洞爺村(トーヤムラ)を逆から読むとラムヤート、おそらくこれが店名の由来です。かつての洞爺村が市町村合併で現在の洞爺湖町となったのは2006年。元洞爺村だった場所にラムヤートがオープンしたのは2007年。店名に洞爺村の影を残したかったのではないかと想像すると、なんかかっこいい。
ラムヤート
そんなラムヤートは土日祝しか営業していない、しかも1~3月は全日休業という購入難易度がなかなか高いパン屋さんです。そのレアさに気を惹かれてお店の評価について調べてみると食べログで★3.4、Googleで★4.5とかなり高評価。
洞爺湖付近にはブーランジェリージンという大好きなパン屋があるのですが、他のお店も開拓してみたい意欲にかられてラムヤートに到着。お店は洞爺湖の北岸「とうや水の駅」の向かい側にありました。
目立った看板もなく、遠目には普通の古民家と見分けがつきにくいですが、パンを焼くための薪がたくさんあるのでここで間違いない!
店内はリノベーションされていてオシャレな感じ。パン以外の食品や雑貨なども販売しています。
というよりパンが占めている面積はこの棚だけなのでパン以外の商品のほうが多い説も。種類も決して多くはありません。
価格はやや高めくらい設定で1つ1つが大きいパンの売り方のため、最も安いもので610円~という感じです。ネット調査では棚右上のエジプト塩のパン(850円)が一番人気らしいのですが、自分が食べたいのはハード系だったのでくるみとレーズンのパンを購入です。
店主さんは物腰が柔らかい感じの方で、パンの日持ちのことなどを積極的かつ丁寧に教えてくれます。この町、このお店の雰囲気と相まってほっこりした気持ちに。
パンの袋を開けてみると、パンへのこだわり・保存方法・食べ方について書かれた1枚の紙が同梱されていました。抜粋して紹介します。
- 酵母は自家製酵母
- 生地は手ごねと自然発酵
- 自作の石窯で焼いている
- 全粒粉、玄米粉は洞爺産の低農薬
- 塩は自然塩
- ドライフルーツやナッツなどは有機のもの
くるみとレーズンのパン
ハーフサイズで610円です。1人で1度に食べるには多いですが、常温でも3日は日持ちするとのことなので安心。断面を見るとナッツやドライフルーツがしっかり。
ハード系パンなので外側は固めに焼き上げられていますが、そこまでハードでもありません。なんならそのままかぶりつくことも可能な感じです。
お店オススメの食べ方は1cmほどの厚さにスライス、バターやチーズと合わせてとありますが、そんなものは持ち合わせていないので手でちぎってそのまま頂きます!
全粒粉、はたまた自家製天然酵母だからでしょうか?酸味が結構強い。フランス系ではなくドイツ系のパンに近い感じです。確かにこれはスライスしてバターと合わせるのが良さそう。酸味が際立っているので、単体よりも組み合わせで食べる向きかも知れません。少し炙って香ばしさを出しても良さそう。
正直言うと今回のパンは酸味が自分の好みとは少し違いました。けれどお店の雰囲気は良いし、次回はエジプト塩のパンを試してみたい。そんなラムヤートでした。土日祝限定という条件がちょっとネックですけれど。
ラムヤート | |
住所 |
北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町128-10 |
営業時間 |
4月~12月の10:00~16:00 |
定休日 |
月~金曜(1~3月は休業) |
駐車場 |
なし |
公式URL | https://www.facebook.com/ラムヤートとマダ名モ無イオニギリ屋仮名-310172109001083/ |
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