滋賀県大津市で毎年秋に行われる「大津祭」は京都祇園祭の風情を色濃く継承した祭礼で、来場者数は10万人以上と言われる湖国三大祭のひとつ。
ここでは大津祭の開催概要「日時・駐車場・会場の行き方・イベント内容など」をお伝えしていきます。また、伝統となっている「ちまき撒き」が中止となる可能性が発生したことについても触れております。
日程と時間
2023年10月7日(土) ~8日(日)
【7日 宵宮】16:00~22:00頃
【8日 本祭】09:00~18:00頃
会場・場所・アクセス
会場 | 天孫神社とその周辺一帯 |
場所 | 滋賀県大津市京町3丁目 ほか |
駐車場 | 周辺有料駐車場利用 |
JR | 大津駅から徒歩5分 |
大津祭の特徴・見どころ
曳山
現在13基ある曳山はいずれも江戸時代に制作されたもので、各曳山にからくり人形が乗っているのが特徴。宵宮では人形を曳山から下ろし、曳山のそばの町家で展示されるので間近で見学することが可能です。
宵宮(よみや)
飾り付けされた曳山と提灯の明かり、響き渡る笛・太鼓・鉦の祭り囃子によって、幻想的な雰囲気が演出されます。
曳山巡行(本祭)
天孫神社前に集合した曳山全13基が9時頃から夕方まで市内を巡行します。巡行中はお囃子とともに厄除けちまきや各曳山の手拭いが曳山の上から撒かれ、観客による争奪戦となります。また、20数カ所で曳山の巡行を止めて精巧に作られた「からくり」を演じます。このからくりを演じることを所望(しょうもん)と言い、大きな見どころとなります。
屋台・露店
天孫神社に飲食を中心とした屋台が出店されます。
ちまき撒き中止の可能性
曳山巡行中に行われる「厄除けちまき撒き」に対し、2023年は警察から中止要請がありました。道路交通法違反にあたる可能性と雑踏事故への懸念があるとし、当日違反が見つかれば道路使用許可の取り消すこともあるという内容です。
これに対し運営側は、曳山の車輪にくさびを入れて動かない状態にしてからちまきを撒くなどのガイドラインを作成し、道路使用許可を取得。しかし今回は停止中でもちまきを撒かないと決めた曳山もあり、対応が分かれている状況です。
大津祭当日までの間に何らかの進展があり、ちまきを撒くこと自体の中止や特定場所での配布・販売などの形式変更となることもありえます。
駐車場・巡行ルートマップ
駐車場は近隣の有料駐車場を利用する形になります。公式から案内されている駐車場は下記の3か所です。
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大津駅北口公共駐車場
【料金】30分150円(最初の30分無料)
【最大料金】なし -
浜大津公共駐車場
【料金】30分150円(最初の30分無料)
【最大料金】24時まで750円 -
大津港駐車場
【料金】30分150円
【最大料金】土日祝・24時まで1000円
駐車場の場所と曳山巡行ルートは下の図のとおりです。
交通規制
10月7日の宵宮・10月8日の本祭時は宵宮飾りや曳山巡行などで交通規制が行われます
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