『珍妙なモノレールに乗りたくありませんか?』そんなお誘いを受けました。珍妙と聞かされれば『乗りたい』に決まっています。でも所在地が『奈良県の天川村』ってかなり山奥のほうですよね…
そんな冒険譚が始まります。
面不動モノレール
天川村の風情ある洞川温泉街エリア。前日夜にお誘いを受けた時は天理市にいたわけですが、思えば遠くへ来たもんだ。コンビニ?最寄りのデイリーヤマザキなら車で20分、大手3社ならローソンまで40分、そんな秘境に近い場所なのです。
この日乗車する珍妙なモノレールは2か所あるとのことですが、その1か所目がこちら面不動モノレールです。山の急斜面にかかる1本のレールを伝って何か下りてきた!
思わず『えぇっ』となる切り株を模した珍妙な車体。色々な意味で自分の知っているモノレールの斜め上をいっていますが、確かにモノレールです。
洞川(どろがわ)のトロッコで「どろっこ」というのがこのモノレールの愛称。なるほど確かに名前も珍妙、いや絶妙だ。
乗車料金は往復「大人500円・子供300円」、片道「大人300円・子供200円」、券売機で購入します。
どろっこに時刻表などございません。乗り場にいない場合はインターフォンで上から呼び寄せる必要があります。今回はちょうど下りてきたのでそのまま乗り込みましょう!
定員は運転手さんを含めて2席×2列×3両で12名。斜面をほぼ真っ直ぐ登っていくレールは途中からえげつない急角度に、体が後ろに引っ張られる!
こんな場所にモノレールを設置してまで向かう先にはいったい何が…?
約4分かけて登ってきた景色です!
って、展望するためのモノレールではありません。登ったところにある面不動鍾乳洞との往来がどろっこの役割、乗客は鍾乳洞へ向う人々なのです。
しかし我々は珍妙なモノレールに乗ること自体が目的だったわけで、これにてミッションコンプリート!
面不動鍾乳洞
とは言え、せっかく天川村まで来たことですし洞窟探検もしていきましょう。鍾乳洞の入場料はモノレールとは別に必要で、「大人450円・子供200円」を茶屋で支払います。
あとは自由見学という形で探検はスタート。
洞窟内は全長280m、一本道なので迷うことはありません。危ない箇所には手すりなども設置されていますし、結構歩きやすくなっています。
説明書きなどは一部にある程度で、その他は各所のネームプレートから『あ~そういうことか』と察知していきます。
この洞窟の安全を守る権現と役行者。
つらら石は多数見られますが、何万年もかけたような巨大なものは少なめ。色付きのライトアップを施している場所が多いですね。
あ、ライトアップの色が変わった。
ここも赤いということは?
はい変わりましたー!
入口から出口までは10分~15分程度、正直その途中で飽きてきた自分がいます。ここがすごいという場所も特になく、変色ライトアップも好ましくは思えませんでした。言い方を変えると、色でごまかしている感が否めないなと。
ネットの口コミではなかな高い評価を得ているようですが、自分にはあまり響かない鍾乳洞でした。そして次なる珍妙なモノレールへと旅立つのですが、そちらは良かった!というのは次の冒険譚で。
面不動モノレール・鍾乳洞 | |
所在地 | 奈良県吉野郡天川村洞川673-89 |
営業時間 |
通常|9:00〜18:00 冬期|9:00~17:00 |
定休日 |
年末年始 |
乗車料金 |
往復|大人500円・子供300円 片道|大人300円・片道200円 |
入場料 |
大人450円・子供200円 |
駐車場 |
無料 |
公式URL | https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5163/ |
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