新型コロナウイルスの影響もあって最近全国的に増えてきているという食料品の自動販売機。北海道ではバーベキュー用の肉や海鮮、家庭用のラーメンやおかず、アイスやスイーツを販売する冷凍自販機が続々と登場しているようです。
2022/07/01 | Lupicia Ex-Factoryを追加 |
2022/05/19 | 自販機ランドを追加 |
2021/09/05 | なると自販機の情報更新 |
2021/08/31 | 樽前工房五天山店を追加 |
2021/08/09 | 夢工房・コルソ札幌を追加 |
2021/06/14 |
小樽なると・ミートショップ伊藤を追加 |
中華食堂なると軒
若鶏の半身揚げで有名な小樽の「なると」が新たに中華食堂という業態で2021年6月2日にオープンさせた中華食堂なると軒(なると小樽港町店)です。
なると軒と同じ敷地内には数基のコンテナハウスが設置されており、今後様々な店舗が営業を開始していく予定とのこと。この時点ではスープカレー屋の存在が判明。
そのコンテナハウスの中の1つが24時間営業の自動販売機です。
その後進化を遂げ、箱市場という名前がついたようです。
中に入ってみると、広いスペースのど真ん中に自販機が1台のみ!
1台だったものが3ヶ月後には仲間が増えていました。しかし中身はまだない。今後どんなものが販売されるのかが気になります!
メニュー
この自販機に並ぶのは全5種類のなると関連商品。同じなると系列のなると軒が管理しているのかと思いきや、この自販機には関わっていないという店員さんの談です。
※後日、手羽先餃子はカリカリチキンに
- 若鶏半身揚げ 980円
- なるとざんぎ5個 650円
- 手羽先餃子4個 520円 → カリカリチキン4個 520円
- 味付き若鶏冷凍生半身 950円
- 冷凍鶏モモ正肉500g 230円
調理済みと調理前のものがありますが、調理済み商品を買っても冷凍状態で出てくるのですぐには食べられません。もも肉はお店で使っているものと同じ肉でしょうか?100gあたり税込46円ってかなり安い!
購入はタッチパネル式。なぜか日本国旗の隣にイギリス国旗?ちなみに支払いは円の現金のみです。
なると自販機設置箇所
2021年6月3日現在では10箇所だった設置数が3ヶ月後には21箇所にまで拡大されました。小樽、札幌、旭川、美瑛、帯広、苫小牧、函館とかなり広範囲に設置されています。
ミートショップいとう
小樽市銭函の工場地帯にあるミートショップいとうです。最寄り駅は銭函駅ではなく札幌市手稲区のJRほしみ駅。まぁ駅から歩いて買いに来る人はほぼいないでしょうけど。
4台並ぶ自販機のうち肉を販売するのは2台で、なるとの肉自販機と全く同じ機械です。
商品ラインナップ
取り扱い商品を1枚の画像にまとめるとざっとこんな感じです。
- ラムロールスライス500g 1300円
- 薄霜降り馬刺し140g 1900円
- 桜ユッケ150g 2000円
- 牛やわらかミニステーキ350g 800円
- 北海道産交雑牛切れはし500g 1000円
- アメリカ産牛さがり400g 1200円
- 塩こにく540g 1200円
- 合鴨モモスライス240g 1500円
- 豚バラ串14本 1000円
- 激辛ホルモン3種計310g 1600円
- 新琴似ジンギスカン300g 800円
こちらの自販機は登場してまだ日も浅く、珍しさでニュースにもなったためにかなり人が訪れているそうです。1日に数回の補充が必要になるほど売れているんだとか。中でも人気なのは馬刺しらしいですよ。
肉以外の自販機
1台はつゆの自動販売機。全国各地で見かける「だし道楽」のトビウオ入りつゆとは違う焼あごつゆです。
もう1台にはお肉のお供、ジンギスカンのたれと焼肉のたれ。ジンギスカンのタレは伊藤オリジナルのようですが全部売り切れてる~!
ミートショップいとうは工場のみで一般客に小売する販売所はありません。そのため自販機で販売することによって一般客の購入リクエストに応えたそうです。
夢工房 climb
夢工房という菓子製造所によって、日本初の屋外冷凍ケーキ自動販売機が札幌市内に2ヶ所設置されています。
下村速配前
1台は白石区の下村速配という会社前に設置されていました。隣が歯医者さんというのもなかなかシュールな位置関係で、狙ってやっているとしたらすごい。
日本初!商品は全て冷凍で解凍は冷蔵庫にて行う必要があるので注意です。常温で溶かしたらクリームがダルダルになりそうもんね。
商品ラインナップ
並んでいるのはもちろん夢工房の自社製品。夢工房自体は飲食店などの業者からのOEM(受託加工・製造)を行っている工房だそうで、そうなると味も期待できる?この日は猛暑で冷蔵設備がなかったため購入は見送りましたが、今度食べてみようと思います。
価格は全品500円
- ミルクロール2個 500円
- 香ばしいみそロール2個 500円
- フルーツロール2個 500円
- いちごロール2個 500円
- カタラーナ 500円
夢工房の工場前
もう1台は2021年8月より移転先となった厚別区の製造工場前に設置されています。(下写真は2021年7月に撮影した移転前の白石工場)
商品ラインナップ
こちらは下村速配前の商品+ケーキの切れ端という品揃え!どんな内容なのかは買ってからのお楽しみだそうですが、工場直売っぽくてこれはポチッとしたくなります。
だが切れ端だけ売り切れ!
