毎年そば祭りも行われるそば粉生産日本一の地で蕎麦を食べてみたい!そう思い、未踏の地・幌加内町へやってきました。
さすがは日本一というそば畑の数とそこに咲く無数の白いそばの花の景色に感心し、町の中心部の閑散さに驚く。どのくらい何もないかというと、幌加内町にはコンビニがないくらいです。
蕎麦さえあればいいのだ!と観光することもせず、ネットで調べておいたお蕎麦屋さんに直行!お目当ては「そば屋 八右ヱ門」、幌加内で一番人気があるというお店です。
かなり並ぶこともあるとの情報でしたが、並びはなく駐車場も…嫌な予感が…!いやでもネットには木曜定休日って書いてあったので休みではないはずだし…。
月曜日も定休日だとっ!?えぇこの日は月曜日でしたとも。幌加内ってなかなか遠い地なのに…と普通なら涙で運転できなくなるところですが、はしごするつもりで目星をつけていたお店がもう一軒あるので私は泣かない!
幌加内そば 雪月花
ナビによるとここが目的地のようです。全然そば屋の空気を感じないんですけど…
商工会に観光案内所、バスターミナル!?もしかしてそば屋って待合所の立ち食い蕎麦的な店?それともグーグルマップに店の誤情報が登録されていとか?と不安がよぎります。
でもそこにはちゃんとそば屋さんが存在していた!しかも営業中、神は我を見捨てていなかった。
空腹を抱えて扉を開こうとした瞬間、10秒間のフリーズ発生。
完売
追打ち中とありますがこれは嫌な予感しかしない。まだ13時なのに。神は我の心を弄んだのですか?恐る恐る扉を開け…
『もう蕎麦終わっちゃいましたか?』
『お一人様ですか?今そば打ってるんですけど残りがもう…』
『一人前ギリギリで大盛りとかできないけどいいですか?』
『大丈夫です!』
捨てる神あれば拾う神あり!
メニュー
2020年8月現在はざるそば・もりそばともに800円に料金改定となったようです。
ざるそばには薄口のつゆ、もりそばには濃い口のつゆ。本来、もりそばとざるそばの違いは「つゆ」であり、その目印としてざるそばの上に海苔をのせているわけですが、海苔が蕎麦の風味を損ねるのでここではどちらにも海苔をのせていない。
と店の奥さんから丁寧にご説明頂く。話しやすい気さくな方です。ただ、海苔でだめなら納豆はもっと…ぶっかけだからいいのかな…と心の中で思ったのはここだけの話。
ざるそば700円(2019年当時)
これを書いていて気づきましたが、沢庵がついてくるってちょっと珍しいですよね。
多少乱切りな部分も混じる細めの蕎麦は色合いが更科と田舎の中間といった感じ。そば粉は幌加内オリジナル品種の「ほろみのり」のみを使用、店内の大型石臼で挽いているそうです。
細いながらも噛みごたえのある蕎麦は好みの食感。香りと甘みもほんのりあって喉越しもよく、どこが良いというより全体的に良い、バランス型な蕎麦といった部類かと。
薄口つゆは甘さ控えめでダシが香って後味のキレがいいスッキリタイプ。そばを何もつけずに食べてからつゆを飲む、という特殊な食べ方も時々する自分には正解の選択。しかしつゆの写真を撮り忘れーる。空腹に思考が負けたんです!
美味しかったです、ごちそうさま!
ただ少し量が物足りなく感じたのはお腹が空いていたからなのか?美味しいからなのか?蕎麦は飲み物と言わんばかりにあっという間に食べ終わってしまいました。男性は大盛りにしないと足りないかもしれませんね。しかし大盛りにすると1100円…うーん悩ましい。
幌加内そば 雪月花 | |
住所 |
北海道雨竜郡幌加内町字幌加内 交流プラザ内 |
営業時間 |
11:00~15:00 |
定休日 |
火曜日 |
駐車場 |
無料 |
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