縁結びの聖地・出雲大社から車で20分ほどの場所に、日本一の高さを誇り、世界灯台100選の1つに選ばれた美しい灯台があります。せっかく出雲に来たのなら出雲大社とご一緒にいかがですか?景色とスリルの両方がそこにあるのです。吊橋効果もあるかも?
出雲日御碕灯台
灯台のある日御碕(ひのみさき)への道は整備が完了し、全線片道1車線ずつが確保済みなので運転に不慣れな方でも大丈夫。駐車場とトイレも大きくキレイになりました。
さらに駐車場前にはビジターセンターが新設され、観光客の受け入れ体制はより万全に!
飲食店も数軒あってサザエやヒラマサなどの地元海産物を食べられますよ。
駐車場から灯台までは歩いて3分ほどで真っ白な灯台が出現!
白い巨塔
1903年に建設され100年以上経った現在も現役バリバリ。灯台の高さは46.35mで日本一、美しさは東洋一とも讃えられている出雲日御碕灯台です。
真っ白いですが白い塗料を使っているわけではありません。松江市美保関町で切り出された硬質の石材が使用された天然の白さなんですって。
灯台の上へ
灯台に登るには土足禁止!と珍しく靴を脱ぐシステムです。裸足で行くと冷たいので靴下を履いていったほうがいいですよという豆知識。
ガラス張りで内側のレンガが見えるようにされています。外側と材質が違うという点に気づいた方はご明察。外側は石材で内側はレンガ、外壁と内壁の間に空間を作った特殊な二重構造なんだそうです。
ほとんどの灯台につきものと言えば急階段。出雲日御碕灯台では163段の螺旋が待ち構えています。
すれ違いは不可能なので譲り合い。基本は降りる人優先だそうです。足場は狭く、幅30cmもないので踏み外しや滑ることがないよう慎重に。
上に行けば行くほど足場は狭まり、最後は梯子に近い急階段。女性の方はスカートを避けたほうが無難ですね。
最上階に到着したので外に出る前に自撮り棒を。というのはNGです!理由はすぐにわかります。
では外へ・・・
風が強い!!
灯台が揺れる!!!
日御碕は日頃から風が強く、冗談抜きで灯台が揺れるんです。帽子やカツラをかぶっている人は本気で注意です。出来れば事前に外しておくことをオススメします。これだけ風が強ければ自撮り棒がぶっ飛ばされる可能性もあるわけで張り紙に納得。
そして高い!
怖っ!
海面からの高さが50mもある上に強風で揺れるときたら、怖いに決まっているじゃないですか!各地で色々灯台に登ってきましたが、多分ここが一番怖いと思います。でも景色はなかなかに綺麗。入り組んだ海岸線が特徴的です。
下をよく見ると断崖の割れ目…吸い込まれないように気をしっかり持って!ではなくて、岩盤が柱状節理であることに気づきます。遊歩道も設置されているので次はあちら側から灯台を見に行きましょう。
遊歩道
海とセットで灯台を撮影できるアングルは意外と少なかったり。白と青のコントラストが美しい。
少しずれて下から見上げるアングル。夕方はここからが一番白さが際立って見えます。
灯台の上から見つけた柱状節理に関する説明書きを発見。日御碕の断崖は節理によって生まれた!ということです。
夕陽と海を眺められるデッキにはちょこんと座るカップルの姿。影がなんとも絵になるじゃないか…。
夕陽と灯台
秋の夕焼けタイムに再び灯台へ向かうと太陽がいい感じに。ここは岩場の向こうの海に沈むというロケーションも良し!人影もまた絵になります。
真っ白な灯台が夕陽を浴びて赤みを帯びている姿はこれまた美しい。
じゅ~~っ!
だるま夕陽が見られるかと少し期待しましたが、それは叶わず。
動画
灯台の上から夕陽を拝みたい場合は営業時間的に冬季のみになります。でも冬にここに来るのは気温的にも風的にもなかなかハードそうですね。
また日御碕灯台は「恋する灯台」に認定されており、特別な日にカラフルライトアップをしています。幻想的に移り変わる白亜の灯台を楽しめるそうです。
出雲日御碕灯台 | |
住所 |
島根県出雲市大社町日御碕1478 |
営業時間 |
9:00~16:30 |
定休日 |
12/30~31 |
入場料 |
中学生以上300円(灯台登頂) |
駐車場 |
無料 |
コメントをお書きください