❝ 北海道、オホーツク海に面した小さな町、興部町にある家族経営のチーズ工房です。ヨーロッパの農家がつくるチーズをお手本に、1996年以来独自の製法でチーズをつくり続けています。(公式サイトより抜粋)❞
これは興部町の市街地から少しはずれた草原地帯にお店を構える「チーズ工房アドナイ」の店舗PR文。ソフトクリームが有名な興部町ですが、今回はこういうチーズのお話です。
チーズ工房アドナイ
カーナビを使ってお店へ向かうも、いまいちわかりにくい。たどり着いた先で「え?ここ?」となりましたが、味のある看板を見つけここに違いないと確信。
しかし本当にここがお店なのか再び不安になります。だって廃牛舎とかですよねこれ…?
店員さんの気配もないし、お客もいない、お店の入口と確信できるものはないけれど恐る恐るドアを開け・・・開かない!?ここではないのか…。建物の中には荷物がいっぱいだし、今は倉庫として使っているのかも?
ならば奥の建物がお店なのかな?しかしこっちは新しいけれど売場の雰囲気がない。
じゃあ工場っぽいけれどこの建物?工場 兼 直売所みたいな?いやしかし下手に工場に入ったら衛生的にまずいですし…。
やはり牛舎がお店なのかもしれない。窓からよーく奥を覗き込むと・・・
あ、paypayのステッカーが貼ってある店の入口があった!正解の建物はこちらでした。はじめドアが開かなかったのは建て付けがかなり悪かったからでした…。
メニュー
さて何を買いましょうか!?説明書きとにらめっこです。わからないことはお店の奥さんが色々説明してくださいます。
肝心の値段は…あれ思ったよりもお手頃価格?
と思ったらチーズは100gの価格(税込)でした。カチョカバロなら1つ800gほどなので×680円で5000円前後になります。さすがにそれは多すぎる…ということで、店員さんが200gサイズで生地はカチョカバロと同じのスカモルツァを勧めてくださいました。価格の違いは熟成期間の長さだそうです。
ではスカモルツァはスモークかビアンコ(ノーマル)の2種類。ここはスモークを選択。そしてヨーグルトのプレーンをお願いします!〆て1403円也。
プレーンヨーグルト
カップに入ったヨーグルトは300mlあるので結構たっぷりで410円。
普段ヨーグルトを食べない自分が僭越ながら感想を述べさせて頂きます。
やや固めのヨーグルトは牛乳の香りがふんわりと。一般的なヨーグルトよりもチーズ感というか乳脂肪分感が強く、ねっとり濃い。酸味もあるので濃いわりに量もいけちゃう感じのヨーグルトです。
そのまんまで頂きましたが、プレーンなのでフルーツや何かと合わせて食べたほうがより美味しくなりそうです。イチゴかブルーベリーを合わせたい!プレーンの他にスイートもあるのでヨーグルトだけで食べる方はそちらがいいかも、チーズケーキに似た味わいがあるそうです。
スカモルツァチーズ
煙の中を生き残ってきたいい色合い。密閉されている状態でもスモークの香りがします。
原材料は生乳と食塩のみ。内容量216g×460円で993円の代物でございます。
さぁかわいいこの子をどうやって頂いてやろうか!?
そのままスライスで
じゃがいもスライスにも似た色合いですがチーズです。
スモークの香りはするがそんなに燻された感は強くありません。自分としてはもう少し煙っぽさがあってもいいかな。
それよりもチーズ自体の香りが気を引きます。ほのかに甘い独特な香りというか、例えるならココナッツミルクっぽい?そんな甘い香りがするんです。僕がよく食べている安物のナチュラルチーズにこの香りはない!
ただそのまま食べると少しモソモソとした食感ですね。裂けるチーズに似たような固さというか、これは熱を入れたほうが美味しくなりそう。ってことで次っ!
フライパンで焼いて
こんがり香ばしくな~れ♪焦げないように弱火~中火です。
表面に軽く固くハリが出て、中はトロ~リで食感の良さが大幅アップで優勝候補に躍り出ました!これは危険、次から次へと食べてしまって高級チーズが一瞬にして壊滅の危機に遭うかも知れません。熱することで香りも際立ちます。薄切りにしてカリカリに焼いても美味しいかも。
レンジで加熱してかける
レンジを利用することで全体がトロ~リとなり、フライパンよりもトロ~リ感が増します。それを塩ゆでじゃがいもとウインナーにかける!!チーズラクレットみたいな感じです。
トロ~~~リ伸び~る
これまた優勝候補現る!最大の要因はチーズ自体の塩分が控えめなこと。だからウインナーと合わせてもしょっぱすぎない!今までお店で食べたどのチーズラクレットよりも美味しい。チーズくさ過ぎない上品さがあるのもこのチーズの良いところ。
ベストな食べ方を発見?
コロンブスは閃きました。優勝候補が2つ現れたということはこれをかけ合わせればいいのでは?つまり「焼き×レンジ」です。やや厚めにスライスして片面だけフライパンで焼いて目をつけ、それからレンジで加熱して野菜などにかける。これは新大陸では!?
チーズ工房 アドナイ | |
住所 |
北海道紋別郡興部町字興部914-12 |
営業時間 |
8:30~17:00 |
定休日 |
年中無休 |
駐車場 |
あり |
公式URL | https://adonaicheese.stores.jp |
工房以外でもチーズが買える
アドナイのチーズは「道の駅おこっぺ」でも買えるほか、イベントに出店することもあるそうです。さらに札幌には直売店「Table of Grace」を構えているので札幌なら常時購入できる!しかし価格については道の駅や直売店よりも工房のほうが割安だそうです。
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