滋賀県西部の大津市中心部にほど近い、琵琶湖西岸の山裾に位置する近江神宮は競技かるた(小倉百人一首)の聖地。毎年1月に行われる競技かるた頂上決定戦「名人戦・クイーン戦」の会場となるのもこの場所で、「ちはやふる」のロケ地でもあります。
近江神宮
年間50万人以上という参拝者数を誇る立派な神社で、近江神宮はという名前からして当然ここが近江国一宮!と思いがちですが近江国一宮は建部大社なのでお間違いなく。
境内
楼門
近江神宮はなんと言っても楼門が美しい。特に階段下からの絵になるアングルです。
近くに寄っても美しい、朱塗りが映えます。
外拝殿
楼門から奥に見えるのが巨大な外拝殿。
ここには拝殿が2棟あり、外拝殿から中庭を囲む回廊でつながる内拝殿というちょっと珍しい造りをしているのが特徴です。階段を登って外拝殿の中へ。
内拝殿と本殿
玉砂利が惹かれた枯山水のような中庭の先にあるのが内拝殿と本殿。ここから先は選ばれし者(お祓いなどの有料プラン)のみがすすめる聖域ですぞ。
外拝殿の上から楼門を見下ろすとこれまた美しい。
時計の聖地
近江神宮は日本における時計発祥の地だったのです。そのため境内には色々な時計が。例えば昭和39年オメガ社総代理店に奉納された天智天皇御創始の漏刻だったり、何やら難しそうな日時計だったり。
昭和54年にロレックス社から奉納された古代中国の火時計。
これは近江神宮に祀られている天智天皇は671年に日本で初めて漏刻(水時計)によって時を知らせた人物であるということに由来するもので、近江神宮には博物館や付属の時計専門学校まであるまさに聖地なのです。
かるたの聖地
小倉百人一首では天智天皇の歌が巻頭を飾ることに由来して「かるたの聖地」とされています。
こ、これは・・・!?
百人一首の札は和紙で出来ているのが一般的だと思いますが、北海道では木札を使って行うというローカル文化があるのです。それがまさにこの札!
近江勧学館
楼門から北側へ約150m、近江神宮の敷地内にある近江勧学館にも足を運んで見て下さい。車で乗り付けることもできます。
ここが競技かるた界の頂点を極めんとする者たちが集う決戦の地!例えるならば武道館や国立競技場のようなものです。普段は誰でも見学できるように無料開放されています。
一戦交えておきますか?たとえ一人で行ったとしても大丈夫。札を取るイメージの素振りが大切ってちはやふるの映画で学んだではありませんか!
アニメちはやふるの等身大パネルと記念撮影も出来ますよ。撮影当時は実写版しか見たことがなかったのでどれが誰だかわからなかった自分ですが、今なら解説できる!
主人公でヒロインの「綾瀬千早(広瀬すず)」
※()内は映画版のキャスト
チームメイトで幼馴染の「真島太一(野村周平)」
手前に幼馴染でライバルの「綿谷新(新田真剣佑)」、奥に競技かるた界の頂点に立つ「周防名人(賀来賢人)」
かるたクイーンで千早のライバルである若宮詩暢(松岡茉優)
千早のチームメイト「通称:肉まんくん(矢本悠馬)」と大津市のPRキャラクター「おおつ光ルくん」
その他ちはやふる関連グッズも色々と展示されていますよ。
作者の直筆イラストに描かれているのはやはり近江神宮の楼門、そしてもみじ。
近江神宮は紅葉も綺麗な場所で、特に石段と楼門と紅葉の組み合わせがフォトジェニックポイント。さらに桜のピンクと朱色の組み合わせも良く、春と秋が特に綺麗です。近江神宮から少し南にある「三井寺」とセットで観光するのがオススメですよ。
近江神宮 | |
住所 |
滋賀県大津市神宮町1番1号 |
参拝時間 |
6:00~18:00 |
休館日 |
年中無休 |
所要時間 |
1時間 |
入場料 |
無料 |
駐車場 |
無料 |
公式URL | https://oumijingu.org/ |
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