東大阪市｜地元民に観光ガイドしてもらおう企画７

地元民観光ガイド企画の第７弾は大阪府東大阪市です。自分の記憶をたどってみると東大阪でどこか観光したことは・・・おそらくゼロ。東大阪の観光スポットは花園ラグビー場くらいしか知らない自分にとっては、地元民ガイドさんの恩恵はかなり大きいぞ！

と期待をしていたら、想像の斜め上をいく観光コースが提示されたのです。自分一人の観光だったらそんなの思いもつかなかっただろうな…。

東大阪市ガイド：じっぽさん

じっぽさんと初めてお会いしたのは約10年前、実は結構長いお付き合いなのです。当時は結婚する予定すらなかったじっぽさんが今では小学生のお父さん。一方僕は・・・月日とは時に残酷なものですね。

今回はそんなお父さんにお付き合い頂き、東大阪の観光ガイドをしていただきます。天候にも恵まれ意気揚々とスタートです！朝の9時過ぎにまず向かった先は…

東大阪市役所

人口49万人を抱える東大阪市のシンボルタワー？ この市役所に展望ロビーがあるということでやってきたわけですが、これは札幌市役所よりも立派なのでは…。

地上約100ｍの22階が展望ロビーで料金はもちろん無料。本当にただのロビーというか通路の一部で椅子などの設置はありません。

でもここから見る景色はなかなか良いじゃないですか！すぐそこには東大阪ジャンクション、奥に見えるポツンと高い建物はあべのハルカスで日本夜景遺産にも選定されている景色だそうです。

やはりじっぽさんは奥さんをここに連れてきていたのだろうか？答えは予想通り！結婚前に来ていたそうです。なるほど、ここの夜景は使えるっと。

そんな話をしていると下から忍び寄る影。えっ、下から？地上100ｍですよ！？

ガッツリ目が合ってしまった…。清掃作業お疲れ様です！それにしても怖くないのだろうか…。僕だったら絶対にやりたくない、生きた心地がしない。写真を見るだけで股間がキュンです。いやヒュンです。上から吊るされているだけで下はブランブランですからね？

花園ラグビー場

僕が元ラグビー部だったということで高校ラグビーの聖地花園を観光コースに組み込んでくれたようです。しかし内部の見学はできず、ラグビーミュージアムが開業する前日という…なんて日だ！

仕方ないので周辺のラグビー感を堪能していきましょう。コークオン自販機なのにコカコーラ感が一切ない花園ラグビーデザイン。

ラグビー場から駅までをつなぐ道は「スクラムロード花園」という名称。駅まで歩いてみましたが道中にスクラムを組んでいる人はいなかったことをご報告致します。

しかしラグビー関連のお店やラグビーにちなんだ商品を売り出しているお店はチラホラ。パン屋さんではラグビーカレーパンだったり、和菓子屋さんではラグビー饅頭だったり。

この花ラグ饅頭は結構よくできていて、昔のラグビーボールの色や皮の質感が出ているんですよ。自分の父親が使っていたボールがこんな感じでした。

正直ラグビーに関心のない人が行ってもあまり楽しくないだろう花園ですが、自分的には満足満足。

ガイドさん太鼓判のまずい店

昼食タイムとなりましたが何を食べるか？ここで２つの選択肢があります。１つは普通に美味しいエビ出汁ラーメン。もう１つはガイドさんが何度食べても、誰を連れて行っても非常に不味いという評価になるラーメン。どちらにしますか？

えぇ…不味いほうを選んでしまったわけです。以前からこのお店の話は聞いていて、じっぽさんがそこまで酷評することに対する好奇心を抑えきれなかったのです。さすがにお店の名前や外観はここでは伏せますのでご了承を。

注文したのはラーメンとチャーハンのセット。このラーメンが超温厚なじっぽさんをもってしても「クソまずい」と言わせた一杯か・・・心なしか緊張している自分がいた。

少し戻ってこのお店に入る直前のことです。

じっぽさんの元に届いた奥さんからの一通の連絡。何やら奥さんからお叱りを受けた内容らしいので拝見させて頂くと・・・

奥さんもここのラーメンには酷評のようで…。どうやらじっぽさんは色々な方をこの店に引き込むのが好きなようで奥さんも犠牲者だったようです。でも奥さん、怒りをお沈めください！僕は自らの責任でこの道を選んだのです！

それでは頂きます・・・！

スープをごくり…、麺をチュルチュル…

そこまでまずくない！

確かに美味しいとは言えません。スープは旨味が薄くて、麺も食感が悪くスープとの相性もイマイチ。でもクソまずいっていうほどでもないんですよ。例えるならインスタントラーメンみたいな感じなんです。

なので食べることは全然できる。しかもチャーシューは結構美味しいし。これなら道○堀にある金○ラーメンのほうがずっと不味いと思います！

もっと食べるのも厳しいラーメンを想像していただけに、期待はずれな結果となってしまいました。不味くても一切の文句はありませんが…

不味くなくてガッカリだ！

しかし予期せず期待に応えてきたのがチャーハンだったのです。

甘い！まずい！

チャーシューのタレの甘さとかではなく塩と間違えて砂糖を入れちゃった的な甘さなんですよ。本当に間違えたのではと疑うも、ガイドさん曰くこれがいつものチャーハンだそうで、しかも美味しいと言うのです。

