紀伊半島の熊野では熊野三山と呼ばれる熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社の三社が有名かつ定番ですが、他にもすごい神社があるのです。それが熊野速玉大社の摂社である神倉神社。
神倉神社
熊野大神が熊野三山として祀られる以前に一番最初に降臨された聖地だそうで、世界遺産の一部にもなっています。何がすごいかを簡単に言えば神社の本殿。
の横にある御神体である巨大な岩
ゴトビキ岩と呼ばれるこの岩は巨大な半球形をしていて、『どうやってこんな山の上に??地震きたら倒れて落ちそう』というような状態で社の横に鎮座しています。
ほら?行きたくなったでしょう?
参拝ルート
神倉神社の入口は新宮駅・熊野速玉大社からともに約1km、徒歩約15分のところに位置します。まずは下の地図の鳥居を目指して下さい。駐車場は鳥居の少し手前にあります。
この鳥居が神倉神社の入口で、こんな所です。
急!!
神倉神社は神倉山の上にあるのでこの急な石段を538段も歩いて登らねばなりません。
さらに・・・
石段の縦幅が狭いっ!!
普通にかかとがはみ出ます。場所によっては石段に手をついたり、狭すぎて足を横に向けて登るような場面もあります。しかし慎重に登ればそこまで危険はありません。ご老人の方々も登っておられるので安心してお楽しみ下さい。
階段が急なのは主に前半部で後半部は比較的緩めになります。つまり前半を乗り切れば勝ち!!そんな感じで10分少々登ると神倉神社の本殿に到着します。
ご覧の通り人間と比べると巨大な岩であることがおわかりでしょう?正直、見るという点だけで言うならば本社である速玉大社より見応えがあると思いますよ。ここからは新宮の街並みの一望できますし!
熊野詣をされる際は熊野三山だけではなく神倉神社にも是非寄ってみてください。なかなか楽しい体験ができると思います!ちなみに社務所はないので御朱印などを希望の方は速玉大社で申し出てください。
迫力のお祭り
毎年2月6日には御燈祭(おとうまつり)という火祭りが行われます。松明を持った男衆が社から一気にこの急階段を駆け下りるという危険はお祭りだそうで、その松明を持って駆け下りる男衆の群れが火の滝に見えるほどの迫力だとか。
自分も一度生で見てみたいとは思っているのですが・・・別名けんか祭りとも言われるらしくガチ喧嘩が当たり前らしいんですよねぇ。警察の機動隊と衝突したり…。
そういうのを見ると折角の祭りの高揚感が興ざめしてしまいませんか?早いところ改善されるのを願うばかりです。そうなった時には、行きます…僕が行きます!
神倉神社 | |
住所 |
新宮市神倉1丁目13-8 |
参拝時間 |
自由 |
駐車場 |
無料5台ほど |
コメントをお書きください