神社という名称でありながら宗教法人登録はしていない個人の所有物です。そのため神社庁等にも所属しておらず、正しくは神社ではありません。しかし海と鳥居の美しい景色を求めて多くの観光客が訪れるのが山口県長門市にある元乃隅神社です。
元乃隅神社(旧元乃隅稲成神社)
そもそもは元乃隅稲成神社という名前でしたが、2019年1月に元乃隅神社に改名されました。その理由は「名前が長くて外国人にわかりにくい」ということらしいのですが、実のところは人気になったがゆえに…稲成的に…なんて勝手に邪推しています。
駐車場と売店
以前はただの空き地が駐車場となっていましたが、道中の道も含めてしっかり整備されました。有料駐車場の料金は普通車1時間300円(以後1時間毎100円)、二輪車1回100円。
斜面を切り拓いた段々畑ならぬ段々駐車場は以前とは比べ物にならない収容台数です。観光バスも駐車できるようになり、観光地としての人気のほどが伺い知れます。
以前はなかった売店も設置され、トイレも整備されています。本当にすっかり変わったなぁ~。これはやはりSNS効果と外国人観光客の増加が大きいのでしょうね。
参拝
と言っても本殿などは存在せず、あるのは基本的に鳥居です。
鳥居だけなのに人が集まるようになった理由は何か?それがこれです。
海へと伸びる鳥居の列
連なる鳥居の赤、空と海の青、草木の緑、これが相まって絶景の映えるスポットとして近年急激に人気がUP!稲成神社という名前だったのはこういうことだったのです。
鳥居の数は123基。斜面を降りながら左に90度曲がって海へと伸びています。
龍宮の潮吹
鳥居を降りて行った先にあるのは社ではなく、龍宮の潮吹という景観スポット。打ち寄せる波が岩礁の孔内に突入するごとに、圧縮された洞内の空気が外に出ようとして海水を噴出する噴潮現象が見られる場所です。
ですがこの日はご覧の通り穏やかな海でございまして、全く吹く気配がなし!北風が強く海が荒れた日に吹きやすく、時には高さ30mにも及ぶそうです。しかしそんな悪天候の日には行きたくないというジレンマ。やはり好天のほうが良いでしょう。
賽銭箱の遊び心
この神社に用意された一つのお楽しみ、アトラクションが賽銭箱です。通常の賽銭箱とは違って設置されている場所が…
鳥居の上部に設置されているのがわかりますか?高さは推定4mほど。みんなお賽銭投げ入れチャレンジに夢中になってしまうのです。これはなかなか面白いアイディア!
元乃隅神社がすっかり人気スポットとなった今では各種グッズも登場!鳥居が連なった「トリイネコ」という名前のキャラクターだそうです。
行き方・アクセス
最寄り駅は長門古市駅ですがそこから先の公共交通機関はありません。長門古市駅からタクシーなら約10分、2200円ほど。
自家用車の場合は国道191号線をセブンイレブン長門日置中店の交差点で曲がり、県道66号線を進む神社の東側からアクセスするルートがオススメです。
元乃隅神社 | |
住所 |
山口県長門市油谷津黄498 |
参拝時間 |
日の出から日没まで |
定休日 |
年中無休 |
所要時間 |
30分 |
入場料 |
無料 |
駐車場 |
普通車|1時間300円、以後1時間毎100円 |
公式URL | https://motonosumi.com |
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