夏も近づく八十八夜。5月に入ると茶摘みが本格化する掛川市で、眼下に伝統的農法である「茶草場農法」が培ってきた広大な茶園、富士山、空港、伊豆半島、駿河湾や南アルプスなどを一望できる新スポット。
そんな話で掛川市民の方からご推奨頂いたとあらば、行ってみたくなるのは自然の摂理じゃないですか。その場所が粟ヶ岳山頂(標高532m)の休憩所「粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス(愛称:かっぽしテラス)」です。
かっぽしテラス
粟ヶ岳山頂までは車のすれ違いも難しい細い道が連続します。そのため運転に自信のない方は中腹にある東山いっぷく処付近の駐車場から徒歩1時間というのも手です。自分も下山時にまさかと思うハプニングに遭遇してしまったのですから…。
狭い道ながらも山頂まですんなりと到着した往路。そこには少し要塞感のある建物と茶草(ススキ)でつくられた2022年の干支・巨大タイガーが!
テラスの裏側にはマニア垂涎?の巨大な電波塔密集地帯。おかげでスマホの電波もビンビンです。
オープンは2019年、まだ新しく綺麗な建物は24時間利用可能で入場無料。10時~16時の間は1階でカフェが営業していて軽食・喫茶もOK!景色を眺めながらゆったりティータイムならこちらです。
ちゃんと綺麗なトイレもあるのでご安心を。
2階のテラスから景色を眺めーる。見晴らしは抜群!静岡空港やその奥にある太平洋まで見渡せーる。
ひょっこり頭を出して見えーる富士山とお坊さん像。
眼下には茶畑地帯。茶畑の周辺にある色の薄い草原を茶草場と呼び、秋~冬にこの草を刈って茶園の畝間に敷くのが茶草場農法です。
ここでブレイクタイム!道の駅掛川で購入した絶品くるみあんパンをいただきまぁす。
表面を固めに焼き上げた珍しいタイプのあんぱんで、これがオススメしたいほど美味しいのです。それをこの景色で食べれば美味しさ50%増し。ちなみに焼き立てよりも少し冷めてからのほうが食感のメリハリが出て良いですよ。
かっぽしテラス | |
住所 |
静岡県掛川市東山1051-1 |
営業時間 |
カフェ|10:00~16:00 テラス・トイレ|24時間 |
定休日 |
年中無休 カフェは月曜定休 |
所要時間 |
30分 |
入場料 |
無料 |
駐車場 |
無料 |
公式URL | https://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/kanko/spot-list/12456.html |
さて次はこの粟ヶ岳の山肌に刻まれた茶文字を見に行こう!テラスからではわかりませんが、少し離れたところから粟ヶ岳を眺めると茶の文字が拝めるらしいのです。
山頂から下山して茶文字ビューポイントに向かう道中で…
え・・・?
脱輪しているだと…!?
なぜこんなことになったかはわかりませんが、ご覧の通り道幅が狭くすれ違いは不可能です。さらに下からの後続車が続々と…、一本道のため大きな詰まり地帯と発展してしまっているのです!これによりしばらく身動きが取れない状態に。
さすがにこんなことは滅多にないでしょうが、車両同士の衝突事故も発生しているそうです。通行の際はゆっくりとお気をつけて!
茶文字
粟ヶ岳から下りてきた茶畑エリアです。ここからなら茶文字がはっきり見える!
この周辺は各所から茶文字を拝むことも出来るほか、駐車場のある3つの茶草場農法ビューポイントが設定されています。各ポイントはこの道を北(山側)に少し進むだけなので、全ポイントに行ってみましょう。
ビューポイント1
丸太椅子が用意されているポイント1。目の前に木々があって視界はスッキリしていませんが茶文字は見えます。
ビューポイント2
ポイント1から100m移動した場所ですが、周囲の建物などで景観としてはもう少し。
でも茶文字自体は結構見やすくズーム撮影もしやすい。
ビューポイント3
ポイント2からさらに400m移動し、茶文字から一番近く正面となるポイント3にはゆるキャンのパネルが!当時静岡県は各所でゆるキャンの波に飲まれていたのです。
ビューポイント1~3なら3が一番良い感じ。1と2は飛ばして一気に3まで来ちゃっても良いでしょう。ただ自分的には1~3よりも最初の写真の場所が茶畑と茶文字のある景観で綺麗だったなぁと思います。
そうだ、あの場所を勝手にビューポイント0としよう!
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