和歌山県の山の中、熊野本宮大社エリアにある湯の峰温泉は開湯1800年の日本最古の共同浴場で歴史が深い。とのことですが、日本最古の温泉候補は有馬温泉、道後温泉、白浜温泉など諸説あるようで明確ではありません。
自分としては良い雰囲気と良いお湯があれば古くても新しくてもどっちでもいいのですけど、その点で湯の峰温泉つぼ湯はバッチリきました!
湯の峰温泉
湯の峰温泉にある日帰り専門湯は、つぼ湯と公衆浴場(一般湯・くすり湯)があります。しかし2022年春頃までは公衆浴場の建て替え工事をしているため、利用できるのはつぼ湯のみとなっています。
駐車場は下の地図の現在地の場所、温泉中心部より100mほど下った場所、トイレもここにありますよ。
小さな川を中心に両側に温泉宿が数軒並ぶ温泉ですがホテルと呼べるものはなく、ほぼ民宿や昔ながらの旅館といった感じ。
駐車場からこの川沿いに登っていくと川岸につぼ湯を発見!川が増水したら流されそうな場所に建っていますね。
入浴受付
料金は「つぼ湯30分貸し切り+公衆浴場1回入浴(一般湯 or くすり湯)」がセットになって大人780円。一人でもグループでも入浴可能ですが料金は人数分が必要で、カップルでつぼ湯に入る場合は30分で1560円ということになります。
ただし、公衆浴場の建て替え工事中は「つぼ湯のみの入浴で大人400円」という設定になっています。本来は公衆浴場でのつぼ湯受付ですが、工事中はつぼ湯の向かいにある建物で入浴手続きを行います。
つぼ湯がやや厄介なのは予約制ではないという点。最大30分入浴可能ですが前の人があがった時点ですぐ次の人の入浴開始となり、時間指定ができないために待合室付近で待機して順番を待たねばなりません。
つぼ湯
自分が行った時は待ち人0、すぐに入浴OKというラッキータイミングで1番札をゲット!
入口に1番札をかけて入ってますよアピール。
簡易的な鍵ですが、施錠をお忘れなく!
忘れると何も知らない人が間違って扉を開けるなんて可能性も全然あり、扉を開けたら2秒で裸体を見られます。
浴室内は狭い
風呂桶と椅子が2セット脱衣かごは用意されていますがそれだけ。脱衣スペースと呼べる場所も特になく、洗い場などもちろんありません!洗っている暇があったら湯を浴びるんだ!
日によっては7回も色が変化するというお湯は青白く濁り神秘的な雰囲気。どのような色に、なぜ変わるのかは調べてないのでわかりませんが、どの写真を見てもだいたい青白いような。び、微差なのかも!?
熱っっ!
温度高めの温泉が湯船の中からふつふつと湧き出ているので、熱々のお湯に仕上がっているじゃないか…。先客がいなかったので尚更です。
そんな時は水を加えてOK、レバーを下げれば勢いよく水がでてきます。30分という制限時間があるので冷却水の勢いがいいのは重要!
お湯に浸かるだけなのでカツラをつけたまま入浴♨
ふぅ~~ぎもぢいいぃ~~
お湯はしっかりと硫黄臭、肌触りがなめらかでイイ!。でもご覧の通り湯船も小さいのでグループで入るにしても頑張って3人、推奨は2人までですね。まさに一坪の河岸温泉。
ありがとう、いい風情でした。受付に番号札を返却してつぼ湯終了です。
温泉たまごづくり
茶屋
湯上がりに冷たいものや軽食はいかがですか?ちなみに湯の峰温泉には食事ができる場所がほぼありません。
おや?ネットに入った卵やさつまいもが売っている。これはもしや?
湯筒
川沿いには90度の熱湯が湧き出る湯筒があり、ここで温泉卵や茹で野菜を自作して楽しむこともできるのですって。利用は無料で自由にどうぞ。
ネットを引っ掛けるための突起も用意されていて、茹でやすい配慮OK!先客がすでに卵を茹でていますね。そしてここのお湯もやはり青みがかっている。
硫黄臭のあるお湯なので野菜を茹でると匂いが気にならないのか?それはちょっと怪しいところではあります。茹でるなら無難に卵が良さそう。
熊野本宮大社の参拝される際は、ついでにつぼ湯に寄ってみてはいかがですか?なかなかいい体験だとオススメできます。ネックとなるのは待ち時間ですけど、こればかりは運ですね。
湯の峰温泉 | |
住所 |
和歌山県田辺市本宮町本宮湯の峰110 |
営業時間 |
6:00~21:30 |
定休日 |
年中無休 |
料金 |
大人780円 / 小人470円 公衆浴場建て替え中は大人400円 |
駐車場 |
無料 |
公式URL | 熊野本宮観光協会 |
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