朝から穴子を食べて体力はバッチリの3月24日。
これは日曜から夜ふかしコースの予感。
さて、ここは呉市ですけどどこを観光します?
選んだのは・・・入船山記念館!
どうです?みなさんよく知らないでしょ?
僕も呉海軍関連の記念館らしいという事前知識だけでやってきました。
まずは旧呉海軍工廠塔時計がお出迎え。(※工廠=軍直営の軍需工場)
国内初の電動親子式衝動時計で工廠の屋上にあったものをここに移設。
1日4回音楽が流れるらしいです。
これは敷地出入りの旧検問所(予想)
だけど現在は券売所(ラップ調)
と思いきや使われていない様子。
国有形文化財の旧放題火薬庫。
石造りなのに瓦葺き屋根という珍しい構造らしい。
確かに石蔵で瓦屋根とかあまり記憶にないような。
券売所&資料館
ここでマンホールカードゲット!
実はそれが入船山記念館に来た本当の理由だったのですけどね。
でも折角なので入場料を払って見学して行きますよ。
入船山記念館 | |
住所 |
広島県呉市幸町4-6 |
営業時間 |
9:00~17:00 |
定休日 |
火曜(祝日の場合は翌日) |
料金 |
大人250円 |
駐車場 |
入船山公園駐車場 / 1時間100円 |
公式URL | http://irifuneyama.com/ |
資料館に入ると漂うカップヌードルシーフードの香り。
もうなんかその印象が強くて他をあまり覚えていません。
展示の内容としては呉海軍のお偉いさん紹介とか郷土とかの歴史的なものがメイン。
そしてドラマのロケに使われたようでサインなんかも。
「周作(松坂桃李)」と「すず(松本穂香)」のサインです。
旧呉鎮守府司令長官官舎
この建物はちょっと面白い構造をしていました。
一見綺麗な洋館ですが裏手に回ると・・・質素な外壁の和屋敷。
これ結合している1軒の屋敷なんですよ。
見学者はここから靴を脱いでどうぞ。
内部の広さはあるけれど、飾り気が少なく決して贅沢な造りという感じもない。
綺麗な部屋ではあるんですけどね。
この和館が司令長官の私的なエリア、つまり住居ですね。
やはり外観は・・・ボロさがチラホラ。
和館から一本の輝く廊下を抜けると公務を行う洋館。
この輝く壁に使われているのが「金唐紙」
現在では技術的にもかなり貴重らしい。
さきほど見た洋館の玄関内部です。
外国の要人をここから招いてお・も・て・な・し、おもてなし。
もうすぐ東京五輪ですしね。
洋館は和館と違ってちゃんと豪華。
食堂には当時の会食に出された料理のサンプルがずらーーっと。
洋食のコースのようですね、和食じゃだめなんですか?
洋館と和館の落差がすごい。
なんか金閣と銀閣がくっついたような珍しい結合建築ですね。
では次の建物へ
企画展示館
この時は先程の金唐紙について企画展中。
昭和37年に技術は完全に忘れ去られたと書かれています。
だが、金唐紙は死滅していなかった!
なんか色々書いてあるけどあまり時間がないので・・・
というところで入船山記念館を脱出。
隣にある呉市立美術館の壁面がハニカム構造で面白い。
内部にも興味はあったけれど時間がない!
なぜならこの日のメインは「未踏の地・江田島上陸&探索」なのですから。
もう12時を回っているので江田島へ急ぎますよ。
ほどなく右手の海に見えてきた自衛隊の艦体。
ちょっと見ていきますかとぶらり途中下車。
江田島・・・。
北は札幌市から南は福岡市までに点在するこのマシーンは「だし道楽」という出汁の自販機。
トビウオがまるまるペットボトルの中に入っているというインパクト。
このだし会社の所在がなんと江田島なんですって!
それだけなら「へーそうなんだ」で終わる話ですがそうじゃない。
だし道楽直営のうどん屋がここにあるっていうんだから興味も津々。
遅めのお昼ごはんにしましょうよ。
「あそこは14時までじゃない?」
向かっている最中、そんな不安なことを言う人がいるんです。
潜水艦を見終えた時刻が13時58分。
本当に14時までなら絶望、しかし希望だけを胸に抱いてお店へ急ぐ。
食べる前から負けること考えるバカがいるかよ!
