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奥の院 笠ケ瀧寺|断崖絶壁の岩窟に建つお堂への道はもはや修験【小豆島観光スポット】

小豆島在住の方に島内観光ガイドをお願いし、全てお任せで連れて行ってもらった観光スポットを紹介しますシリーズ第3弾。

 

急階段とその先にある絶壁を登るボルダリング体験。ではなくてお寺の参拝です。それがこの山肌にあるのですが…、わかりますか?

奥之院 笠ヶ瀧寺

小豆島八十八箇所霊場の七十二番札所である奥の院はこんな場所にあります。

 

 

こんな断崖絶壁に埋まっているだとっ…?これは投入堂にも似た様相ですよ。

 

山の麓に石段を発見!ここから参道が始まります。

 

それにしてもこれはなかなか急な…。どこまで続くのかも見通せないこの長い急階段を登って参拝するのです!

 

と言いたいところですが、もっと上まで車で行けると聞いたら楽して車で行ってしまうのが軟弱な現代人。いいのです、この後に体力を消耗することになるのですから。ここは体力と時間の節約で正解ですよ。

 

車で上がれるのはこの中腹地点の駐車場まで。そこから先は己の足との戦いです。案内板に目を向けると8時から2時まで。お先達へ、夕方はおつれの方がつかれて岩場がきけんの為。』とあります。

 

これはいったいどういう意味なのか…。「疲れて危険」それとも「憑かれて危険」、そしてお連れの方とは…。すでに霊的な誰かを連れてきてしまっているのだろうか!?先達が誰を指すのかも不明確ですが、要するに8時~14時までの参拝ということです。

 

まずは登り口に設置された鐘を一撞きして神様へご挨拶。

 

それでは登りましょう!と意気込んではみたものの、この斜面を見た時に「ほぇ~…」って声が出てしまいます。

 

ほぇ~~~

 

写真では伝わりにくいですが、かなりの急斜面な上に凸凹!階段と言えるほど段になっていません。足場を選びつつ慎重に…登っている最中は仏様より鎖にありがたやーとしたくなる斜面です。

 

振り返ってみても普通に崖です。落下したらただじゃ済まないのですが、ちょっとしたアスレチック感覚で楽しかったりもします。修行も楽しんだ者勝ち!?

 

まだまだ登りますよ!鎖の次は手すり坂。

 

鎖の坂→手すりの坂→鎖の坂と3つの急斜面をクリアすると奥の院が登場。本当に絶壁の岩窟に埋まって建っています。これはすごい…。

 

こんな足場が悪くて狭い場所によくこれだけの物を建てたな…。この手の寺院を見ると毎回思わされます。そう考えると古き日本の宗教パワーはすごい。

 

それにしても寺社って隙間に入り込むのが好きだったりするのですかね?投入堂とか鵜戸神宮とかも岩窟ですし、北海道の太田山神社も。 

 

ここまで登れば本殿まではもう少しのようですが、堂内へと続く階段がない?入口はこちらになります。

 

岩壁に穴を掘って本堂までつなげたのですね…。穴の中を中腰で進んで行くと本殿ですがここから先は撮影は禁止! 

 

というわけであとは実際に行ってみてください。駐車場から本殿の下までは5分ちょっとで登れたので体力的にハードというほどでもありません。気をつけて上り下りさえすればそこまで危険もありませんし、むしろ楽しめます。

 

ただし「無理だけはしちゃだめ」って天からのお告げが聞こえた気がします。

奥の院 笠ケ瀧寺

住所

香川県小豆郡土庄町笠滝乙56

拝観時間

8:00~14:00

定休日

年中無休

所要時間

20~30分

入場料

無料

駐車場

無料
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