栗の木テラス｜香り抜群の新栗モンブランに衝撃を受ける【長野・小布施グルメ】

有名な栗の産地である長野県小布施で、初めてモンブランに衝撃を受けました。栗は洋菓子よりも和菓子派という方も、モンブランを好んで食べない方も、食べたら驚きの声が漏れるかもしれない。そんなお話です。

栗の木テラス

小布施には洋菓子・和菓子・食事など「栗」関連のお店が密集しており、選ぶのに困るほど。そんな折に推して頂いたのが、紅茶とオリジナルケーキのお店「栗の木テラス」のモンブランでした。

栗のパワーを侮っていました。小布施の新栗シーズンは平日でも観光客で大賑わい。栗の木テラスは有名店とのことなので大行列をなしているのでは…？おや？並んでいない？

天は我に味方した！と喜んだのも束の間、カフェの名簿を見ると15組待ち…。1時間以上の待ち時間予想に優雅なティータイムは夢と散ります。

カフェがだめならテイクアウトすればいいじゃない！栗のミルフィーユ、栗ロール、栗プリン、マロンシュークリーム、各種栗スイーツが揃っています。しかし肝心のモンブランの文字が見当たらない。

早い時間に売り切れることもあるとは聞いていましたが、時すでに…と絶望の淵から新しいモンブランが帰ってきた！

520円という価格はモンブランとしては割安のような。しかも持ち帰りの箱には無料で保冷剤もつけてくれるご丁寧さです。

そんな新栗モンブランに失礼があってはいけません。畳を敷き、皿に乗せ、ナイフとフォークで式典の準備は完了。

それでは、ケーキ入刀でございます。上から粉砂糖をまぶしたマロンペーストの中に生クリームとスポンジケーキ、底にはタルト生地という四層構造。

『うまっ』という声が漏れました。なんと言っても栗の香りがすごい！生クリームはあくまで引き立て役、しっかりと栗が主役というのがすごく良い！こんな美味しいモンブランは初めてだ…。

自分がモンブランを好まないのは「クリームの存在感が余計」というのが理由の１つ。しかしこれはそのバランスが素晴らしい。そして飽きのこない甘さ加減も絶妙。

今までの出会ったモンブランは味見程度で『もう満足』となっていたのに、これはまだ食べたいが続きます。なんならもう一個食べたいまであります。

ろくなモンブランを食べたことがないんじゃないの？と思われるかもしれませんが、過去には1時間以上並んで大人気の新栗モンブランを食べたこともあるのです。

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それでも響かなかった自分の心に栗の木テラスは刺さったのです。しかも520円だなんて他のモンブランを圧倒する存在なのではと思ってやみません。