1667年に起きた樽前山噴火の火砕流による火山灰が弱く溶結し、そこを流れる樽前川の浸食作用によって削られてできた特異な景観スポットが樽前ガローです。
ガローとは「切り立った岩の間を流れる川」という意味で、この岩肌には深緑の苔が絨毯のように張り付き、6月には新緑と高い日差しによって一年で最も美しい景色が演出されるそうです。短時間で行けるチョット寄り道スポットとして樽前ガローはどうですか?
アクセス
樽前ガローは苫小牧市街地を西に抜けたところにある錦大沼公園からほど近い場所にあります。行くならば自動車か自転車でしょう。徒歩はオススメはしません。
駐車場は下の地図のピンの位置よりすこし南側、地図上のない小道の側に用意されています。詳しくは最下部に記載している苫小牧市公式サイトを参照してください。
看板がいくつか立っているので、ここが樽前ガローのエリアだということはすぐにわかります。茂みを掻き分けて樽前川に近づくと…間違いない、これが樽前ガローだ。という川の侵食っぷり。川に架かる橋の上からもチラ見することはできます。
水辺への降り口を探す
しかし、ここからの景色だけでは物足りない。水際まで降りて見たいですよね?
安心してください!降りられますよ!下の地図のピンの位置を目指しましょう。
地図上には道が表示されていませんが、こんな道があるので数十メートル奥に歩いて行ってみてください。
するとこんな看板があります。鬱蒼と茂る木々の中で川への降り口を探すのは手間取りそうと思っていたら、すんなり発見の楽勝でした。
ただし足元注意!
階段なんてあるわけもなし、探検隊はただの斜面をロープを使って降りていくのです。
無事降りて思ったことは、肉眼で見えている綺麗さを写真としてうまく撮れないっ!
樽前ガローを神秘的な感じが写真では伝わらない!素人が撮影するにはなかなか難易度が高いのかも。岩壁に苔むした感じとか味があるのに!
誰かフォトジェニックに撮影する方法を教えてください!うまい人が撮ればなかなか良い写真が撮れる場所だと思うんですよ。
フォトジェニックに撮れなくてもいいから、もう少し肉眼で見える綺麗さを写真で表現する技術が欲しい!そう思わされた場所でした。木の深い場所って難しいんですよねぇ。
樽前ガローは軽い寄り道としてなら行ってみる価値ありでしょう。知名度も高くなく、完全に穴場ですし、マイナスイオンセンサーを搭載している人ならば結構癒やされるスポットです。そして350年でこんなに削られるもんなんだなーと自然に感心させられますよ。
樽前ガロー | |
住所 |
北海道苫小牧市字樽前 |
営業時間 |
朝夕は熊に注意 |
定休日 |
年中無休 |
料金 |
無料 |
所要時間 |
15分前後 |
駐車場 |
無料 |
公式URL (苫小牧市) |
http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kankojoho/kankoannai/nature_garo.html |
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