日本における現存12天守の1つで国宝でもある長野県松本市のシンボル松本城。その外観は特に美しく、昼の顔と夜の顔で印象が変わるため1日で2度楽しめるお城でもあります。
ちなみに残りの現存12天守を全て挙げると・・・弘前城、丸岡城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城、備中松山城、丸亀城、伊予松山城、宇和島城、高知城となります。
堀の外側
城の写真を撮るなら堀の外側、松本城公園からがオススメ。公園は無料で24時間開放されているのでいつでも好きな時に城を見ることができます。
北東側から埋橋を挟んだアングル
橋のライトアップはないので撮影するなら日中限定、できれば太陽の高い時間帯が良いでしょう。夕方に撮影すると橋が少し目立たない感じになってしまいます。
堀の南東側からのアングル
水鏡が一番映えるのがこの位置だと思います。人間も城も斜め顔が一番キレイに見える説ありですか?
入城
それでは内堀を超えて有料の城内エリアへ参りましょう。通常期の最終入場は16時半、夜間はこの門が閉ざされます。
西日に照らされる松本城天守群は、右から乾小天守(いぬいこてんしゅ)・渡櫓(わたりやぐら)・大天守(だいてんしゅ)・辰巳附櫓(たつみつけやぐら)・月見櫓(つきみやぐら)の五棟で形成されています。
下写真の左にある突き出た部分が月見櫓、その隣の一段高くなっているのが辰巳附櫓。一番手前の小天守と大天守を結ぶ渡櫓の下から入城し、大天守→辰巳附櫓→月見櫓という順路になっています。
天守の土台となっている石垣は未加工の自然石を使用した野面積みで、400年前に積まれたままのもの。大天守は五重六階構造(見た目は五階建てだけど内部は六階建て)です。
一階と二階は武器や出土品などの展示コーナー、三階より上は城自体を見学するのが主体となっています。
夕陽が日本アルプスに沈んでいく~。
階段は急勾配注意
全7ヶ所ある階段の角度は55°~61°とまさに昔の建物、急ゆえに盗撮防止のため階段周辺では撮影禁止です。事故と盗撮防止のために各階段周辺には警備員さんが配置されている徹底ぶり。
天守最上階(六階)
地上22.1m、堀水面上23.9m高さにある最上階。通路と階段部を除いて畳16枚を敷くことが可能だそうです。それでは東西南北ぐるりと見渡してみましょう。
【東】美ヶ原高原方面
【南】松本市街中心部
【西】安曇平と北アルプス
【北】信州大学と開智学校
辰巳附櫓
花頭窓という禅宗寺院に見られるアーチ型の窓が特徴的。
月見櫓
戦いのない江戸時代初期に築造されたため、天守とは大きく異なり開放的な造りとなっている。月見の際に舞良戸を外し、畳敷きの部屋で東から昇る月を愛でたらしいですよ。
堀の南東側からのアングル
年間を通して日没から22時までは天守のライトアップが見られます。昼とは違った雰囲気で闇に浮かぶ白と黒のコントラストが綺麗。
入城せずに外観だけでも一見の価値がある松本城。余裕があれば昼に見て、夜にも見てで二度楽しむのがオススメです。余裕があれば城内もぜひ!
松本城 | |
住所 |
長野県松本市丸の内4-1 |
営業時間 |
8:30~17:00 |
定休日 |
年中無休 |
料金 |
大人700円 / 小人300円 |
所要時間 |
45分~1時間 |
駐車場 |
周辺有料駐車場利用 市営開智駐車場:100円/30分 |
公式URL | https://www.matsumoto-castle.jp |
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