神部神社・浅間神社・大歳御祖神社の三社の総称である静岡浅間神社は古くからの駿河国総社であり、徳川家康が元服式を行い竹千代を卒業した場所。江戸時代に60年の歳月をかけて建てられた総漆塗り極彩色の豪壮華麗な26棟の社殿は、全てが国重要文化財に指定されている。
静岡駅や駿府城からもほど近い静岡浅間神社に調べてみるとこんな感じの内容でした。文面からするとなかなか凄そうな予感。これは行ってみねばとレッツゴー!
門前町
静岡駅北口正面の御幸通りを10分少々歩くと見えてくる鳥居。ここから約600mにわたり浅間神社の門前町である静岡浅間通り商店街続きます。なかなか個性的で面白いので簡単にだけ紹介します。
黒い出汁と魚粉が特徴の静岡おでん屋があったり
お茶屋の空き缶があったり
ビキニがあったり
中でも河内屋というどらやき屋さんはかなりの人気らしいですが、休業日だった悲しみはいつものように。
服屋も床屋も時計屋も八百屋もとかなり幅広いお店が集まる商店街ですが、コンビニは一切なかったのはやはり伝統的なナニカなのでしょうか。
この商店街を抜けると大歳御祖神社の入口に突き当たります。この鳥居の先が本題の静岡浅間神社の始まり。
静岡浅間神社
大歳御祖神社
三社のうちの1つの大歳御祖神社は色は鮮やかですが、正直さほど特徴のない造りなのでさらっと触れる程度で。
拝殿も黒・赤・金と綺麗なコントラストだが普通といえば普通の造形です。
八千戈神社
社殿のサイズは小ぶりながらも入母屋造銅瓦葺という造りで屋根がカッコいい!
黒・金・赤をベースとした鮮やかな配色と装飾が美しくもあります。
浅間神社・神部神社
静岡浅間神社で最も見応えあるのがここ、静岡浅間(せんげん)神社の中の浅間(あさま)神社と神部(かんべ)神社です。
舞殿
拝殿の前に構える舞殿は社殿の中で唯一の素木造り。
漆塗りが施されていないので一際素朴な社殿。賽銭箱に紋が2つ描かれているのはなぜ?
拝殿
浅間神社の社殿で一番の見どころがこの二階建ての拝殿です。『な、なんだこのカッコいい拝殿は!?』と思いませんか?
高さが25mもあるこの拝殿は社殿の上に社殿を建てる浅間造という特殊な建築様式で、日本に4社しか見られないというのだから一見の価値あり!
紋が2つあった理由がここでわかりました。ここの社殿は左側が浅間神社、右側が神部神社という2社が1つになっているというこれまた特殊な構造なのです。
ここも黒・赤・金がベースで綺麗な配色ですが少し色あせてきています。それを20年かけての化粧直しをしている最中です。
本殿
本殿を正面から拝むことはできませんが、拝殿の右手横に回ると本殿のビューポイントがあります。神社がビューポイントと表現していることがちょっと面白い。
ビューポイントから眺めると、うん、よくわからない!
それぞれの神社の階段があるのは確認できますが、本殿の様子は木が邪魔であまり良く見えません。本殿はさほどビューできないようです。
改修を終えた少彦名神社
こちらは改修を終えた後なので色がはっきりと出ています。まさに漆黒といった素晴らしい色合い。さきほどの拝殿も改修が終わったらより鮮やかに美しくなるのですね。楽しみですが、全てが終わるのは2034年頃と先は長い!
少彦名神社の社殿の周囲には干支の彫刻が施されています。ただし周囲にあるのは十だけで残りの二つは社殿内にあり、毎年1月8日にだけ社殿内を拝むことができるそうです。
静岡浅間神社はかなり豪華な装飾の社殿群で素晴らしい。けれど参拝客というか観光客はそんなに多くない??これはもったいない!
門前町もあり、観光的にもいい場所なのでもう少し賑わえばいいのになーと期待してこれを書き終えます。
静岡浅間神社 | |
住所 |
静岡県静岡市葵区宮ケ崎町102-1 |
料金 |
無料 |
所要時間 |
30分~1時間 |
駐車場 |
無料 |
公式URL | http://www.shizuokasengen.net |
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