北きつね牧場｜放し飼いの北きつねに大接近！【北海道観光スポット】

北海道民にとって「北きつね」はごく身近な野生生物であると同時に少し厄介な存在。エキノコックスという寄生虫を保有している可能性があるため、積極的に近づこうとする道民はほぼいません。そんな道民が「北きつね牧場」に行ってみたら…

北きつね牧場

北海道北見市、道の駅おんねゆ温泉の裏側に位置する北きつね牧場。開業は1983年ということで建物の外観からはかなりの歴史を感じます。

館内に足を踏み入れるとレトロ感はさらにアップ！木彫りの熊やニポポ人形が大量に並ぶお土産コーナーがあり、帰り道はここを通る順路になっています。

受付で入場料を支払い、屋外の北きつね放牧エリアに出るとさっそく現れた！

近いっ！触れる距離まで近づいても逃げません。もしこれが野生の北きつねだったらここまで接近するなんて危険ですが、しかしここではエキノコックス対策が万全に取られているため大接近して見れる！触ったり餌をあげたりというのは基本的にNGですが、安全に接近できるというだけでもレア体験なのです。

生後およそ半年なのでもうすぐ大人というところまで成長しています。

ちょうど舗装路を歩いているきつねがいたので後を追いつつ接近してみましょう。

木箱の中へと姿を消してしまった…。

まだまだ他の子もいるので次なる接近＆撮影チャンスを狙います。この子は小屋の上で気持ち良さそうに寝ているから期待薄。

こっちに2匹発見！でも両方とも寝ていて動く気配がありません。

あ、起きている子がいた！こっちに近づいて来てくれるかな？

という期待も束の間にそのまま眠りに入ってしまった…。

こっちの子も寝ている…。

可愛いけれどやっぱり寝ている…。

20匹弱のきつねを見つけるものの、みーんな寝ているというまさかの事態。大接近できたのは最初に見つけた寝ている子だけ…。もっと元気に動き回るきつね達を間近で見れる光景を予想していただけに、肩を落として早々と退散することになるとは思ってもいませんでした。

ただこれは非常に運が悪かった時のパターン。普段はもっと活動的に敷地内を歩いているキツネが見られるそうです。逆に人間の後ろからカバンの紐をかじったり、手に持っているスマホを奪って巣穴に逃げるなんて事例が発生した過去もあるくらい。

そうならないようにも観覧の際にはいくつかの注意事項が掲示されていますので、その点には注意をしてきつねを愛でましょう。

今回は『タイミングが悪いとこういうこともある』というある意味最悪のパターンでお伝えしました。そう言えば、一緒に飼われているエゾタヌキの姿も見かけなかったな…。参考までにこの時は10時前だったとお伝えしておきます。