第1問:福岡のソウルフードと言えば??
とんこつラーメン!!
ではなく、地元の人には「うどん」のほうがよく食べられているらしいのです。なにせ博多はうどん発祥の地という説があるのですから。
福岡うどん研究所設立の経緯
うどんで今もっとも有名なのは讃岐うどんでしょう。麺のコシがしっかりしていて角張っているようなものが讃岐うどんの特徴。地元の人達はあまり噛まずに飲んでうどんの喉越しを楽しむのだとか。
それに対して福岡のうどんというのはコシがないんだとか。むしろうどんにコシなんて必要ない!っていうのが福岡の人たちのスタンスらしいのです。では福岡うどんって具体的にどういうものなのか?どのくらいソウルなフードなのか?
体感してみたくなるのが人の情ってやつだって僕のじいちゃんが言っていました。お茶の間の奥様方もこれを読みながらウズウズしているはずです。
そこで福岡うどん研究所の設立をここに宣言いたします!!温かい拍手ありがとうございます。現在、研究員を絶賛募集中!ご希望の方は遠慮なくお申し出ください。ここだけの話、ノーギャランティーですけどね。
初回は私「もずく調査員」が独自にかつ孤独に調査した2017年5月末までに食した福岡うどんの途中報告をさせて頂きます。なお、このシリーズは調査がある程度進行する毎に随時レポート提出という形になります。いつか卒業論文を提出できるあの日を夢見て!
福岡うどんはどういった感じなのかを調査するのが旨なので各店の細かい味の評価などは割愛。食レポではなく食文化研究なのです!!(って言っておけばかっこよく聞こえるだろう)
1・資さんうどん
まずは北九州地方に多くあるうどんチェーン店。
1番人気とのことである肉ごぼ天うどん(700円)です。
値段的には少しお高い感じがありますが、ごぼ天うどんが430円なので肉がお高いということですね。
麺のコシは確かになく、柔らかめです。
うどんの水分量が多いせいなのか結構ずっしり重さを感じます。
太さ的には讃岐のほうが太い気がしますが、麺を吸うにはこちらのほうがよりダイソンである必要があった気が。
僕の吸引力は日によって変わるので正確なことは言えませんがね。
スープはあっさりすっきりした感じでしたが、甘く煮られた肉の影響でスープも少し甘くなっています。
今後は肉なしのうどんを食べたいかなー。
2・大地のうどん
僕が行ったのは博多駅地下のお店でしたが、東京を含め数店舗展開しているようです。注文したのはごぼう天うどん480円。
麺が細めで全体的に半透明なのですが、真ん中の部分は少し白く残って色が透過していません。あれ?もしかしてコシがある??
食べてみたところほんのりコシがあり、イメージしていた柔らかい福岡うどんというのとは少し違います。そんなに柔らかいわけじゃない。
スープはさらにあっさりすっきり系で天ぷらと合わせて食べるに適した感じです。ごぼう天はかっこいい成形をされてデカデカと載っています。ボリューミーでいいのですが、さすがに最後の方は少し脂っぽい感じになってしまいました。まさか・・・これが老化!?
3・うどん平
平日の14時半頃にお店に行ったのですが、それでも20人少々入れる店内は満席状態の人気ぶりです。注文したのは・・・・ごぼう天うどん430円。福岡うどんの特徴が1つ見えてきました。値段が安い、これは重要なソウルフード要素ですね。
麺は平ため、少し柔らかい感じで歯切れがいい感じです。スープはこれまたあっさりすっきり系。このあたりから「なるほどなぁ~、これで430円なら日常的に食べるよなぁ~」と福岡うどんに対して納得し始めます。
4・みやけうどん
50年以上続く老舗にやってきました。外観も年季を感じますが、看板にも年季を感じるところで博多っ子に愛されているんだと調査欲が高まります。
うどん平のあとの連戦だったために天ぷらを避けてあっさりと「うどん300円+まる天80円」で注文。まる天というのは天ぷらじゃなくて「丸型の揚げかまぼこ」のことを言うのですよ。ねぎはテーブルに置いてあるどんぶりからお好みで入れる制。
ここのうどん・・・・これですこれ、僕が福岡うどんとしてイメージしていた感じ!!麺にコシが一切なく、水分を含んでふっくらと柔らかい。麺を口に含んで舌で押すとぐにゅーって簡単に潰し切れるくらいの柔らかさです。うどんを箸で持ち上げると重さに耐えきれずぶちっと切れたりもするくらい柔らかいのです。まさにこれがタモさんの言っていた福岡うどん!っていうイメージドンピシャの麺でした。
スープはあっさりしているのですが他店に比べて魚を強く感じます。煮干しとかにあるあの独特なクセのようなものです。カツオと昆布の出汁だけじゃないよなーーって思いながら後日調べたら、サバ節とかも使われているようです、納得。
