グーグルマップで奈良県を眺めている時に「アニマルパーク」という文字を発見。そこは山間部でお世辞にもアクセスが良いとは言えません。正直言って「こんな場所にアニマルパーク?」と疑問もありましたが、ちゃんとした県営の施設なのです。
これはなんだか妙に気になるぞ、うだ・アニマルパーク!詳しいことは大した調べもせず、勢いだけで行ってしまいました。
うだ・アニマルパーク
その名のとおり奈良県宇陀市にうだ・アニマルパークはあります。近鉄沿線からは外れるので公共交通機関では少し不便な場所。しかし入園無料・駐車場無料とはなかなか太っ腹じゃないですか。
園内は思ったよりも広く、公園の機能も備えています。しかも全体的に綺麗で、比較的新しい施設のような感じ。なのに来園者が数えるほどなのはなぜなのだ!?
小高い丘から見渡すとそこにはなかなか優雅に暮らす動物たちの姿が。広くて良い家に住んでいるじゃないですか。
ヤギと羊
ヤギ達の家の前に架けられている柱はなんだろう?段差があって結構高い位置まで上がっているけれど。
もしやこれ…、ヤギが渡るための橋ですって。ここでは各種体験などのイベントが毎日開催されているのです。そのひとつであるヤギの橋わたりは1日4回開催。
橋を渡る勇姿は拝めませんでしたが餌はやれる!買ってくださいなんて言いません。無料でワラをひと束どうぞ。
ワラを見るやいなや近づいてくるヤギ。油断するとガッツリ持っていかれるぞ!
スキを見てタッチもOK!餌を持っていなくても意外と触らせてくれましたよ。
奥では何やら学生さんっぽい人達が数名掃除の指導を受けています。この施設は動物園の飼育員研修所の役割も兼ねているとか?県営だけにあり得る。
続いて羊にも。羊はヤギよりもゆったり温厚お上品な食べ方。もふもふと愛らしい顔しやがって!
頭の黒い彼らは羊肉界の高級ブランド、サフォーク種。隙間にハマりたがるのは習性なのだろうか?
動物を触ったら手洗いを忘れずにね!
外に出ると一匹のヤギがひたすら木の皮をかじり取って食べていた。牧草に飽きた?いやその目はどこかうつろ…現代社会に疲れた目にも見える。これ以上は見なかったことにしておこう。
馬
距離があるので触れ合いはできず。人間を見てもあまり寄ってきません。
しかしポニーなら一緒に写真撮影ができる。
横に並んで写真も撮れるし、お触りだけでもOKです。とても大人しい良い子だった。
牛
見えた限りでは牛は2頭。もちろん人間なんて意に介さず、近寄ってくるどころか目線も合わせてくれません。しかし乳搾り体験ができるのです!
さぁどうぞ、ご自由におしぼりください!
模型での乳搾りでも有料の場所が多い中、ここは無料ですよ!絞らずにはいられません。人差し指から小指にかけて波打つように握っていくとピューッと吹き出る、水。ただ握ればいいってもんじゃないのです。指をなめらかにが重要。
小動物舎
コケコッコーが鳴り響いたり。
動き回るウサギを眺めたり。
猫
なんかすごく快適そうに暮らしているじゃないですか。我が家にはないエアコンまで完備されているとは!ここの動物達の中で一番優雅なのは猫達かもしれない。
綺麗な毛並みでこちらを見つめてくる!
しかしなぜこんなに猫が?というのもアニマルパーク内には動物愛護センターがあり、里親の受付もしているそうなのです。
動物学習館は展示室。さらにバター作り体験もここで。所要時間30分で参加料300円というのはやはり県営ならではの非営利設定。
自販機&休憩所とならんで軽食コーナーも。ただし営業は来園者が多く見込まれる日限定のようです。
カレーライスも安いし、ナンカレーもやすっ!このラインナップにこんにゃくが紛れているのも気になるポイント。東北地方の玉こんにゃくのような文化が宇陀にも根付いているのだろうか。
公園部分には長い滑り台が2基。どちらもローラースライダーでこれは子供が大喜びするやつですね。一部大人も喜びますが、この日はひと滑りだけにしておきました。
正直もう少しアニマル要素が多ければ来園者も増えそう。とも思いますが、無料ですし餌やりもできますし贅沢は言えません。一般的な動物園とは少し違った意味合いがある施設なんだろうと。
動物園と言うより動物のいる公園という感じでデートで行くには少し物足りない。でも小さな子供を連れて行くのには適した場所という印象です。うだ・アニマルパークレポートでした。
うだ・アニマルパーク | |
住所 |
奈良県宇陀市大宇陀小附75-1 |
営業時間 |
9:00~17:00 |
定休日 |
月曜日 |
所要時間 |
1時間程度 |
入場料 |
無料 |
駐車場 |
無料 |
公式URL | https://www.pref.nara.jp/7873.htm |
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