ひやま漁協大成支所 活あわび直売所ならワンコインでも買えちゃう｜【北海道・せたなグルメ】

あわびと言えばなかなか食べる機会のない高嶺の花。しかしここならば・・・手が届くっ！活きたアワビが安く手に入る！大人買いだってできる！

でもちょっとばかり行くのに時間がかかる場所なんですけどね。北海道南部の日本海側、せたな町というところに活あわび直売所はあります。

ひやま漁協活あわび直売所

せたな町大成区長磯という場所の漁港内の一角にあるこの建物が直売所。お店的なものではなく、養殖場で直売もやってるよ程度な感じです。もちろんイートインスペースなどございませぬ。

アワビくださーい！ガチャ、開かない扉、入口に鍵がかかっている。もしや…土曜日は営業していないとか？土曜日だから稼ぎ時では！？いやでもここは田舎…、特有の緩さがあっても何の不思議もない。

よく見ると不在時の連絡先が書かれています。でもこれ個人宅の電話番号っぽいけど…ダメ元でかけるだけかけてみます。・・・トゥルルルルル・・・

『もしもし』

おっ、出てくれたのはおばあさん。あわびが欲しくて直売所の前にいる旨を伝えると、今から行きますと対応して頂けました。あ、でも今から行くってどのくらいかかるんだろう？…と電話を切ってから気づく。

やや不安になりながら待つこと3分ほど、テクテクと歩いておばあさんが現る！自宅から？すぐそこの事務所から？なんにせよ、わざわざありがとうございます。

無事あわびをゲット

販売しているアワビのサイズを確認するとやはりLとLLの2種類のみ。おばあさんが言うには『ＬとLLはそんなに大きさ変わらない』とのことですが、違いの調査ということで１つずつお願いします。

あわびのサイズは指定できますが、個体を選ぶことはできません。中にズラリと並んだ水槽から職員さんがアワビをすくい取ってジッパー付き袋へ、そこに水と酸素を充填してパンパンの状態で渡してくれました。生きているアワビだけにこの配慮は嬉しい！

2つで税込み1100円、ミッション成功です！

成功したらなんだか眠くなって・・・zzz・・・2時間後・・・

吸引力の変わらないアワビ、まだちゃんと生きている証拠です。

くっついて離れないアワビ同士を強引に引っ剥がして整列！左がLL、右がLですがおばあさんの言っていた通り差は微々たるものです。これならLを買ったほうがお得と判明！

調理に入る前に大切なワンポイント、「あわびはぬめり取りが大事」だそうです。

でもでもでもでも・・・

そんなの関係ねぇ！そんなの関係ねぇ！

水の持ち合わせがなかったんです。菌の関係からも洗ったほうがいいとの話もありますが、養殖だったし大丈夫でしょとそのまま調理開始。

Lサイズは刺し身に

貝殻と身の間にちょっとした膜の切れ目があります。ここに包丁を入れて膜をカット、それから貝柱をカット！すると簡単にポロンと分離します。

肝を外し、身の先端にあるクチバシと呼ばれる穴の部分を取り外します。残りの身をスライスして貝殻に戻して完成！

この薄さでもしっかりコリコリ食感！ぬめりは残っていますがさほど気になりません。潮の香りはするものの生臭さはなく、間違いない美味しさ。このコリコリ感がクセになるぅ～！肝は醤油に溶かして食べるのもいいですが、念の為に焼いて頂きます。

というわけで次は・・・

LLサイズは焼きアワビ

カセットコンロに網を置き、アワビを載せて着火！

とにかくアワビが暴れまわる！貝から外れて逃げ出すんじゃないかっていう勢いでグワングワン暴れます。程なくすると観念しておとなしくなり、色も変わって焼き上がり～。

火を通してしまえば貝殻から外すのは簡単、箸だけでポロンです。

ん！？この貝殻の光っている部分・・・装飾に使えないだろうか？これを蒔絵にして売り出したら大儲けできるかも！？よし、この技法を螺鈿と名付けてブランディングしよう！

話を戻してアワビの断面を覧ください、肉厚ぅ～～！

コリコリ食感からグイモチ食感へ。食感は生のほうがいいですが、旨味は火を通したほうが濃くてどっちも美味しい。どっちも美味しいから何個か買って食べるしかない。でもアワビってお高いんでしょう？

Lサイズ440円（税込）

わーこれならお父さんのお小遣いでも買えちゃいますね！安心のワンコインなのでたっぷりアワビをお楽しみください。

営業情報は不確か

営業日や時間など直売所の情報はネット調べてもほとんど見当たりません。直売を目当てに行く場合は事前に電話確認したほうが良いでしょう。

問い合わせ先はひやま漁協大成支所で多分大丈夫だと思います。

【支所の電話番号：01398-4-5001】※不在時の連絡先は個人宅っぽいので伏せておきました