静岡県とJR東海のゴタゴタによって開業の遅れが懸念されるリニアですが、ここならば実際に走行しているリニアを一足はやく見れちゃうんです!正直結構テンション上がっちゃいましたよ。
※訪問時は2018年10月のことなので施設に多少の変更がある場合もあります
見学センターにはリニアについて展示解説する「どきどきリニア館」、山梨の情報発信やお土産販売をする「わくわくやまなし館」の2つの建物があります。やまなし館はリニアとの関連性が低いので割愛し、リニア館の中から主たる展示をピックアップしてご紹介していきます。
超電導リニアMLX01-2の展示
時速581kmを記録し、2011年まで実際に試験走行で活躍した本物の車両だそうです。1995年製とは思えない艶めきぃ!
1995年製だからか内装的には新幹線と大差ない感じです。開業時に走るリニアはどんな感じに進化しているのか楽しみ。展示のために2列シートですが、実際のリニアは2列+2列のシート配置だそうです。
展示車両Q&A
車体重量が新幹線の約半分ですって奥さん。
リニアは1編成16両で約1000人輸送、1時間に10本。新幹線が1編成で約1300人、1時間に13本なので輸送量では新幹線よりも少ない設定です。
料金は新幹線とほぼ変わらないか少し高い程度の想定だそうです。ここでお客のおばちゃんにすごい人がいました!『新しい技術なんだから料金値下げするべきよねー』と謎の理論で係員さんに絡んでいたのです。時間短縮されて料金も下げろとか係員さんも苦笑するっきゃない!
ミニリニア乗車
安心してください、大人も歓迎ですよ!本物のリニアの原理とは違うけれど浮いているリニアに乗車できます。
ただしミニなので大人が乗るとなかなかシュールな光景に。実際に乗車しましたが、面白いかって言えば…うん…。
リニアジオラマ
リニアのジオラマは20分に1回上映があって、鉄道やリニアがジオラマを走ります。
この時はハロウィーンバージョン。
必見の超電導実験
個人的にはリニアよりも興味を惹かれたのがこの実験。リニアの原理である超電導を実際に見せてくれる解説付パフォーマンスです。1時間に1回くらい実験が行われるので是非見てください!
超電導実験のコースとなるのがこちらの超テクニカルコース。回転あり捻りありのジェットコースターと遜色ありませんが、レールの代わりに銀色の磁石が敷かれています。
細かい原理は解説員の方がしっかりと説明してくれるのでご安心を。簡単に言うと金属などをめちゃくちゃ冷やして磁石に押し付けると「浮いているのにくっついている」という不思議な状態になります。その状態で少し押してあげると・・・
白い塊がコース上の磁石の上を高速で浮遊移動してるぅー!磁石から逸れることなく張り付いているけど浮いている、これが超伝導パワー!?リニアの原理だそうです。時間経過とともに白い塊の温度が高くなってくると超電導は自然解除され、落下。
すごい!
というリニアの原理を勉強した所でリニアが目の前を通過する様子を見学しましょう。
リニア走行見学
屋内からも見えますが、テラスに出たほうが音の迫力も体感できますのでお外へ。
テラスにはモニター完備でリニアの現在地と速度を確認することができます。基本はトンネル内の走行実験ですが、この部分では地上を走行して目の前を通過します。多少速度は落としているとはいえ一瞬の出来事ですよ。
聞いた話では現在はどこかのお偉いさんを乗せる有人試験走行をしているそうですが、そのうち一般人でも試験走行に乗車できるようになるかも知れないらしいです。その時がきたら是非とも乗ってみたい!
果たしてリニアは予定通りの2027年開業にこぎつけられるのでしょうか。個人的には大幅な遅れが出ると予想しています。リニア開業が先か、北海道新幹線の札幌延伸が先か勝負だ!でもリニアが開業しても自分は東海道新幹線に乗るかも、景色的に。
山梨県立リニア見学センター | |
住所 |
山梨県都留市小形山2381 |
営業時間 |
8:30~17:00 |
定休日 |
年中無休 |
料金 |
大人420円 / 高校生310円 / 小中学生200円 |
所要時間 |
1時間半~2時間 |
駐車場 |
140台無料 |
公式URL | https://www.linear-museum.pref.yamanashi.jp/index.html |
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