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竹田城跡と立雲峡|天空の城と雲海を拝む撮影スポット【兵庫観光スポット】

標高353mに建つ巨大な山城が雲海から頭を出した、その姿はまさにドラゴンクエストで憧れた天空の城。雲海が出ていなくても、城跡に登ってみれば納得の天空の城。それが兵庫県朝来市にある竹田城跡。今や全国的に有名になった大人気スポットです。

 

 

竹田城跡

竹田城跡は朝来市の「竹田駅」すぐ裏に位置し、駅周辺には駐車場や観光案内所が設置されています。ここで注意すべきは丹波市の「丹波竹田駅」と間違えないこと!たまに間違えて向かってしまう人もいるそうですが、えぇ…私もその一人です。

 

丹波竹田駅から竹田駅までは車で42km・約1時間。結構大きなロスになりかねないのでくれぐれもカーナビセットの際にはお気をつけを!

 

 

駐車場

竹田城跡には無料駐車場がいくつか用意されており、合計400台以上収容できるのでよっぽどのことじゃなければ駐められない心配は無用でしょう。

 

各駐車場の特徴は以下の通り

A:山城の郷駐車場

  • シャトルバス利用や舗装路を歩きたい人向け
  • 城跡までは徒歩40分 or シャトルバス+徒歩20分

C:まちなか観光駐車場

  • 駅裏の登山ルートから登る人はここを利用
  • 7時~21時のみ利用可
  • 城跡まで駅裏登山道は30分、表米神社登山道は40分 

B2:城下町観光駐車場

  • まちなか駐車場が空いていない時に利用

上記駐車場はすべて無料

 

足腰に不安のある方は山城の郷駐車場からシャトルバス(片道160円)と徒歩で、全て歩いて登りたい方は竹田まちなか観光駐車場を利用するのが良いでしょう。

 

 

駅裏登山道で竹田城跡へ

自分としては全部歩いて登ったほうが手っ取り早いと考えるので、今回はまちなか観光駐車場から登山するルートで向かいましょう。詳しい情報は駐車場から線路側に徒歩2分の観光案内所でも丁寧に教えてもらえますよ。

 

観光案内所の裏から踏切を渡ると分岐点です。表米神社登山道は雨が降った後は危険を伴う険しいコース。ならばより安全で短時間の駅裏登山道から登りましょう。

 

その名の通り竹田駅の真裏に登山口を発見!これより全長約900m・標高差約250mの登山道となりますが、各々準備はよろしいですか?ここから先に売店などはございません。最後の自販機がここになるので水分が必要な方は購入をお忘れなく。

 

登り始めて200m地点にゲートが設置されており、夜間はここで封鎖される模様。早朝の雲海を城跡から拝みたい場合は山城の郷へ回る必要があるかもしれません。

 

300m地点までは歩きやすい道が続きましたが、そこを越えたあたりから道が荒れはじめ…段差もまばらでやや歩きにくくなります。

 

700m地点にあるのが唯一の休憩スポットで一応雨はしのげます。

 

登り続けること25分ゴールが見えてきた…。ちょうど料金所の真横に出ます。

 

 

入城

券売機で500円を支払い入城、とその前にトイレ!城内にはないのでここで済ませてから入城しましょう。

 

料金所に貼られた1枚のパネルに目を奪われる。これが天空の城か!?

 

うまく雲海が出るとこんな光景になるそうですが、よっぽど運が良くないとお目にかかれないよな~。と期待していなかった頃が私にもありました。でもこの翌日に見れちゃったんですよねぇ。という話は後半で。

 

それでは竹田城攻略開始!お城に入る時は「攻め入る兵士になったつもりで」という教えに従って侵攻していきます。

 

竹田城跡の標高は約353m。さらに想像していた以上に広いのです。よくこんな高い場所にこれだけの規模の石垣を築いたもんだ…という目線で続きをどうぞ。

 

眼下に一望できる竹田駅周辺の街。あそこから攻め込んでくる兵士は重たい鎧などを装備して30分以上かけて山を登り…たくないよなぁ。

 

登ってみるとはっきりわかる天空感。雲海が出ていなくても天空ですねこれ。

 

立派な桜の木も何本もあり、まさに天空の桜。

 

石垣との組み合わせも良く、満開になった時はすごいでしょうね。

 

天空のベンチは後ろから見てもなんか絵になる。

 

横から見ると『よくこんなところにこんな規模の城を…』感がすごいんです。

 

いや~天空天空。城跡にいる時は雲海がないほうが景色が映えるのでは?

 

それにしても山の上なのにお城が広い!建物や城壁が残っていたら迷うかもしれない。

 

順路に従ってダンジョンを進んで行くと…たどり着くのは魔王の城のような光景。

 

ハッキリ言ってこの広さと壮大さは写真では伝わらないでしょう。竹田城は雲海の有無に関係なくすごい城跡です。是非その目で見て頂きたい!

