北陸新幹線唯一の勝ち組とも言われる金沢は伝統的な芸術に加えて、金沢駅や21世紀美術館などで現代アートの街としても脚光を浴びたわけですが、北陸のアートは金沢市だけじゃない!
AMAZING TOYAMA、TOYAMAキラリ、富岩運河環水公園、そして富山県美術館、近年の富山市はアートに力を入れているようです。無料でも楽しめる富山県美術館に寄っていきませんか?金沢の手前、富山駅で下車すれば歩いても行けますよ?
富山県美術館
外観
2017年に開業した富山県美術館は東側が一面ガラス張り。隣接する環水公園や奥に見える立山連峰などの景色を活かすデザインで、設計を担当したのは内藤廣建築設計事務所。
駐車場
美術館1階部分が屋内駐車場で2時間まで無料、以降は30分毎110円。無料になるには事前精算機の利用が必要なのでお忘れなく。
館内
1階
チケットカウンター・ミュージアムショップ・カフェ・ギャラリーが1室。スペースの大部分を駐車場が占めているのでエントランスとしてはやや手狭な印象です。
2階
有料の展示エリアがメインの2階。ガラス張りから見えるのが富山市の誇る富岩運河環水公園です。
2階と3階は吹き抜けで色味を抑えてシックなデザイン。天井と床には木材が使われていますが、空間としては無機質な感じが強い印象。
3階
一転して木材が多く使用されていて温かみを感じる3階。
オープンラボでは大人も小人も一緒になって作品作りに夢中。
センサーに体の動きを認識させてプロジェクターで絵を描く体験型3Dドローイング。
大型タッチパネルで見ることができるポスターコレクション。
子どもが面白がって積極的に遊んでいる光景が目立つ、美術館として家族連れを意識しているようです。今紹介したコーナーは全て入場無料エリアです。(ラボの材料費は別)
屋外にいるシロクマ
三沢厚彦氏の作品であるシロクマ大小3頭の熊が屋外に起立。
美術館の裏側になるため存在自体に気づかない人も意外といるようです。こちらもチェックをお忘れなく。
オノマトペの屋上
富山県美術館に行ったらここに絶対ここに行くべし!と言いたい一番のスポットがオノマトペの屋上です。8時から22時まで開放されている上に入場無料。夜のデートにも使える場所なのです。
オノマトペとは擬声語や擬態語のことで、音にちなんだ遊具が設置されている映えスポットでもあり、子供達の遊び場でもあります。
プリプリ
この音が表現するのはそう・・・カラフルな巻物に腰を掛けて記念撮影!
うとうと
某国民的ゲームに出てきそうなキノコにかけられたハンモックでうとうと。1つだけ毒キノコのようなものも。
あれあれ
なんだかよくわからないあれあれ。
角度を変えてベンチから見ると文字が浮かび上がる。こんなこと言うとあれあれなので小声で言いますが、子供たち含め一番人気のないのがこれでした。
ぼこぼこ
使い方はいまいちわかりません。しかしこれは立山連峰をイメージした作品では!?しかも背景に立山連峰が見えるので座って写真を撮るには良いかも知れません。
ぐるぐる
文字通りぐるぐる回してイスに飛び乗る遊具は富山の回転寿司をイメージしている作品です。もちろん嘘です。
これには童心に帰ってやってみたくなる大人が続出!
ひそひそ
絡まりあった管のどこかとどこかが繋がっている!人間の感情が複雑に絡まり合い、伝えたいことが簡単には伝わらないという人間社会における苦労を表現した作品。という予想をしています。
ライトアップ
夜間はライトアップもされるため、また違った大人向きのムードに変わります。ただし日没後の遊具利用は原則禁止。座るくらいなら大丈夫だと思われますが、ぐるぐるを回すとスピーカーから警備員さんに怒られます。えぇ、知らずにやりましたとも。
屋上から見る環水公園
雲がかかっていますが立山連峰がキレイ。そして環水公園も整備されていてキレイ。
夜の環水公園はライトアップされて幻想的に。写真ではうまく撮れていませんが、この景色を見るデートなら成功率が10%アップでしょう。
以上がざっくりと富山県美術館の無料エリアでした。ファミリーに優しい憩いの空間ということでOKですよね?もちろん1人でも全然気にすることなく行けますって!
観光でもデートでも環水公園とセットでオススメの場所、富山に行くととりあえず行っておきたくなる場所でもあります。
富山県美術館 | |
住所 |
富山県富山市木場町3-20 |
営業時間 |
美術館|9:30~18:00 屋上庭園|8:00~22:00 |
定休日 |
水曜・祝日の翌日・年末年始 ※屋上は12/1~3/15閉鎖 |
所要時間 |
30分~ |
入場料 |
無料(企画展・コレクション展は有料) |
駐車場 |
2時間まで無料・103台 |
公式URL | https://tad-toyama.jp/ |
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