静岡県には漁港(漁協)が運営する食堂が多く存在している。と地図を眺めている時に気づいたことから始まった静岡の漁港食堂シリーズ。今回は磐田市の福田漁港にある渚の交流館でワンコインの「生しらす丼」がターゲット!のはずが…
福田(ふくで)漁港は磐田市の東端、太田川の河口にある市内唯一の漁港。釣り、サーフィン、イベントなどのレジャー向け設備が整備された漁港でもあります。ここで写真を撮る際の合言葉は「ハイ!しっぺい♪」
この他の静岡漁港めし
本題に入る前に福田港以外の静岡県漁港・漁協食堂シリーズのお知らせです。
渚の交流館
本題に戻りまして。福田漁港の拠点施設である渚の交流館は遠州地域の食に関する情報の発信、海辺のにぎわい創出などを目的に整備された施設です。
つまりは憩いの場ということで、自由にくつろげるスペースなのです。ならば私はここで漁港メシを食べる!
漁港と関係ないけれど惹かれる響き、炭焼きバーガー。でもペプシかー。
ならば漁師のどんぶり屋!?
しらすを含め、海産物メニューは揃っている。けれど見た目も値段も漁港メシと言えるような感じに欠けているような。
ならばこっちの魚屋さんは?鮮魚や刺し身やらが並んでいます。
あった!網元生しらす丼が500円!これは漁港の食堂だからこそでしょう。
しかし、本日は休漁日ですって…。生しらすは水揚げがあった日にだけ提供されるそうで、つまりこの日はノー生しらすということ!?
念のためお店に尋ねてみると…、福田漁港では12月中旬くらいからは風も強いし、しらすも獲れないからほとんど漁に出ないのだとか。さらに1月からは禁漁期間に入り、生しらすが食べられるのは3月下旬頃からと判明。この日は12月下旬、時期が悪かった!
ターゲットだった生しらすをロストし、福田漁港メシはこれで撤退か…。そんな諦めムードの中で見つけた売上・人気No.1商品が磐田の漁師料理「たんたん」ですって!?
これならば漁港メシという命題を達成できる!
たんたん丼
たんたん400円にご飯汁物セット300円を追加し、たんたん丼でいただきます!
ご飯が少なく見えるのは器が大きすぎるため。茶碗二膳弱くらいの並の量はありますよ。
漁師料理「たんたん」は、鰹に生姜やネギなどの薬味と味噌を加えてたたき混ぜたもの。いわば鰹のなめろうです。もうそれだけで美味しそうな響き。
ご飯の上にどーんと盛り付けて準備OK。ミンティアと比較するとご飯が少ないわけじゃないとわかるはずです。
それではいただきまぁす!
こ、これは・・・薬味が効いていてご飯が進みまくる!この味はもちろんお酒の肴にももってこい。特ににんにくとスライス玉ねぎの組み合わせがたまらない!鰹の旨みと香りはあるが、血臭さは問題なし!だし汁を注いでも美味しそう。
作り方は簡単なので良さそうな鰹が手に入ったら自作してみるのもありですね。生しらすにはありつけなかったものの、漁港メシとしての収穫はありました。
渚の交流館 | |
住所 |
静岡県磐田市豊浜4127-43 |
営業時間 |
施設|8:30~17:00 飲食|11:00~14:00(土日祝は10:30~15:00) |
定休日 |
火曜・年末年始 |
駐車場 |
200台無料 |
公式URL | http://iwata-nagisa.com |
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