5・大力うどん
土曜の夜7時ということもあったのですが、大型駐車場もびっしりでとにかくすごい人気です。並びも出ているのですが回転が早いので1人だとすんなりカウンターまで通されました。
今回は少し変化をもたせてカレーうどん(290円)を注文、安い!ちなみにかけうどんは170円、まる天うどんは240円、ごぼう天うどんは270円、大きめのエビ天うどんですら340円。非常にお安いのが人気の一因でもあるのですね。
麺にコシはないのですが柔らかくて切れやすいということはありません。むしろしっかりとモチモチした弾力があります。
カレースープはご覧の通りどろっと固めで非常に麺と絡みます。通常のスープはぱっとみ透き通ってあっさりそうな感じに見えました。が、味はわからなかったので次回はエビ天うどんを食べてみたい。このお店の客層はファミリーも多く地元感が非常に強い印象でした。
番外編
今回のうどんレポートはここまでですが博多の街を歩いているとうどん居酒屋なるものも発見しました。
うどんチェーンのウエストが経営しているようで、飲みの場でうどんっていうのもあるのかと感心。
福岡は想像以上にうどんの国でウルトラうどんソウルが根付いていると実感した次第です。
その他に有名うどん店として「かろのうろん」というお店があるのですがここは店内での撮影禁止でうどんの写真が撮れません。なので営業中に店前を通りましたが今回はパスしました。
今後はどうしようかなーという感じですが、このお店の隣にあるラーメン屋「一天門」が大好きなんですよ僕。ここへ来たら一天門のほうへ吸い寄せられてしまうのです。今回もまた例に漏れず一天門に吸い寄せられ・・・・
臨時休業じゃないか!!!
過去にも臨時休業にぶつかったことあるし、どうやら僕と一天門の休業相性は悪いようです。北海道からなかなか来れないのに・・・・。というわけで、かろのうろんの調査レポートを誰かお願いしますよ~~~ぅ。
今回の調査結果まとめ
- 総じてうどんの値段が安い
- ごぼう天とまる天がメニューとしてだいたいのお店にある(他地域ではあまり見ません)
- スープは薄味あっさり系が主流?出汁の素材は昆布+カツオの他に店によって違いがありそう
- 麺は柔らかい傾向にあるが食感は店によって結構違いがある
- 現時点での僕のNo.1福岡ソウルうどんは・・・・・大力うどん!
今後の調査候補店
- 能古うどん
- 牧のうどん
次回の調査はいつになるかは現在のところまだ未定ですが麺を伸ばしてお待ち下さい。ここのお店も食べてみてっていうのがあれば是非ご紹介お願いします!全国12万人のうどん女子のみなさんに向けた情報も発信していく所存であります。
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USB羽生 (Saturday, 17 June 2017 23:35)
チャーハン調査兵団は無かったことに・・・。
もずく(管理人) (Sunday, 18 June 2017 11:05)
>USB羽生さん
何を仰っているのですかいやだなぁー。
チャーハン調査兵団は秘密裏に存在しておりますよ。
それに団員からの情報が集まらないと活動出来ないんですよ。
団則作らないとダメですかね。
manbu (Sunday, 18 June 2017 11:21)
葉隠うどん :〒812-0016 福岡県福岡市博多区博多駅南2丁目3−32
ここおススメです。(10回以上のストコン済)
ぜひ、お試しください。
食べログ
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400101/40004342/
Googleマップ
https://www.google.co.jp/maps/place/%E8%91%89%E9%9A%A0%E3%81%86%E3%81%A9%E3%82%93/@33.583601,130.424646,15z/data=!4m5!3m4!1s0x0:0x3a06517eb6968b8f!8m2!3d33.583601!4d130.424646
ダヨー (Sunday, 18 June 2017 14:45)
大力だけじゃなく筑後ニハまだまだオススメうどん屋アルヨー
研究員ナリタイヨー
もずく(管理人) (Monday, 19 June 2017 21:48)
>manbuさん
ありがとうございます!
博多駅からも近いのでここなら行きやすいですね。
次回調査の時に訪問してみますね~。
>ダヨ-さん
そのおすすめのうどん屋を具体的に教えてオクレヨ-
是非研究員として写真とレビューを送ってください!!