旧中山道の坂道にできた宿場町、馬籠宿で蕎麦をすすりたい!と思いお店に向かっていた時のことです。当初の予定が遅れ、14時半頃の閉店時刻に8分ほど間に合わない!
こうなれば14時半頃の「頃」に一縷の望みを託し、ダメ元でお店に電話だ!すると『10分くらいなら大丈夫ですよ』と快く引き受けてくれたのが、お年を召された優しい感じのご夫婦が営む恵盛庵です。
手打蕎麦 恵盛庵
馬籠宿の一番上に位置する古民家のお店が恵盛庵。駐車場はすぐ横にある無料の観光駐車場を利用してOKです。
ちゃんと暖簾をしまわずに待っていてくれました!
店主さんに挨拶をすると『お電話ありがとうございます、お待ちしていました。』と笑顔を返してくれました。あったけぇ…。
メニュー
お店のオススメはざるそば、自分のオススメもざるそばです。税込料金とは言え、ざるそば1000円は観光地価格だなーと思われるかも知れませんが、そんなことはありません。その理由は後ほど明らかに。
席
大きな一枚板のテーブルと丸太椅子のテーブル席が計28席、1つの囲炉裏を囲む小上がり席が12席。古民家だけど綺麗に改装もされています。
自家製粉
使用するそば粉は長野県産など国産の玄そばをお店で挽いたもの。この時も石臼が絶賛稼働中です。
ざるそば
そば茶を頂きつつ石臼を眺めつつ、待つこと10分弱でTHE・田舎そばがやってきました。
さて前述した1000円は観光地価格とは言えない理由ですが、それはこういうことです。
蕎麦が二段でやってくるのが基本形。量としては合わせて一般的な蕎麦の1.5人前くらいですが、この二段で税込1000円ということです。手打ちそばでこの価格は別に観光地価格でもないでしょう?
薬味
ネギ・わさび・大根おろしの3種。
つゆ
カツオの香りが強い!やや甘めだとは思うのですがスッキリとキレもある。大根おろし効果もあるのかも知れません。
蕎麦
少し太めで短く、不揃いな切り方。喉越しよりも噛みごたえを楽しむタイプです。噛めば甘~く蕎麦の香り、まさに田舎蕎麦です。美味しいざる蕎麦は2枚でもペロリ!大盛りにすると3枚になるそうです。
すごい蕎麦湯
塩を加えて飲みたい!と思えるほどドロリと濃い蕎麦湯です。もちろん香りが強く、これだけ濃いのは久々に出会えました。写真からでも濃さが伝わるのでは?
恵盛庵 | |
住所 |
岐阜県中津川市馬籠5438-1 |
営業時間 |
11:00~14:30頃 |
定休日 |
不定休 |
駐車場 |
隣の観光駐車場利用可 |
公式URL | http://www.takenet.or.jp/~keiseian |
コメントをお書きください