2024年 · 2024/04/02

三井寺｜比叡山とも争った屈指の名刹は桜も美しい！夜桜ライトアップも【滋賀観光スポット】

滋賀県大津市にある三井寺は見応えたっぷりの大容量スポット！滋賀県の寺社仏閣では比叡山と肩を並べるのではと思えるほど、桜の頃はさらなりです。

三井寺（長等山園城寺）

三井寺の正式名称は「長等山園城寺（おんじょうじ）」といい、天台寺門宗の総本山。その歴史は平安時代から1100年以上という古刹なのです。

全体案内図と所要時間

三井寺の境内は広い！

軽く回るだけでも1km以上歩くことになります。所要時間はざっくりコースで60分、じっくりコースだと120分は見込んだほうがよいでしょう。

仁王門（大門）

三井寺中院の表門にあたるこの仁王門は室町時代に建立されたもの。元々は湖南市にあったものが秀吉によって伏見へ、さらに家康によって現在の三井寺へと移されました。

金堂

仁王門前からまっすぐ金堂へと続く道がすでにカッコいい。

現在の金堂は豊臣秀吉の正室北政所によって再建されたもので国宝です。屋根の反りがなんともカッコいい！

金堂から見る庭園の桜も綺麗なり。

鐘楼（三井の晩鐘）

四方を囲われた鐘とそこから外にはみ出した橦木（鐘を撞く木）。この珍しい形状をした鐘楼はなんと近江八景の１つ。

鐘撞きは１回300円ですが、鐘楼の中に入れるという特権付。

閼伽井屋（三井の霊泉）

園城寺が三井寺と呼ばれるのはこの三井の霊泉に由来します。天智・天武・持統天皇の三帝が誕生した際に御産湯として用いられたために御井の寺と呼ばれ、後に三井寺に。

格子の中を覗いてみると今でも水が湧いているのが確認できますよ。

霊鐘堂（弁慶鐘）

三井寺と比叡山が争った際に弁慶が三井寺から奪ったという鐘がここに。

その際に弁慶が比叡山の上まで引きずり上げたので弁慶の引き摺り鐘との呼び名も。

鐘をよく見ると…引きずった後と突起が削れている！？

三井寺鐘みくじの引き方は『紙みくじを引く → 水につける → 浮かび上がった番号のおみくじを頂く』とエンタメ要素あり。

一切経蔵

仏教の全ての経典を収めるためのお堂が一切経蔵。

内部には八角形の回転式輪蔵が設置されていて、この引き出し１つ１つにお経が収蔵されています。これは回っているところも見てみたい！

三重塔

豊臣秀吉によって伏見城に移築された塔を、慶長五年に徳川家康が三井寺へ寄進した三重塔。やはり桜との相性はバッチリ！

大きさはそこまでですが、形状は美しく絵になる存在。

三方向の桜

下の写真に記した現在地から1～3の方向を見てみるとどんな桜が？

①金堂の方向

②三重塔の方向

③村雲橋の方向

どの方向にも綺麗に桜が咲いていて見とれてしまう良い景色。ここでは是非足を止めてもらいたい桜鑑賞ポイントです。

微妙寺と文化財収蔵庫

微妙寺という変わった名前のお寺は確かに微妙に小さい。

文化収蔵庫の宝物拝観は別途300円ちゃりーん。

力軒（弁慶力餅）

ここまで結構歩いたので茶屋で休憩でもしますか？

有名な三井寺力餅とは別のようですが「きなこ餅２串＋ほうじ茶」で300円。

観音堂

階段を登り、観音堂などのお堂が集まる他より小高いエリアへ。

観音堂は西国三十三箇所観音霊場の第十四番礼所でもあーるのです。

観月舞台

斜面に足場を組んで建てられた味のある舞台。眼下には琵琶湖疏水を発見！桜の時期には観月舞台からの桜景色を眺められる特別拝観も実施。

琵琶湖を展望

階段上からの景色がこれまた良い！境内の奥に広がる大津市街地や比叡山、琵琶湖も見渡せる！

春のライトアップ

ご覧頂いたとおりの桜の名所である三井寺では春のライトアップイベントが行われ、夜桜を鑑賞することができます。境内に咲き乱れる千本を越えるソメイヨシノや山桜、しだれ桜が鮮やかにライトアップされ、特に参道沿いの桜並木は圧巻とのこと。

期間	2024年3月22日(金) ～4月14日(日)
時間	18:00−21:30（21:00受付終了）
料金	大人1000円 / 小中高生500円

冒頭の繰り返しになりますが、三井寺散策は見ごたえたっぷり！桜の時期はさらに見応え抜群！桜を抜きにしても滋賀県で一番美しい寺院が三井寺なのでは？と思えるほどの素晴らしい場所なので皆さんも是非！

三井寺
住所	滋賀県大津市園城寺町246
営業時間	8:00～17:00
定休日	年中無休
料金	600円
所要時間	60分～120分
駐車場	普通車500円
公式URL	https://miidera1200.jp