調べてみると切れ端の売り切れは人気だそうで、製造量も不確定なために売り切れがよくあるそうです。買えたらラッキーくらいなのですかね。
CORSO Sapporo
札幌市手稲区の国道5号線沿いを走行時に見つけた「24時間・BBQ・食品自動販売機」と書かれたのぼり。
ここは道内最大級の品揃えを誇る釣り具とアウトドアグッズショップのコルソ札幌です。その入口の前に設置されている2台の自動販売機。これはアウトドアと食品の相乗効果狙いですね?
ラーメン自販機などでも急速に設置台数が伸びている「ど冷えもん(どひえもん)」です。これは完全に「どれいもん」狙い、どこでもドアを出すあの青い彼にあやかったネーミングですね?確かに便利を提供という点では共通しています。
商品ラインナップ
ここの自販機は北海道各地の飲食店や加工会社から商品を集めてきたラインナップ。
- よしやすぶたまん2種セット 600円
- よしやすザンタレセット 600円
- 蝦夷屋肉肉ぎょうざ20個 1000円
- 牛丼&豚丼2食セット 500円
- もち米の里ふうれんクリーム大福6個 1400円
- ホッケスティック220g 1000円
- 北からの贈り物アイス4個セット 1000円
- 北の海鮮炙りノアの箱舟 ホタテ340g 1800円
- 蝦夷屋やみつきジンギスカン400g 1200円
- 青つぶ炉端焼き250g 1000円
- 味噌ジンギスカン350g 1000円
- アンガスビーフステーキ250g 2000円
- 菊脂大トロ豚ホルモン220g 500円
- 北海道産鶏もも串6本 700円
- 知床どりつくね串6本 700円
幅広い商品構成ですが、全体的にブランド感のある商品を揃えているために価格はそこそこする感じです。
樽前工房 五天山店
苫小牧に本社を置く食肉加工場の札幌2店舗となる直売店「樽前工房 五天山店」です。
ここに自社の加工肉を販売する自動販売機が設置されたのが2021年8月。「札幌初の!!」とありますが、corso札幌に自販機が設置されたのは7月。正しくはここが札幌初ではありません。「肉のみの」ということであれば札幌初かも?
商品ラインナップ
この2021年8月時点でのラインナップは以下の通りです。
- ラムステーキ150g×3枚 1080円
- 馬刺し200g 1500円
- ビーフハンバーグ140g×4個
- 豚ホルモン500g 540円
- つくね串8本 540円
価格は店頭で購入するのと同価格です。しかし、樽前工房の1番人気商品「厚切りジンギスカン」がないのはなぜ!?近くにある五天山公園でのバーベキュー客を狙った出店だと思われるので、公園施設の再開後にはジンギスカンに入れ替わると予想しています。
◆樽前工房の詳細ついてはこちらをご覧ください◆
自販機ランド
2022年1月に札幌市白石区に誕生した24時間営業のフード自販機専門店です。
商品ラインナップ
冷凍(ラーメン・肉・魚・スイーツ・アイスバーなど)に加えて昆虫食も!設置自販機を増台させられるスペースはあるので今後さらに発展していくかもしれません。
◆自販機ランドの詳細についてはこちらをご覧ください◆
Lupicia Ex-Factory
全国展開している紅茶のLUPICIAですが、本社を東京からニセコに移転させたのは2020年のこと。その後、道の駅ニセコビュープラザの前に工場直売店をオープン。店舗前には自販機が3台設置されています。
商品ラインナップ
並んでいるのはお茶専門店のカップアイスクリーム、お茶専門店のスコーン、カレーやハンバーグなどの食事系です。ここの特徴は直売店ならではの価格設定。自販機なのに通常販売価格の約3割引となっています。一例としては…
- ロイヤルミルクティーアイス各種 360円→260円
- スコーン各種 400円→280円
- ルーローハン 480円→330円
- バターチキンカレー 900→630円
店内にもお得なスイーツやお弁当など、地元食材を意識した魅力的なものが色々と!例えばパエリア具材たっぷりでかなり美味しい、なのに500円!さらにタイムセールなら300円という大当たりでした。
◆詳細についてはこちらもご覧ください◆
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