせていません。そこで活躍するのが荒湯の前にある荒湯センターというお土産物店。

 

ここならば温泉たまご用にネットと紐付きの生たまごがあり!

 

さらにはトウモロコシやサツマイモもあり!豆腐をパックごと荒湯に入れれば湯豆腐もできるかも?

 

少し悩みましたが、その後の持ち運びを考えてオーソドックスなたまごを購入した弱気な私をお許しください。たまごは紐付きネットに入り、持ち運び用の袋、殻入れ用の袋、紙に包まれた塩がセットになっています。

 

後はかみの湯つぼの釘に紐をひっかけて待つだけ。茹で時間の目安は半熟9分~固ゆで12分なので今回は10分で!ただ待っているのも退屈なのでその間に足湯に入りましょう。自分の卵は19番、戻ってきた時に忘れないように!

 

川に沿って作られた長い足湯の名前は「ふれ愛の湯」。家族やカップルがほとんどという中で1人で訪れた自分さえもその愛で温めてくれる優しい存在。のはずが端の方だと意外とぬるかったり。これは暖を求めてカップルが陣取る噴出口周辺に近づくしかあるまい…。

 

たまごを吊るしてから足湯に移動し、靴と靴下を脱いで裾を捲って入浴、温まって、拭いて靴下と靴を履いて、たまごの救出に戻る。これで10分って意外と短かく忙しかったのです。もう少しだけ温もりを感じていたかった…。

 

しかしながら温泉たまごは成功。狙い通りの半熟加減な上に、白身がプルンプルンしているじゃないですか!これが荒湯の効果なのか、たまご自体の品質なのかは定かではありませんが、美味い!

 

といった感じでアトラクションを楽しんだ後は〆の薬師湯へ。駐車券を受付で提示すれば2時間無料になるのでお忘れなく!

 

お風呂から上がって再び荒湯に行ってみるとライトアップと湯けむりでまた違った風情があり。そしてなぜか奥の山には「夢」の文字が輝いていたのです。

 

湯村温泉の観光はかなりコンパクトで散策するというほどでもありません。しかし荒湯と足湯には風情もあって、軽く寄り観光としてはアリですね!

湯村温泉

住所

兵庫県美方郡新温泉町湯1248

営業時間

足湯は7:00~21:00

定休日

年中無休

所要時間

30分~1時間

駐車場

町営または薬師湯を利用
公式URL http://www.yumura.gr.jp
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