東日本大震災から復興の歩みを始めた浪江町。津波によってほとんどが流されてしまった請戸地区の漁港が2020年4月に再開しました。
以前は住宅街でもあったことを考えると、はっきり言ってまだ無に等しい状況です。しかし請戸復興の第一歩はここ請戸漁港から踏み出さたようです。
その請戸漁港からほど近い場所にポツンと一棟の水産加工会社があります。ここも震災から再出発した企業、9年ぶりに営業を再開した柴栄水産です。
柴栄水産 いちます
会社の名前は柴栄水産、工場併設の販売所を「いちます」と呼ぶようです。軽い気持ちで覗いてみたらこれがかなり魅力的な品揃えだったのです!
柴犬+エイのマスコットキャラクターがかわうぃーね!
海産物が安い
請戸港で水揚げされた鮮魚がズラリと並びます。生ツブ貝が1kgで480円!?
大きめのイシガレイが1尾930円、タイ・ホウボウ・クロソイなども1尾500円前後。これを刺身にしてほしい場合は1尾につき200円で捌いてもらえます。
すでに刺身になっているパックもありますよ。アジも食べたいけどヒラメも食べたいなー、でも2パックは多いしなぁ・・・という時はハーフ&ハーフにしてもらえます!
ここでの戦利品は「食べる煮干し280円」と「アジとヒラメの刺身合盛り560円」です。ともに結構な量があるので間違いなく安い。
店内で社長さんとお話していた中で自慢の一品だというのがこの煮干し。普通の煮干しよりも柔らかく、生で食べても良し、フライパンで醤油とみりんと共に炒めても良し!と熱弁する社長は気さくな田舎のお父さんという感じの良い方でした。
実食
店内で食べるスペースはありませんが、ちゃんと箸・わさび・しょうゆと皿をもらえるので助かります!
刺身
アジの厚切りっぷりがすごい!こんな切り方のアジは見たことがありません。
うんまーっ!
脂がしっかりのっていてこんなに分厚いのに溶けるように食べれてしまう。しょうがとか一切いらない臭みのなさ。
このアジのヤバウマ・・・
アジが大好きな僕の人生で最高に美味しかったアジは宇和島、もしくは長崎の五島列島で食べたアジでした。そう、このアジが人生最高を塗り替えたのです!
ヒラメも美味しいですがアジの感動には及びません。美味しいのですけど、ヒラメは北海道が美味しくて。
煮干し
食べる用なのでサイズは小さめ。社長が言っていたように柔らかめで食べやすい。
あ、これ食べ始めたらなかなか止まらないやつだ。気づいた時には結構食べてしまっているという社長の罠にハマった!これはまた次回も購入しよ。
浪江町の復興はまだまだ始まったばかりですが、すでにこんな良いお店もできています。千葉から大量に買いに来るお客さんもいるんだとか。僭越ながら僕も歩き出した浪江の復興を応援していきたい。
頑張れ浪江町!
柴栄水産 いちます | |
住所 |
福島県双葉郡浪江町大字請戸字古川15-7 |
営業時間 |
10:00~16:00 |
定休日 |
日曜 |
駐車場 |
無料あり |
公式URL | http://www.shibaei.co.jp/index.html |
コメントをお書きください
有限会社 柴栄水産 (木曜日, 11 3月 2021)
お買い上げありがとうございました。
今日で震災から10年が経ちましたが、これからも地元請戸漁港で水揚げされる自慢の魚介類を提供させていただきます。
今後もよろしくお願い申し上げます。
もずく(管理人) (木曜日, 11 3月 2021 19:05)
【柴栄水産さんへ】
人生最高のアジをありがとうございました!
まだまだ険しい道のりだとは思いますが、浪江町が元気になるよう願っております。