 

 

下山

といったところで出口です。出口は料金所より少し下にあるので駅裏登山道に戻るには少し登らなければなりません。下山だからって誤って右へ下らないように注意です。

 

少し登ったらほら料金所がありました。この横から下りて駐車場まで戻りましょう。

 

夜の竹田城はライトアップされています。まちなか観光駐車場から見上げると暗闇に浮かぶ上がる要塞のようで幻想的ですよ。

 

それでは翌朝に現れた天空の城を展望する立雲峡の話に続きます。

竹田城跡

住所

朝来市和田山町竹田古城山169

入城時間

3月~5月|8:00~18:00

6月~8月|6:00~18:00

9月~11月|4:00~17:00

12月~1月3日|10:00~14:00

定休日

1月4日~2月末

入城料

大人500円

所要時間

約2時間(城1時間+往復1時間)

駐車場

無料
公式URL http://www.city.asago.hyogo.jp/takeda/

 

 

立雲峡(天空の城展望スポット)

立雲峡は竹田城跡の向かい側にある朝来山中腹に設置された展望スポット。城跡にかかる雲海、天空の城を拝むならばここの第一展望台がベストでしょう。

 

自分が訪れたのは3月下旬で、その日の状況は

  • 昼過ぎまで雨が降って湿度が高い
  • 翌朝の気温は2℃で晴れの予報

案内所の方も『明日は雲海が出ると思う』と予想する絶好のコンディションでした。ここで竹田城跡で雲海が発生しやすい条件をおさらいしておきましょう。

 

雲海が発生しやすい条件

【時期】

9月~11月(自分は3月で遭遇)

【時間帯】

夜明け~8時頃

【天候】

・前日の湿度が高い(雨が降った後など)

・前日の日中が温かく翌朝が冷える(寒暖差が大きい)

・風が弱い

 

竹田城跡では9月~11月を雲海シーズンとして定めています。しかしそれ以外でも発生することはあります。自分が訪れた3月は前日も前々日も発生していたという状況でした。何月なのかよりも上記の天候条件が揃うかが重要となりそうです。

 

展望台へのルート

出発は夜明け前。そのため立雲峡の駐車場にて前日夜から夜明け前まで寝て待ちます。24時間使える綺麗なトイレ、自販機、街頭が備わっているので車中泊には困りません。

 

23時頃には駐車場に霧がかかり始め、5時にはそこそこ白さに包まれた状況に。果たしてこの程度で雲海となっているのかはわかりません出発の準備を整えます。

 

5:20 a.m. 駐車場出発

目指す第1展望台までは約30分と案内板にあるので、日の出の40分に出発します。駐車場からは登山道を歩くのみ、入口に協力金BOXがあるので1人200円投入して登山開始。

 

道中に街灯などは一切ないので霧よりも暗さで視界が悪い。夜明け前に登る場合はライト必須です。登山道の様子は暗くて写真にならないので帰路で紹介します。

 

第3展望台過ぎ、第2展望台を過ぎて、第1展望台を目指しているところで空が明るくなり始め、霧も晴れます。これは雲を抜けたということ!?

 

5:40 a.m.  第一展望台到着

徒歩30分との情報でしたが実際は20分で到着、思ったよりも楽な道のりでした。

 

さぁ雲海はどうだ!?

 

 

一面を埋め尽くしているぅ~!

 

やはり登ってくる間に雲を抜けたのですね。駐車場に出ていたあの程度の霧でも雲海として成立するようです。

 

おっと、肝心の天空の城・竹田城はどこだ?

 

どうやら竹田城跡はまだ雲の中のようです。日の出とともに雲が減って顔を出してくれるのを期待して待ちます。 

 

6:30 a.m.

展望台到着から50分ほど経過…、竹田軍が頭を覗かせてきましたよ!50分待ちましたが、体感的には結構あっという間。雲海と日の出の景色にはそれほど魅力あり!

 

雲の上部が風で流され、ちらっと見えては隠れてを繰り返します。

 

6:40 a.m.

上からそがれるように雲は減っていき…

 

7:00 a.m.

もうかなりハッキリと姿を視認できるように。

 

7:10 a.m.

そしてついにその全貌が明らかに!

 

これは完全に雲に浮かぶ天空の城!

 

ズームイン!

 

すごく幻想的である!

 

雲海に出会うのはそんなに簡単ではないでしょうが、これは一度見るまでは繰り返しチャレンジする価値があります。一発でこんな見事な雲海を拝めた自分は本当にラッキーでした。それを承知の上で二度目の雲海にもチャレンジしたい!

  

8:00 a.m. 下山開始

雲が消滅していく姿を見たくて待っていましたが、これがなかなかしぶとい。気づけば2時間の滞在で空もすっかり明るく。もう少し早い段階で下山すれば、城跡に移動して上から雲海を拝むことも可能かもしれませんね。

 

下山時には雲の中を抜けますがもう明るいのでハッキリと登山道の様子が確認できました。全体的に整備が行き届き、道は広めできつい勾配も少なく、特に危険な場所もありません。夜明け前でもライトさえあれば安心して登れます。

 

 

動画

立雲峡からの雲海と竹田城跡からの景色をセットにした動画です。

 

 

立雲峡のまとめ

  • 第一展望台までは徒歩20~25分
  • 道は整備されているのでヒール以外なら問題なさそう
  • 道が薄明るくなってから登っても間に合いそう
  • 登山道と展望台にトイレはなし
  • 駐車場にトイレと自販機あり
  • 駐車場で車中泊可能
立雲峡

住所

兵庫県朝来市和田山町竹田

入場時間

24時間

料金

協力金200円

駐車場

無料

備考

駐車場にトイレ・自販機あり
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