霧多布岬｜特殊な地形で絶景なのに穴場【北海道観光スポット】

北海道で岬というと宗谷岬、納沙布岬、襟裳岬が立地的な意味で有名でしょう。しかし景色の綺麗さならば他にもっと良い岬はあるのです。例えば霧多布岬はご存知でしょうか？面白い景観を拝める上に、そこまで人も多くなくて結構穴場だと思うのですよ。

霧多布岬

霧多布岬は北海道の東側、釧路市と根室市のおよそ中間地点になる浜中町。

展望台から見た霧多布岬です。あのさきっちょが霧多布岬という先端となります。

あの最先端を目指すのです！ということでもう少しにある駐車場まで移動し、そこから徒歩で進んで行くとこちらにも霧多布岬の標。 

ここからさらに草原の遊歩道を下っていきますと～ 

先端の展望スペースで待っていたのはすっかり人間に慣れているカモメ。かなり接近しても逃げません。さてはエサ待ちだなっ？ 

カモメの足元には詩のようなものが。「霧多布は聞いていた通り波が激しく迫力ある景色だな～」的なことが書かれているんだと思います、多分。

この詩の作者はなんとあの松浦武四郎ですって！あのって言っても大体の方はわからないでしょうけれど、簡単に言うと150年前に北海道と命名した人。永遠のニシパです。

霧多布先端の景色

話を景色に戻しましょう。もっとスカっと晴れていれば海も綺麗に見えるのに残念。では霧多布岬の先端の景色はどうだ！？ 

うん・・・コメントに困る景色。って霧多布岬の良さはここではないのです！

霧多布の景観の良さはこのあたりの地形の面白さにあるんです

霧多布岬の面白さ

どう面白いのか？それでは写真を見て早押しでお答えください。

霧多布岬から見た釧路側の景色がこちら↓

根室側の景色がこちら↓奥の陸地の右側方面が根室になります。

左右に広がる陸地を見てもわかるはず。

どうです？なにか特徴に気づかれましたか？

陸地が平たいんです、台地なんです。

釧路から根室にかけては根釧台地と呼ばれ、日本最大規模なんです。海から陸地へは崖のようになっていて崖の上は平らな土地という地形。これが5000キロ平方メートルにも渡って広がっています。

動画でご覧頂ければ平たさがわかりやすいかと思います。 

この台地を見渡せるのが霧多布岬の一番の魅力。晴れてさえいればもっとこの良さが伝わるのに・・・悔しいです！！

放牧されている馬もどこか悔しそうな雰囲気を漂わせていますね。

アゼチの岬

霧多布岬の反対側の陸地、車で5分ほどのところにアゼチの岬という場所にも行ってみましょう。駐車場から300ｍほど歩くと展望台に到着です。

平たい！

島も見事に台地です。

根室方面にも面白い台地の景色を見ることができる場所はあります。しかし最も広く根釧台地を眺めることができるのは霧多布じゃないかと思います。国道からは少し離れた場所になる浜中町の霧多布エリアですが、根室を目指す際は是非寄ってみてください。

余談ですが北海道内の岬なら神威岬（かむい岬）もオススメですよ！

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