かつての兵庫県豊岡市は「植物の柳を編み込んで作る柳行李(やなぎごうり)」という収納箱の製造が盛んな地でした。そこから発展して鞄の一大生産地となり、現在は「豊岡鞄」ブランドとして品質基準をクリアした商品を世に送り出しています。
という国内鞄の聖地・豊岡にはカバンストリートなるものがあり、そこでは自動販売機で鞄を販売しているというのです。今まで、活カキ、焼き立てピザ、金魚、ふるさと納税など様々な変わり種自販機を見てきましたが、鞄自販機は一体どんなものなのか?気になります!
カバンストリート
豊岡駅から東へ約900mに位置するカバンストリートにやってきました。さてここで問題です。このパネルはどうやって使う物でしょうか?顔出しの穴はありません。
正解は…
顔出さないパネル(もちろん顔出して撮ってもいいよ)でした。カバンを抱えていて前が見えないよーっていう演出で撮影するパネル。斬新で結構良いと思います!
ベンチの背もたれ…これはカバンの持ち手でしょ!?ただここがカバンストリートだと知らなかったら持ち手とは気づかなかったかも知れません。
カバンの自動販売機
まちなかステーションのすぐ南側に自販機を発見!カバン型デザインで表面の質感も良くできていて、持ち手も付いてカッコイイ!と思ったらこれはドリンクの自販機でした。
カバンの自販機はその隣。むしろこちらをカバン型デザインにすべきだったんじゃ…と素人は思ってしまった。
ここでどんなカバンが売られているのか、それはトートバッグでした。頒布にリベットで打ち抜かれた革の取っ手が1本という作り。
カバンは一律1500円で全16種類。但馬を訪れるコウノトリ、玄武岩の玄さんなどのご当地デザインバッグもありますねー。
この自販機が結構話題になって売れているという話を耳にしていたとおり、実際に売り切れもチラホラ。持ち運びもコンパクトですし、お土産やちょっとしたプレゼントにも面白いかもしれません。なお、カバンの自販機はこの他に豊岡駅のホーム内にも設置されているそうです。
ストリートの今後に期待
カバンストリートという名前とは裏腹に、正直全体としてはカバン感が物足りない印象の現状です。カバン店も数えるほどのようですし、自販機やパネルもこのくらいです。
お店の数は難しいとしても、カバンにちなんだユニークな展示などでストリートのカバン濃度を上げればさらなる観光客数アップが狙えるのかも。今後はトート以外の自販機が出てくることにも期待!
カバンストリート カバンの自販機 | |
住所 |
兵庫県豊岡市中央町 |
営業時間 |
24時間 |
定休日 |
年中無休 |
駐車場 |
無料(まちなかステーション駐車場) |
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