札幌市の大倉山ジャンプ台が2020年春にリニューアルオープンしました。
毎年ワールドカップも行われるスキージャンプ台で、他の地ではなかなか見かけない施設という点からも観光スポットの1つとしていいと思う場所です。リニューアルによってどう変わったのかを良い点も悪い点も含めて書いてみようと思います。
アクセス
直行バス
地下鉄円山公園駅直結の円山バスターミナル ⇔ ジャンプ競技場の直行バス「くらまる号」が30分に1本間隔で運行しています。料金は大人片道210円、時刻表はこちら
夜間無料シャトルバス
17時以降は無料の直行バスが運行されます。時刻表はこちら
タクシー
地下鉄円山公園駅からタクシー利用で約10分、料金1300円前後です。
駐車場
ジャンブ競技場より少し下ったところに無料駐車場も用意されています。バイクなどの二輪用の駐車スペースもあり。
駐車場を利用した場合はそこから少し坂を登り、こちらの斜度30度・長さ34.6mのエスカレーターで上がると競技場です。
ジャンプ競技場の施設
札幌オリンピックミュージアム
冬季オリンピックに関する資料展示、バーチャル競技体験などができる施設です。リニューアルにより最上階の休憩スペースが撤廃され、チケット&ミュージアムショップになりました。
ミュージアムアネックス
お土産売り場&ジンギスカンレストランだった建物を解体&新築でリニューアルし、飲食・休憩の場になりました。1階はアイスなども食べられる「カフェ・ルポ」、2階が創作フランス料理レストラン「ヌーベルプース大倉山」
展望台リフト(2人乗り)
以前は特別日のみの夜間運行でしたが、リニューアルにより夏季は夜間運行が平常となりました。これで夜景を眺めることができる!しかし・・・リニューアルで往復リフト代が500円から1000円へと大幅値上げ!?
片道約5分・全長約280mのリフトで1000円は正直言って高すぎます、500円でも利用者数はそこまでだったのに何を血迷ったのかと思いましたよ。
ミュージアムとのセット券ならば1200円で400円お得になるので、ミュージアムへの誘導を狙っているのでしょうかね?
リフトを使わず徒歩で展望台へ
そこで登山道を歩いて展望台まで行くのはいかがですか?この方法は公式サイトにも明記されておらず、現地に案内板もないので観光客にはほとんど知られていません。
でも実はちゃんと整備された登山道があるんです。片道約500m、15分ほどの道のりです。自分なら1000円払わずに登山します!(500円の時も歩きでしたが)
それでは歩いて登っていきましょう!※登山道は夜間&冬季通行禁止です
- ジャンプ台に向かって右側の道へ
- 山の方へと続くアスファルト歩道を進む
- 分岐にあたるので右の木造階段へ
この分岐で左に行くとどこに着くのか?
ジャンプ競技の観覧席です。斜面に建っているのは審判塔(スタートの指示・距離計測・採点などを行う場所)
横まで行って急斜面のキツさを見ることができますよ。こんなところを飛んで着地するなんて…僕には狂気の沙汰としか思えません。
話を戻しまして展望台へ
-
途中地点からの展望
ちょっとした木道の出っ張りがあるのでそこからも景色を眺められます。
-
約8分で中間休憩ポイントに到着
中間といっても2/3くらい登っているのでゴールはあと少しです。
ベンチもあるのでひと休みも可能、景色は木に遮られているので全然よくありません。
- 最後につづら折りの階段を登り
- 展望台の裏側に到着
ね?楽しかったでしょう?路面もかなり整備されているので歩きやすいですし、ハイキングしている人も結構いますよ。
展望台からの昼の景色
標高307m、自力で登った景色はまた格別だー!
正面に石狩平野、左側には海が展望できます。ジャンプ台のまっすぐ先にあるのは大通り公園とテレビ塔、中央の街中に見えるちょっとの緑が北海道大学でその手前が札幌競馬場。
中央の銀に光る建物が札幌ドーム、右側の高い山が標高531mの藻岩山で頂上が展望台です。夜景を見るならばあそこからがベスト、超おすすめです!
下を覗くとジャンプのスタート位置から到着点までが丸見え。この斜面を滑って飛んで着地って…僕には狂気の沙汰としか思えない(2回目)
ジャンプ台の急さに男性は玉ヒュンしたのでは?おトイレに行きたくなったんじゃありませんか?トイレは展望台の2階、室内展望スペースにありますのでご安心を。ミニカフェもあってソフトクリームなどが食べられますよ。
1階からスタート地点を間近に見ることもできます。この斜度・・・略(3回目)
展望台からの夜景
札幌市民の僕もなかなか機会に恵まれずジャンプ台からの夜景を見るのは今回が初めてでした。リニューアルによってついに実現・・・光り輝く札幌の夜景は思っていた以上に綺麗に見える!
肉眼では写真よりもさらにハッキリと見えます。ジャンプ台自体もライトアップ!
藻岩山との比較で
良い景色なだけにリフト代往復1000円という設定がもったいない。500円のままでより多くの人に見てもらうほうが良かったんじゃないかなー。せめて昼500円・夜700円ならどうでしょう!?
と言うのも同じ札幌夜景スポットの藻岩山展望台は往復2100円、スマホアプリのクーポン利用で1680円、札幌市民ならば1100円という価格設定なんですよ。藻岩山の夜景は抜群ですし設備も整っているのでこの価格差ではちょっと戦えないんじゃないかなー。
と思ったら藻岩山と大倉山って同じ運営会社なんですね、どういう戦略なのやら?
個人的には札幌の観光地として推したいだけに勿体ない!でも景色を眺めるにはオススメの場所であることは違いない!大倉山はもっとお手軽価格にして差別化したらいいじゃんよー札幌市!
大倉山ジャンプ展望台リフト | |
住所 |
北海道札幌市中央区宮の森1274 |
営業時間 |
夏季(GW~10月) / 8:30~21:00 冬季(11~4月) / 9:00~17:00 |
定休日 |
ジャンプ大会・悪天候時など |
料金 |
往復 / 1000円 ミュージアムセット / 1200円 |
駐車場 |
無料 |
公式URL | https://okurayama-jump.jp |
札幌オリンピックミュージアム | |
営業時間 |
夏季 / 9:00~18:00 冬季 / 9:30~17:00 |
定休日 |
月1回程度のメンテナンス |
料金 |
1200円 |
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