浦島太郎が晩年にここで毎日釣りをして過ごしたという伝説が残る「寝覚の床(ねざめのとこ)」は木曽川の水流によって花崗岩が侵食されてできた景勝地です。言われてみれば浦島太郎が釣り糸を垂らしている姿が想像できる!かも?
寝覚の床
寝覚の床は国道19号線から木曽川へと降りて行かなければなりません。そのルートはいくつかありますが、もっともオススメするルートを紹介します。
臨川寺入口には注意
いかにも寝覚の床の入口的空気の臨川寺ですが、ここはおすすめしません。ただ通り抜けるだけで拝観料200円がかかるからです。
最短ルート
有料駐車場の隣にある「ねざめ亭」というお土産・食事処に駐車して寝覚めの床に向かいます。実はここが寝覚の床への入口でもあり、最寄りの駐車場でもあります。
隣にある1回500円の「寝覚めの床入口駐車場」には駐めず、ねざめ亭で駐車と買い物をして寝覚の床を見に行ってこよう作戦です。(お店からOKをもらっている方法です)
まずはねざめ亭に併設された木曽路美術館という施設の階段を降りていきます。
美術館の入口が途中にありますが、そのままスルーして階段を降りていきます。
ねざめの床→という案内に従って進み、鉄道の線路の下を抜けてさらに降りていきます。
見えてきたのは寝覚の床美術公園。前述した臨川寺から入るルートとはこのあたりで合流します。つまり寝覚の床へ行く目的なら臨川寺の拝観料はほぼ無駄課金ということです。
出発してから5分ほどで寝覚めの床がはっきりと見えてきた!そして紅葉が綺麗。
平坦ルート
寝覚の床美術公園の駐車場(上松町町営駐車場)から公園内を通って寝覚めの床まで散策するルートもあります。こちらは片道10~15分かかり、最短ではないけれど平坦ので楽。駐車場も無料です。
寝覚の床
遊歩道はここで終わり、ここから先は道なき石の上をゆくのみ!結構段差が多いのでくれぐれも気をつけてください。高齢の方にはなかなか厳しいかもしれません。
自然の神秘はつくづく凄いなーと思うこの景色。まだ緩やかな木曽川がこの岩石地帯をこの高さまで削るのには何年かかったのだろうか。
水面ギリギリまで降りることもできます。
水鏡ができるくらい穏やかな流れが作り出したこの光景に痺れるっ!
寝覚の床でひと際高い場所に建っているのが浦島堂です。
もちろん道らしい道はありませんが近くまで行くこともできます。しかしさほど見ておくべきものもないので遠目から見るだけでも問題なしですよ。
しかも元々ここは弁才天を祀っていたお堂だったが、途中から浦島太郎を祀るようになったのだとか。これは浦島太郎で町おこしを目論んだあとづけ伝説の香りがするぞっ!?
しかしそこは目をつぶり想像してみて下さい。
イマジン・・・
浦島太郎がこの岩の縁に座って釣り竿を垂らしている姿を。
浦島太郎が太公望に思えてきた!
この時ちょうど背後を通過する列車が。ここでスローダウンをして寝覚の床の景色を見せてくれる列車もあるそうです。
寝覚の床は旧中山道沿いにあるので、奈良井宿や妻籠宿といった宿場町巡りの寄り道にもちょうどイイ。ついでに寄ってみてはというより、寄ることをおすすめします!
寝覚の床 | |
住所 |
長野県木曽郡上松町上松1704 |
営業時間 |
24時間だが夜間は危険 |
料金 |
無料 |
所要時間 |
30分~1時間 |
駐車場 |
無料 |
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