全国有数の鳴り砂の浜「琴ヶ浜」があることに由来して建造された島根県太田市の仁摩サンドミュージアムは全国でも珍しい砂の博物館。なんとここには世界最大のアレが設置されているのです!
仁摩サンドミュージアム
コンクリート壁から空に突き出る6つのガラス張りピラミッド群。仁摩町出身の高松伸氏が設計したこの建築が仁摩サンドミュージアムです。
ぐるっと回ってミュージアム入口へ。このピラミッドの頂点にあるのが…
世界一大きな砂時計
高さ5.2メートル・直径1メートル・砂の重量1トンのギネスにも認定された一年計です!
うわすごいっ!という言葉を用意していたのですが、高い位置に設置されているためによくわからない…。砂が落ちているのかどうかも視認できません。
でもご安心下さい。実物大のレプリカもご用意しておりますよ!
ただし砂は落ちていないため、いまいちピンとこないのが少し残念。本物はコンピューターによって1秒間に0.032g、1時間に114g、1日で2740gの砂が落ちるよう常時コントロールされているそうです。さらに天井の1年計システムを小型化した展示も。
ここまでするなら実物をもっと見やすいように出来なかったのか?と素人目線では惜しんでしまいます。きっと天井で太陽光に当てないと湿気で誤差が出るとかの理由があるに違いない。
琴ヶ浜の鳴き砂(鳴り砂)と一年計に使われている砂を比較すると目の粗さが全然違うのがわかります。鳴き砂っていうのは踏んだらキュッキュと音がなる砂のことです。
その仕組解説によると、目が荒くて摩擦係数が大きいから擦れた時に音が鳴るってことですね?また一つ賢くなってしまった…。
ピタゴラスナッチ
砂が少しずつ落ちていると思ったら止まり、違うところから落ち始め…
シーソーを動かしたり車輪を回したりしながら…
少しずつ下へ落ちていき砂紋を描く、そして飲み込まれていく。
気づけば見とれてしまっていた…そんな引力を持ったアートです。
さまざまな砂時計
奥が十日計で手前が一日計です。一日計の高さは約1m、中の砂はタクラマカン砂漠!?タクラマカンの砂をわざわざ使うには何か理由があるに違いない?
こちらも十日計。10日ごとに回転して上下反転するのだろうか?
連結型砂時計の使い道はいかに!?実用性よりインテリアとしての作品なのかも。
こちらはいかにもインテリア的オシャレさを兼ね備えた砂時計。これはちょっと欲しい!
落ちたら二色に分かれる不思議な砂時計。
体験コーナー
サンドアート
さぁあなたの絵心を見せつけるチャンスです!
アソパソマソ!?
ショボーン!?
東北楽天ゴールデンイーグルス!?
自分の絵心ではこの三部作が限界でした…。でも次に来た女性が「ショボーンだ!」と食いついてくれたのでショボーンも喜んだはずです。
枯山水
熊手を使って枯山水アートを描いてみよう。
ですが、漢は黙って・・・指!
砂絵づくり
入館時に1枚もらえる砂絵カードをここで制作。
ミュージアムショップ
別館のふれあい交流館2階にあるショップでは色々な砂時計グッズが購入できます。
ガラス工芸体験
交流館1階ではオリジナルガラス製品を作れます。事前予約がなくてもOKなので利用しやすく、料金も手頃。
テラ(永遠)の橋
交流館屋上にある橋ですが、ただの通路だと思って渡ってしまいました。
しかし通路の途中で池に設置されたハート型のモニュメントに気づきます。そこに投げ入れらている小銭。ここは…!?
この通路の名前はテラ(永遠)の橋。その説明書きを読んでみると…
わずか14mの橋ですが、建設当初から「カップルで歩くと二人の願いが叶い」「夫婦で歩けば二人の幸せは永遠に途切れることがない」と密かに語り継がれてきました。
一人で渡った場合はどうなるのですか!?
まさか永遠に1人ということなのですか!?
読む前に渡ってしまった…。ミュージアムショップでテラの橋を渡る前に時を戻す砂時計は売っていませんか!?
ご覧のとおり、仁摩サンドミュージアムはなかなか女性受けしそうな施設でした。映えにも力を入れているようで、デートにも向いているかと。その反面自分のように男性一人だと…気にしたら負けですって!
さらに毎年大晦日の23時55分から、年男年女が108人で綱を引いて一年計を反転させるイベントが開催されます。参加者は公募なので誰でも参加出来る可能性がありますよ。
仁摩サンドミュージアム | |
住所 |
島根県太田市仁摩町天河内975 |
営業時間 |
9:00~17:00 |
定休日 |
毎週水曜 |
所要時間 |
1時間程度 |
入場料 |
高校生以上730円 / 小中学生360円 |
駐車場 |
無料170台 |
公式URL | https://www.sandmuseum.jp |
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