『ようこそ かまくらとやきそばの街』という横手市観光協会の看板に誘われ、横手やきそば発祥とも言われるお店「元祖 神谷焼きそば屋」へGO!
神谷焼きそば屋を訪れたのは横手やきそば四天王に長らく君臨している藤春食堂でヒトサラ平らげた1時間後のことでした。
四天王と比べて元祖はどうなのか?という視点を含めての横手やきそば探究タイムです。
元祖 神谷焼きそば屋
横手駅から南へ3km、国道13号線(旧道)沿いに「← 神谷焼きそば屋」の看板を発見。ここを曲がって100m、車以外で訪れるにはなかなか面倒な場所にお店はあります。
店前の駐車場にはすでに車の大群が。あーこれは結構待つことになるかもしれない…と不安がよぎるも並んでいる人は意外にもなし。ほとんどの人が車で来ているというのが伺い知れたわけです。
日曜日の午後1時、お店は満席に近い状態。お年を召したご夫婦だけで切り盛りしているようで、非常に忙しそうです。席に案内して頂く余裕もなさそうなので『そこのテーブルいいですか?』と一声掛けて着席します。
メニュー
選択肢は、肉(ひき肉)かホルモンか?そこに玉子と野菜をプラスするか?そして麺の量は並150g、中225g、大300gのどれに?ダブルなら麺と具材が並の倍(玉子なら2個)にアップします。
席で待っていれば注文を取りに来てくれるのだろうか?周りの様子を伺うと…どうやら厨房までテーブル番号と注文を伝えに出向いています。自分も前に倣えで『9番でホルモン焼きそば並お願いします』と注文成功。
ホルモン焼きそば 並
藤春食堂と純粋に比較するならば肉にするべきでしょうが、大曲だけではなく横手もホルモンが盛んな地域とあらば…、変にこだわるよりも食べたいものを食べるべし!
ホルモン
いわゆるミックスホルモンで様々な部位の味と食感が楽しめる。適度な柔らかさで食べやすく、気になる匂いもなく、はいこれは美味しいホルモンです。しかもこんなに入っているの?というくらい量がたっぷり!
その他具材
ホルモン焼きそばには肉は入っておらずキャベツのみ!玉子はもちろん半熟。横手スタイルの福神漬けは『紅生姜だと子供が食べられないから』という理由でこのお店から始まったのだとか。
麺
やはり横手はやや平たい四角い太麺、そして一般的な焼きそば麺よりも柔らかめなのが特徴。藤春食堂と比べるとやや細めですが弾力はこちらが上、そのかわりふわっと感には欠けます。
ソース
サラリとシャバシャバ系で甘辛いソース。これが横手やきそばの基本なのでしょうね。藤春食堂ほどの味の濃さはないので、玉子と混ぜる時はソースを追加しても良いかも。もしくは玉子なしでも十分美味しい、飽きにくい味と言えるでしょう。酸味はここも控えめな感じです。
にんにく胡椒
卓上にあったその存在をすっかり忘れていて…、焼きそば残りわずかのところでにんにく胡椒を発動。試しに少しかけてみると…さほど感じない。もう少し量を増やしてみると…おや?合うかも。思い切ってたっぷりかけてみると…うまっ!なんでもっと早くに気づかなかったんだ…。
ごちそうさまでした!皿の中心が深くなっているのでパッと見以上にボリュームがあります。本当に麺150gなの?もっとあるんじゃ?と思うほど。なによりホルモンたっぷりでお値段以上の食べごたえでした。
藤春食堂に比べると焼きそば自体のパンチ力(個性)はそこまで強烈ではありませんが、逆に言うと食べやすい味。そこににんにく胡椒でパンチ力を加えていくのが神谷焼きそば屋でのポイントかもしれません。
そしてここでは肉よりホルモンを選んで正解だったと思います。むしろホルモン焼きそばを食べに神谷焼きそばに行く!と言いたいくらい。横手の他店よりも価格は高めだそうですが、ホルモン焼きそばの満足度は高いと思います。
元祖 神谷焼きそば屋 | |
住所 |
秋田県横手市大屋新町字中野117-67 |
営業時間 |
11:00~16:30 |
定休日 |
月曜 |
駐車場 |
無料 |
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