佐野らーめん 晴れる屋｜新進気鋭でホロホロチャーシューが絶品【栃木・佐野グルメ】

ラーメン丼をかぶり、ラーメンの前髪を垂らし、腰にはいもフライを携えている犬がご当地キャラクターを務める街。

そんな栃木県屈指のラーメンタウン佐野市で開業してまだ2周年を迎えたばかりという新進気鋭の人気店に、2杯目のお昼ごはんとして行ってきました。果たしてどんな一杯なのか？

晴れる屋

佐野駅南口から徒歩10分、佐野厄除け大師の近くにお店を構える「青竹手打ち佐野らーめん 晴れる屋」です。白壁古風な外観からは老舗のようにも見えますが、2021年4月に開業したばかり。

1度目に訪れたのが13時20分頃、平日ですがお店の外に10人ほどの行列という状況。んー、昼の営業は14時30分までか…。ここはこの先にあるもう一軒お目当てのラーメン屋を先にやっつけて、それからここに戻って考えよう作戦発動。

1杯目を食べて終えて戻ってこられたのはラストオーダー20分前の14時10分。その時には行列は解消し、店内で2組4人が待っているだけ。一軒目のラーメンの味はそこそこという結果に終わったものの、再訪はしご作戦は無事に成功です。

佐野ラーメン（醤油）に塩ラーメン、さらには担々麺や麻婆麺も。なにやら店主さんは元々が中華の料理人で、リゾートホテルの料理長までされていたのだとか。

担々麺も気になるな～、と思いながらも初回なので佐野らーめんにしよう。価格は手頃な700円なり。

麺の硬さや味の濃さなど細かい調整も注文OK！人当たりの柔らかい店員さん達でしたので、文字通り気軽にリクエストできます。麺硬めでお願いします。

何と言ってもチャーシューの存在。厚切りなのにホロホロと柔らかく、口の中でほぐれていく。バラ肉より肩ロース派の自分ですが、このチャーシューは強く印象に残るほど美味しい。それが３枚も乗っているだなんて！

メンマは控えめでシンプルな味付け、と思いきやごま油の香りが。ネギも2種類使うなど、細かい工夫が凝らされているのです。

長さにも特徴があります。長短にバラつきがあって、すすれるものもあれば箸でつまんで食べる長さもあり。最後のほうはマカロニほどの長さが多く残るのでレンゲで一気にすくい上げちゃいましょう。

スープ

佐野ラーメンの醤油スープは総じてすっきり目な印象ですが、これはしっかりとした味わいの旨味濃いめです。チャーシューからの油分も結構浮いていますし、飲むと後で喉が乾きます。でも美味しいから飲んでしまうのです。

ちょっと特徴のある風味がするのは…なんだろう？んー判然としない。なんて考えつつ、夢中で食べ進めていたらすっかり忘れていました、味変ラー油の存在。

この自家製ラー油をラーメンにかけると、またもう一段階楽しめるということなのでレッツトライ。

あ、残り少ないのに何も考えずに入れすぎてしまった。激辛って書いてあったのに…。

0.5さじくらいですがしっかりがっつり辛いです。香りも強くて、これだけでも風味が変わって全然別物になると言ってもいいかも。初めは本当に少しだけで味を確認し、そこから少しずつ足し入れるのをおすすめします。

これは佐野ラーメンだけど少し毛色の違う新しい一杯なのかもしれません。しっかりめの味が好みの方に向いていると思います。自分的にはリピートしたい一杯ということで、ごちそうさまでした！