14時08分到着、結果は・・・
セーーーフ!
営業は14時半まででギリギリ滑り込んだー。
この時間でも満席に近い賑わいとは期待できる!
あれ?でもここ・・・まだ江田島じゃない!?
江田島ごめん、もう少しだけ。
うどんの選択肢は「トッピング数種類×太麺・細めんの2種類」
悩んでる時間もないし人気No.1の文字に従い「細めんかすうどん 600円」
卵かけご飯は売り切れ、美味しいらしいですよ。
セルフなので食券をカウンターへ提出。
番号札を受け取って好きな席で待つ。
机の上にはちゃんと自販機のだしも完備。
ほどなく呼ばれて登場。
透き通ってるぅ~、麺はやや細めという程度。
かすはもう少し入っていると嬉しいなー。(かすっていうのはホルモンを揚げたもの)
わかめととろろ昆布、ねぎも確認。
スープ・・・・うまっ!
まろやかで優しい味、出汁の介護センターやー。
思いつきだけで書いたことは謝ります。
かすの旨味もあり、脂分もスープに合う。
やっぱりもう少しかすが欲しい!
麺の味はあまり覚えてません!(正直)
普通に美味しかった感じだと思うんですが、スープのほうが美味しくて。
でも細めんがあっさりスープと合うという印象は残っています。
一気にスープまで完食!
このうどんは是非ともまた食べたい、次回は太めんで。
ごちそうさまでした!
そして14時40分、橋を渡る。
江田島おまたせ!
幾多の寄り道を乗り越えよく頑張った、感動した!
早速ここに日本一短い渡し船があるという情報をゲット。
気になります!
江田島で最初の観光は渡し船に決定。
ただこの時、僕はまだ知らずにいた。
ここがフェリーターミナル、歴史を感じる佇まい。
おそらく一番新しいものは自販機だろう。
チケットセンターで切符を買いましょう。
すげーーー味がある。
「ひとり往復でお願いします」
「往復で200円です。桟橋で待ってれば船来ますんで~」
料金を支払って桟橋に向かう。
あれ?チケットレス?
復路の切符ももらっていないけど、まいっか。
時刻表はなく、客に合わせて随時運行するスタイルらしい。
結構大きめの船も頻繁に行き来するので浮き桟橋が揺れる揺れる。
一旦、浮島から桟橋へ避難!
すると僕の存在に気づいたのか対岸から小さい船が動き出す。
東南アジア的船がやってきた。
ぐーっと引っ張って船を引き寄せ、完了すると「どうぞー」
乗客は僕一人、貸し切りお願いします!
簡易ベンチに座るもよし、立っているのもよし。
景色を楽しみつつ軽いアドベンチャー。
こんなん子供喜ぶでしょうよ!(大人も喜んでますけど)
3分ほどの乗船で対岸に到着。
対岸のフェリーターミナルには窓口すらなく無人だった。
料金は出発した側で発着時に支払いという一括管理システムなわけですね、合理的。
付近を軽く散策してみるも民家くらいしか見当たらない。
よし戻ろう!即Uターン。
船は対岸にいるので桟橋で待ちます。
3分経過・・・こない
5分経過・・・こない
対岸に軽く手を振ってアピールしてみる・・・こない
もしかして僕、もうこの世にいないんじゃ?
8分ほど待って対岸から船が動き出した!
お待たせしました。
果たして窓口のお父さんは僕がすでに往復料金を支払ったことを覚えていらっしゃるのか?
下船し、窓口の前でお父さんと顔を合わせた時、
「あ、さっきの往復のね、どうぞー」
顔パス成功!お父さんの記憶力を疑った僕をお許しください。
往復200円で楽しい体験をありがとうございます。
さて、みなさんはお気づきでしょうか?
ここはまだ江田島じゃないということに!
江田島の隣、呉市の倉橋島だったんです。
橋を渡ったからもう江田島だと思いこんでいた。
そういう青春期によくある誤算ってやつです。
あー時刻はすでに16時だなんて。
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