藤春食堂｜ふっくら麺に濃厚ソースで横手やきそば四天王常連の老舗【秋田・横手グルメ】

玉子

まず目を引いたのは玉子の半熟加減。白身に火を通しつつ、黄身はとろ～りと見事な焼き具合。皿を揺らしてみてください。玉子がプルンプルン！

具材

細かく刻まれたキャベツに、肉がスライスや切落しではなくひき肉。そこに添えられた福神漬け。これが横手やきそばのスタンダードなのですって。

麺

丸麺ではなくやや平たい四角い太麺。その長さが短いのが特徴的で、すするのではなく箸で口まで直接輸送してモグモグと。弾力が強いから短くしているのかなと思いきや、柔らかくてふっくらした食感が焼きそばとして面白い。横手やきそば全体として柔らかい傾向にあるそうです。

ソース

サラリとしたシャバシャバ系なのに味は広島のお好み焼ソースのように甘辛さが濃厚。一方で香りに強いクセもなく、酸味も少なくて誰でも食べやすい素朴な風味。この濃厚な味に玉子の黄身を混ぜて食べるのが非常に良い！ここでの玉子は必須アイテムと言えるでしょう。そして卓上の青のりをたっぷりふりかけて食べるのも良いですね！

特製やきそば

目の前の男性のもとに特製やきそばが運ばれてきました。なるほどそういうことか…これが特製の全貌です！

【画像出典：横手市観光協会】 

簡単に言うと、肉玉ダブル焼きそばに+50円で1枚肉が付いてくるのです。女性ならば普通か中で十分な感じですし、麺2玉の特製は厳しいかも。男性はダブルを食している人も結構見受けられましたが、この2玉食べたらハシゴはきつかったな…。

探究心が揺さぶられ

実はこれより以前に1度、結構有名な某店で横手やきそばを食べたことがあったのです。その時の印象は別に…。その後は横手やきそばに対してさほど興味がなくなっていたのですが、藤春食堂は違った。11年連続四天王はさすがです！

2連続で横手やきそばが別に…だったらここで試合終了となっていたでしょう。しかし藤春食堂で横手やきそばへの探究心がくすぐられ、十文字ラーメンはまた別の機会へ。今は焼きそばウェーブに乗る時！と、次なるターゲット「元祖神谷焼きそば屋」へと向かうのでした。

元祖 神谷焼きそば屋｜横手やきそば発祥の店でホルモン焼きそば【秋田・横手グルメ】

『ようこそ かまくらとやきそばの街』という横手市観光協会の看板に誘われ、横手やきそば発祥とも言われるお店「元祖 神谷焼きそば屋」へGO！

www.kanko-ch.com

藤春食堂は営業時間が昼の2時間半だけと非常に短いため、1時間待ちとかもよくある話なのだとか。さらに、じっくり丁寧に焼いているので提供までに時間も要し、お客の回転率もゆっくりめ。自分は入店してから焼きそばがくるまで30分でした。

となれば繁忙期なら結構な覚悟が必要かも、特に夏祭りの時期は要注意。自分のように4月の閑散期ならば日曜日でもそこまで並ばずに済みそうです。並びがないにしても時間に余裕を持って訪れたほうがいいでしょう。