十文字ラーメンってなんだ!?
それは秋田県横田市にある十文字というピンポイントなエリアで食されているご当地ラーメンらしいのです。横手やきそばがご当地グルメとして有名なのは知っていましたが、十文字ラーメンの存在は知りませんでした。横手ラーメンではなく十文字、果たしてどんな特徴があるのか?気になるままに食べに行ってみました。
元祖十文字中華そば マルタマ
いくつかオススメされたお店の中から選んだのは、十文字ラーメン発祥の店と謳わうマルタマ(まるたま食堂)に決めたっ!元祖や本家に弱い日本人らしさをここで発揮してみたのです。
駐車場は店舗の前と側面に20台分となかなかの広さ。店舗前は出入りが少し窮屈のため、側面に駐めるほうが楽ですよ。
メニュー
長いことお値段が変わっていないような歴史を感じるメニュー表。調べてみると2009年も2022年も中華そばは変わらず500円、しかも税込み。消費税も物価も上がっているのにずっと据え置きだなんて!
焼肉ラーメン、五目ラーメン、サッポロラーメン!?中国ラーメン!?ちょっと気になる存在もありますね。
しかし基本の十文字を知るべく『中華そばの並をお願いします』、とレジにて支払いを済ませて伝票を受け取ります。マルタマは先払いシステムなのです。
あとは伝票を持って席で待つだけ。カウンター、テーブル、小上がりのお好きな席へどうぞ~。昼のピークタイムも過ぎて空いていたので遠慮なく1人でテーブル席を専有。
中華そば
これが十文字ラーメンとのファーストコンタクト。いかにも昔ながらという素朴なビジュアルですが、チャーシュー・麩・かまぼこ・のり・メンマ・ネギと種類に富んだ具が乗っているじゃないですか。麩とかまぼこ入りは十文字で多く見られる特徴なんだとか。
スープ
味わう前からあっさり感の漂うほど綺麗に透き通~る醤油色。しかしこれを口にしてみるとなんと…、更に上をいくあっさりさ。カツオの香りが強く出ていて油分は少なく、スッキリ。他には昆布や煮干も使って出汁を取っているらしく、完全に和風味。
もはやラーメンスープというよりも蕎麦つゆ…、もっと言うなら東日本の蕎麦つゆよりもスッキリした味わいです。これはグビグビ飲めるっ!
麺
やや細めで軽く縮れている麺ですが、最大の特徴は平たいこと。わかりやすくいうならばカップヌードルの麺の形状なのです。そして食感はコシや弾力とは違う固さが少しだけ残る、そんな独特さを感じます。さらに麺の量は普通よりも多め。
食べる前には『あっさりし過ぎていて物足りないかもよ?』なんて情報も聞いていましたが、これには物足りなさを感じる人がいるのも納得。自分が全国各地で食べてきたラーメンの中でも最もあっさりな部類だと思います。
一般的なラーメンを想像して食べると少なからず違和感があるでしょう。だけど自分としてはこのスープのあっさりさはアリ寄りのアリ。一口目のインパクトには欠けるものの、飽きることなく最後までずっと美味しく食べられる。ラーメンだけどラーメンにあらず、というのを念頭に置いて食べればすべてOK!
そしてこの一杯が500円だなんて圧倒的コスパじゃないですか!
これを機に他店の十文字ラーメンに対しても興味UP。今後は丸竹食堂や三角そばあたりにも手を伸ばしていければ!
元祖十文字中華そばマルタマ | |
住所 |
秋田県横手市十文字町佐賀会上沖田37-8 |
営業時間 |
11:00~19:00 |
定休日 |
火曜(祝日の場合は営業) |
駐車場 |
無料 |
公式URL | http://marutama-jumonji.co.jp |
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