「へつり」とは会津地方の方言で断崖・絶壁・急斜面を意味する言葉。福島県下郷町にある「塔のへつり」は、阿賀野川によって侵食された断崖絶壁が塔のような形に見えることからその名がついた景勝地です。
塔のへつり
会津鉄道「塔のへつり駅」で下車、徒歩7分ほどで塔のへつりまで行くことができますがほとんどの人は車でくるような場所です。
駐車場に注意
塔のへつりの駐車場は少し離れた有料駐車場、または塔のへつり前に構えるお土産店の駐車場を利用する形になります。が、少し厄介なので注意。
有料駐車場(1回300円)
塔のへつり駅前ともう少し先に進んだ所の2ヶ所に有料駐車場があります。利用するなら駅から100mほど先に進んだ駐車場が良し。手前で別の駐車場誘導員がここに入れろ的に誘導してくることもあるらしいので注意です。
お土産店駐車場
最寄りに駐めるのであればお土産店利用者用の駐車場です。
自分はへつりガーデンというお店の駐車場を利用しましたが、ここの店員さん達は結構癖が強く、押しも強い。
『買い物をしなくても無料だけど、良ければ買い物していってください』と駐車券を渡され説明を受けますが、最終的には『いっぱい買い物していってくださいね!』と強めに念を押され、買わないといけない空気になります。
無料の試食・試飲も多くて、店員さんにあれこれ食べてけ飲んでけとグイグイ押されます。きのこ嫌いだからと断っても大丈夫だから飲んでみろとキノコ汁を勧めてく押しの強さです。
でも田舎の元気なおばちゃん達という感じで、悪質な感じはないのでそこは安心してください。クセと押しが強いだけです。それが苦手な方は有料駐車場のほうがいいでしょう。
塔のへつり
お土産店駐車場から塔のへつりまでは徒歩約1分。途中に珍しいものを取り扱うお店がありましたよ!
まむし串焼4000円
ペットボトルの中には生きたマムシがウネウネ…。お店の方がそこらへんにいるマムシを捕まえてきたものだそうです。
吊り橋の向こう側にある断崖が塔のへつり。冬季はこの吊り橋が通行止めになります。
木が生い茂っているので形が少し見づらいですが、この断崖がへつり、▲▲▲という形で並んでいる一つ一つが塔。
よく見なくても、へつりの下のほうが横一文字に削られている。あれは数十年までは実際に使われていた道なんですって。
風化によって今ではその大部分が崩れてしまったそうですが、少しだけなら歩くことができます。高度は違えど黒部の水平歩道のような道です。
階段を登って2階に行くと・・・
巌窟に建てられた虚空菩薩堂。ありがたや~ありがたや~。
迷える子羊が道を誤りそうになっている!
だめだ、早まるんじゃない!落ちたら濡れるぞ!
へつりガーデン
次はへつりガーデンにある展望台から見下ろしてみましょう。写真のあの突き出た部分が展望台なのですが下から見るとなかなか怖い浮き具合ですね。
ここから見ると▲▲▲もよりわかりやすく、この展望台からの景色が一番良いかも知れない。ただし高所に対する勇気と店員のおばさま達に飲み込まれない勇気は必要です。
へつりガーデンは自家製のものからよくあるお土産・お菓子まで豊富な品揃えなので何かしら買うものは見つかると思います。数百円の買い物でも文句は言われないので大丈夫ですよ。
この時は紅葉シーズンの少し前でそこまで人は多くありませんでしたが、もう少し紅くなれば人がわんさかやってくる紅葉の名所でもあるそうです。
塔のへつり | |
住所 |
福島県南会津郡下郷町弥五島下タ林5316 |
営業時間 |
24時間自由 冬季は吊り橋通行止め |
料金 |
無料 |
所要時間 |
約30分~1時間 |
駐車場 |
有料またはお土産店利用で無料 |
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