上州太田焼きそばを食べ比べ！清水屋本店・岩崎屋【群馬・太田グルメ】

群馬県はB級グルメの聖地かもしれないシリーズのお時間です。群馬県で焼きそばが有名な地と言えば太田市。静岡の富士宮やきそば、秋田の横手やきそばと並んで日本三大焼きそばに数えられるのが上州太田焼きそば。太田市内には約80店舗もの焼きそば屋さんがあるとか。食べ比べてみますか？

上州太田焼きそばとは？

上州太田焼きそばには一体どんな特徴が？定義は？まずはそこから始めましょう。

太田市周辺には肉体労働者が多く、『手早くしっかりエネルギー補充ができる』ということで焼きそば文化が発展したのだとか。つまり観光客集めのためにＢ級グルメとしたわけではなく、地元の人に食べられているご当地グルメというわけです。

太田焼きそばとしての特徴は、公式サイトの情報からすると『太麺・キャベツ入り・ソース』という共通点があるようです。しかしながら明確な定義については触れられておらず、いまいち曖昧な存在かも？

よくわからないなら実際に食べて調べてみよう！群馬在住の方にお店の候補を指南して頂きました。

清水屋本店

まずはやってきたのは清水屋本店。紹介してくれた方が太田焼きそばの中で一番好きだという老舗です。

太麺と聞いていましたがこれは細麺では！？どうやら清水屋本店は太田市の中では珍しく細い麺を使用しているらしいのです。となると太田焼きそばの定義は…あってないようなもの？

麺が油でコーティングされているけれど味付けはあっさりめのソース。なんか駄菓子屋の延長って感じの素朴な焼きそばです。食事よりというよりおやつ感覚！？中盛なら簡単にペロリです。

岩崎屋 

清水屋での一皿が思ったよりも軽かったのでもう一軒はしごしてみよう！太田焼きそばで一番有名なんじゃないかなと教えて頂いたお店が岩崎屋です。

開店して3分後の到着なのにも関わらず店内はほぼ満員という人気っぷり。しかも平日なのにです。これは期待できる！？

一人前よりも少し多い「大」がこちら。太っ！黒っ!!

量がわかりにくいので別アングルで。

ティッシュ箱と比べてるとこの大きさ。お皿の直径は25cm以上ありそうで結構なボリュームです。

具はキャベツのみ、肉はなし。公式サイトにあったようなTHE・太田焼きそばといった感じ。その味はソースの色黒な見た目ほどのしょっぱさではなく、酸味が効いています。ただし麺のすべりはあまり良くありません。

味としては清水屋本店のほうが好きかな。でもボリューム感は岩崎屋の圧勝！食べごたえは文句なしでしょう。

公式サイトによる太田焼きそばの特徴は前述したとおりですが、一番の特徴は「安い」ってことじゃないかと思います。清水屋本店と岩崎屋では全く異なる焼きそばでしたが、共通していたのは「安さ」なんですよね。

他にも群馬にはチャーハンやパスタでもボリュームのあるお店が多い印象なのです。やっぱり群馬県はB級グルメの聖地ということでいいのでは！？