いやいやいや！大阪のチャーハンって甘いのが標準なんですか？僕はラーメンよりチャーハンのほうが数段きついのですが！

ちなみにじっぽさんは1～2年に１回くらいでこのラーメンを食べたくなるそうです。そしてやっぱりまずいと確認して安心するんだとか。これは味覚に違いというより性癖の違いなのかも知れない。僕はこのチャーハンに２度目はないです。

酷道・暗峠越え

一部界隈では有名な国道にて酷道の308号線、通称暗峠です。

噂には聞いていましたが、実際に通るのは初めてです。国道なのに狭くて急な道だから酷道と呼ばれている308号線はどんな道なのか楽しみ。と思ったのも束の間、ガイドさんからまさかの計画が発表されました。

徒歩で越える！？

この急坂を！？

額田駅を出発し、暗峠を越えて南生駒駅まで徒歩で２時間程度。南生駒からは電車で額田まで戻ってこようという大阪と奈良を股にかけた計画です。ここで斜め上の観光コースを組み込んできましたかー。

本当に国道かよと思える細い道を登っていきます。確かにこれは車じゃなくて徒歩でよかったのかもしれない。もちろん一方通行ではありません。

暗峠最大の斜度はこのヘアピンカーブの37％！

道路のイン側にだけタイヤ痕が残っている？その理由は丁度やってきたハイエースがタイヤスモークを吹き上げながら上っていくことで実証してくれました。論より証拠なのでその仕組は文末の動画で確認してくださいな！

そんなこんなで頑張って登ること約１時間。暗峠の頂上、つまりは奈良と大阪の県境に到達です。このあたりは石畳の路で少し絵になる風景、松尾芭蕉も一句詠んだそうです。

奈良側は大阪側よりも道幅は広く傾斜もなだらかでこれと言った特徴もなし。詳細は割愛して、南生駒駅に到着したのは出発から2時間10分後でした。ここから歩いて往復する元気も時間もないので電車でワープ！

額田駅まで戻り、酷道補完計画は終了の運びとなります。お疲れさまでした！駅前にある肉の森田屋の揚げたてコロッケで栄養補充をして次なる場所へ。

◆暗峠越えの詳細についてはこちらのブログをどうぞ◆

最大斜度37％！国道で酷道の暗峠をハイキングで超える【大阪奈良観光スポット】

国道でありながら「狭いよ暗いよ怖いよー」で酷道と名高い国道308号線は大阪と奈良の間にある暗峠を超えるルート。物好き達が車で走りに行く狭き道というのは幾度となく耳にしていましたが、まさか自分が・・・歩くことになるとは！

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石切劔箭神社

白く角張った鳥居が特徴的な石切神社。石切さんの相性で親しまれ参拝客も多いという神社らしいのですが自分はもちろん初めてです。

石切神社の面白いところを端的に紹介しましょう！

お百度参りが盛んすぎる

全国各地の神社を訪れていますが、ここほどお百度参りが盛んな場所は見たことがない！お試し程度ではなく、ずっとぐるぐる回っている人が多数です。なんとお百度参り用の手荷物ロッカーまで完備されていのですから。

門前町が長い

その長さは約1kmにも及ぶロング商店街。

商店街の中でも特によく目に留まるのはおでん。

おでん！

おでん！

あちらこちらの飲食店におでんがあるほど明らかに高い提供率ですが、何故おでんなのかはじっぽさんもわからないとのこと。

占い店が多い

おでんよりも多いのが占いのお店で石切神社に約40軒もあるとかないとか。メディアの紹介されたアピール合戦も行われています。

自分が見てもらうとするならば、ここだな。

占いをスピリチュアルなものではなく統計学と言い切る潔さ。数字の裏付けがあるならば納得して帰れるかも知れない！

石切ふわり

石切という如何にも硬そうな地名とは裏腹にふわりとしているスイーツが人気というのでちょっと寄ってみました。お店の名前はシェ・アオタニ、綺麗な洋菓子店です。

味はプレーンと抹茶の2種類、値段は220円＋税。

ふわっ！とめくって中身を拝見。

ふわりの正体は生クリームにホワイトチョコレートなどを混ぜたものを、ふわふわと柔らかいスポンジケーキでサンドした洋菓子版どらやき。確かに美味しい一品でした。

◆石切劔箭神社についての詳細はこちらのブログをどうぞ◆

石切劔箭神社｜お百度参りと占いが盛んすぎるパワースポット【大阪観光スポット】

石切劔箭（いしきりつるぎや）神社は地元の方々から「石切さん」と呼ばれるパワースポットです。パワーを感じない自分でも見てわかるほどの光景がここに…！さらに多くの店が軒を連ねる門前町があり、観光として楽しめるスポットでした。

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動画とツアー結果

石切神社の観光を終えて時刻は16時半前。じっぽさんのお時間はもう少しあるとのことですが、どこかを観光するには帯に短し襷に長しの残り時間。

ここで無理してお父さんが夕飯に遅刻なんてことになっては父の沽券に関わってしまう！というわけで、暗峠の影響が翌日以降のじっぽさんの体を蝕むのかを心配しつつお別れの時です。

MINISTOPのベルギーチョコソフトで杯を交わし、じっぽさんありがとうございました！