四国を回り始めて4日目・・・あんなかっこいい人なかなかいませんよ!
高知県香南市で強く心に残る出会いが待っていたのです。
と、その前に・・・?
こ・・・こいつ・・・・立つぞ!!
さっきまでただの橋だったのに巨大な壁になるなんて!
というのが香南市夜須にある可動橋です。
今回はハートフルストーリーですよ。
↓動画・第13幕「高知のお接待は突然に」
手結港可動橋
手結港で「てけつこう」ではなく「ていこう」と読みます。
その名の通り船の通行のために可動する橋なのです。
駐車場は橋の横に用意されていますよ。
橋の通行可能時間は標識にあるとおり。
つまり可能と不可能の切り替わるタイミングで橋が動くというわけです。
僕は朝一で橋が上にあがる8時を狙って行ってきました。
8時ジャストに進入禁止の踏切が作動し、8時5分頃にはこんな姿に変身です。
すごく・・・そそり立っています・・・。
正面から見たらもはや壁、それくらいの急角度。
横から見てもほぼ壁、角度は約70度ですって。
支点がプルプル痙攣しているようにすら見える角度です。
管理室の上が展望台になっているので上がれます。
展望台の上から見てもやはり壁。
横から見てもやはり壁。
この高さでこの角度をキープしているって橋の下のおじさんは汗だくになっていますよきっと。
橋が上がっている時は港沿いの細い道を通って反対側にいけます。
橋による短縮時間は2~3分といったところですかね。
と考えるとなかなか贅沢な橋ですね!
香南市にはマンホールカードが3枚も用意されています。
カードをもらいに役所めぐりをしていると近くに天神の大杉というのがあるのを地図で発見。
ちょっと寄り道です。
田んぼの中の細い道を通り、山の麓にありました!
神社の御神木として大杉は祀られています。
はっきり言ってここに観光客はほぼ来ないでしょう!!
しかしこの大杉は結構な杉っぽいですよ。
国指定天然記念物なのはよしとして、それよりすごいのが燃えても生きているという所。
過去に3日間燃え続けて半分は焼けたけど生き残ったって本当ですか!?
樹齢800年超だけあってさすがに太いです。
後ろの杉の木と比べると10本分くらいの太さがありそう。
境内の寂れ具合もなかなかいい感じ。
苔の絨毯が敷かれ苔マニアもこれにはニッコリ。なはず。
香南市の赤岡地区へ。
赤岡で一番の観光スポットである絵金蔵。
金の屏風絵が収蔵されている所らしいですが撮影不可だったのでスルーしてしまう僕。
絵金蔵の向かい側にある弁天座。
こちらは見学予約が入っているけれど少しの時間ならどうぞと誘われ見学へ。
何も知らずに入りましたが、ここは歌舞伎などを行う演舞場なのですね。
じゃあ僕も梅沢富美男になりきりますか?
そして怒られる・・・・・。
弁天座を後にして一本隣の道を歩いていると看板を発見。
なんとここ、日本地図を作った伊能忠敬が測量の際に宿泊した所なんですって。
突然のお接待
この宿場は現在は「おっこう屋」という雑貨店となったようです。
そしてこのお店のお母さんとの出会いが冒頭に取り上げた出会いなのです。
このお店の前にお餅などを売りに来る行商の車が停まっており、お店のお母さんが買い物をしているようでした。
僕は伊能忠敬の説明板を読んでいた所、車の方から呼びかけられます。
「お兄ちゃん、ちょっとおいで!ご馳走してあげるから!!」
え?・・・と思いながらも行商の車のところまで行くと
「どれがいい?ご馳走してあげるから好きなのを選びな!」
お餅やおにぎりなど並んでいる商品の中からどれか選べと言うのです。
「え!? え・・・・!?いいんですか?」
急すぎて動揺しながらも、いももちを選びます。
お会計を済ませるとお母さん
「じゃあおいで、一緒に食べよう」
「え?一緒にですか!?」
いももちを1パックプレゼントされるのかと思いきやそうではない。
完全に状況が飲み込めていない僕。
お店の中に案内され、その先には中庭と椅子とテーブルが。
「今お茶入れてくるから好きなところに座って」
中庭からお母さんがいなくなり、猫と僕で待つこと5分。
お茶を出して頂き、お菓子とおにぎりをご馳走になります。
お茶を出して頂く時にお母さんが口にした言葉
「旅人よ、寄ってくれてありがとうな~」
そこからのやりとりは動画のとおりです。
通りかかりで見ず知らずの僕をいきなり招いてご馳走してくれて
「助けられているのは自分のほう」
だなんてお母さん格好よすぎるよ!
すごく心に残る出会いと言葉でした。
ありがとうございますお母さん、また近くに訪れる時は何かお礼がしたいな。
中日そば
お昼です、ご飯です、ご当地グルメです。
ここ赤岡地区には昔から「中日そば」というものがあるらしいのです。
なんで中日?とかはよくわからないままにお店に行ってみました。
メニューはいくつかあったのですが僕の目当ては中日そば。
迷わず「ちりめんちゅうにち」をお願いします。
中華麺+和のスープの融合だから中日そば。
麺は給食のようでぼそっとしてイマイチだったのですが、
スープはあっさりだけど旨味がしっかりしていてすごく美味しい!
今度は中日おこげを食べてみたい!
食後の運動で香南市ともお別れです。
しかしこの食後の運動がハードだった・・・。
世界一長い雲梯
世界一の雲梯があるのは「桜づつみ公園」の園内です。
その他にも立派なステージまである大きな公園です。
駐車場もありますよ!
これが世界一の雲梯、全長102メートルです。
結果は・・・・ご覧の通り。
一つ言い訳をさせて!!
バーが太めだし、間隔が広くてやりづらかったんだ!!
小学生の頃には雲梯なんて楽勝だったのに・・・。
悲しいけどこれが老いってやつなのね。
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